光文社新書のおすすめの本を紹介します。シリーズで1200冊近く発行されています。30代の男性をメインターゲットに想定しているそうですが、かなり広い幅の読者層を受け入れているようにも思います。その道の一流や専門家によって、現場で使える「正しい知識」「合理的な考え」「本物の知」を提供してくれます。
写真の出典 kimtoruさんによるPhotoACからの写真
光文社新書の概要は次のとおりです。
- 2001年(平成13年)10月に創刊された総合出版社「光文社」が発行する新書。2021年10月17日に創刊20周年を迎えています。
- キャッチコピーは「知は、現場にある」です。
- ロングセラーには、「わかったつもり 読解力がつかない本当の原因」(2005年、西林克彦著)、「文章は接続詞で決まる」(2008年、石黒圭著)、「ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験」(2010年、大鐘良一・ 小原健右共著)、「辞書を編む」(2013年、飯間浩明著)、「昆虫はすごい」(2014年、丸山宗利著)、「目の見えない人は世界をどう見ているのか」(2015年、伊藤亜紗著)、「バッタを倒しにアフリカへ」(2017年、前野ウルド浩太郎著)、「愛着障害 子ども時代を引きずる人々」(2017年、岡田尊司著)といったものがあります。
光文社新書の人気の6冊を紹介します。以下、内容を本ごとにまとめています。
1冊目
世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」 (光文社新書) 新書
著者:山口周 発売日:2017/7
概要
グローバル企業が世界的に著名なアートスクールに幹部候補を送り込む、あるいはニューヨークやロンドンの知的専門職が、早朝のギャラリートークに参加するのは、こけおどしの教養を身につけるためではありません。彼らは極めて功利的な目的で「美意識」を鍛えているのです。
もはや論理的思考・MBAでは戦えない……。「直感」と「感性」の時代。
組織開発・リーダー育成を専門とするコーン・フェリー・ヘイグループのパートナーによる、複雑化・不安定化したビジネス社会で勝つための画期的な論考。
おすすめ点!
「サイエンス重視の意思決定」では、今日のように複雑で不安定な世界においてビジネスのかじ取りをすることはできません。
こんな方におすすめ!
「美意識」を鍛えビジネスに生かすえる画期的な論考を学びたい方へ!
▼Amazonでの詳細はこちら!
世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」 (光文社新書)
▼楽天ブックスでの詳細はこちら!
世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」 [ 山口周 ]
著者:山口周 本の書式:新書 定価:836円
2冊目
メタバースとは何か ネット上の「もう一つの世界」 (光文社新書) 新書
著者:岡嶋裕史 発売日:2022/1
概要
世界に冠たるテックジャイアントの一角、フェイスブックがその社名を「メタ(Meta)」(正式にはメタ・プラットフォームズ)に変更したことで、一般にも広く知られるようになったメタバース。それはいったい何か?
世界に冠たるテックジャイアントの一角、フェイスブックがその社名を「メタ(Meta)」(正式にはメタ・プラットフォームズ)に変更したことで、一般にも広く知られるようになったメタバース。それはいったい何か?
おすすめ点!
フェイスブックはなぜ「メタ(Meta)」に社名変更したのか? 話題の「メタバース」の基礎から未来の可能性までを語る。
こんな方におすすめ!
メタバースとは何かを知りたい方へ!
▼Amazonでの詳細はこちら!
メタバースとは何か~ネット上の「もう一つの世界」~ (光文社新書)
▼楽天ブックスでの詳細はこちら!
メタバースとは何か ネット上の「もう一つの世界」 (光文社新書) [ 岡嶋裕史 ]
著者:岡嶋裕史 本の書式:新書 定価:902円
3冊目
未来は決まっており、自分の意志など存在しない。 心理学的決定論 (光文社新書) 新書
著者:妹尾武治 発売日:2021/3
概要
心理学、生理学、脳科学、量子論、人工知能、仏教、哲学、アート、文学、サブカルを横断し、世界の秘密に挑む。
異なるアプローチ方法によっても、たどり着く到達点は常に同じだった。それは、われわれの自由意志は錯覚であり、幻想であるという事実だ。われわれの行動は全て事前に決まっている。環境と自己との相互作用による脳の働きによって、必然的で不可避な一つの行動に、われわれは導かれる。
われわれは神の操り人形であるが、その神とは自分自身と世界(外界)との相互作用のことなのである。
おすすめ点!
ものすごくつらいことがあっても「もうこれが起こることは事前に決まっていたのだ」と思えば、少し心が軽くなる気がする。
こんな方におすすめ!
気鋭の心理学者による“トンデモ本"を読みたい方へ!
▼Amazonでの詳細はこちら!
未来は決まっており、自分の意志など存在しない。~心理学的決定論~ (光文社新書)
▼楽天ブックスでの詳細はこちら!
未来は決まっており、自分の意志など存在しない。 心理学的決定論 (光文社新書) [ 妹尾武治 ]
著者:妹尾武治 本の書式:新書 定価:990円
4冊目
保健所の「コロナ戦記」TOKYO2020‐2021 (光文社新書) 新書
著者:関なおみ 発売日:2021/12
概要
2020年1月23日深夜から、東京は戦争状態に突入した。そしてその2020年から2021年にかけて、保健所と東京都庁の感染症対策部門の課長として新型コロナ対策の第一線に立ち、指揮を執り続けた公衆衛生医師がいた。ミッションはただ一つ、つぶれないこと。戦場にたとえていうならば、とにかく生き延びることである。
本書は、メモ魔・手紙魔で、日記を書かないと眠れず、読むことより書くことに依存している「活字中毒者」である公衆衛生医師が、未曽有の事態の中で経験したことを、後世に伝えるためにつぶさに記録したものである。
おすすめ点!
保健所・都庁でCOVID-19対策の最前線に立ち続けた公衆衛生医師の壮絶な記録。
こんな方におすすめ!
新型コロナと戦う公衆衛生医師の壮絶な記録を読みたい方へ!
▼Amazonでの詳細はこちら!
保健所の「コロナ戦記」TOKYO2020‐2021 (光文社新書)
▼楽天ブックスでの詳細はこちら!
保健所の「コロナ戦記」TOKYO2020-2021 (光文社新書) [ 関なおみ ]
著者:関なおみ 本の書式:新書 定価:1,210円
5冊目
田舎はいやらしい 地域活性化は本当に必要か? (光文社新書) 新書
著者:花房尚作 発売日:2022/1
概要
偏狭、不自由、窮屈、稚拙……。現状維持という名のゆるやかな後退――。これは日本の問題だ!
「地域活性化は正しい」――これは都会に住む者の勝手な思い込みではないか?内気は致命的なのか。共感必至の新感覚エッセイ。
過疎地域に12年住んだ著者が、調査やインタビューをもとに過疎地域の〝本音と建前〟を鋭く描き出した意欲作。
おすすめ点!
過疎地域の人たちについての研究を進め、過疎地域の活性化は本当に必要なのか、今一度考えてみた本。
こんな方におすすめ!
過疎地域の本音と建前を鋭く描き出した新感覚エッセイを読みたい方へ!
▼Amazonでの詳細はこちら!
田舎はいやらしい~地域活性化は本当に必要か?~ (光文社新書)
▼楽天ブックスでの詳細はこちら!
田舎はいやらしい 地域活性化は本当に必要か? (光文社新書) [ 花房尚作 ]
著者:花房尚作 本の書式:新書 定価:990円
6冊目
ヘーゲル哲学に学ぶ考え抜く力 (光文社新書) 新書
著者:川瀬和也 発売日:2022/1
概要
本書の目標は、十九世紀ドイツの大哲学者・ヘーゲルの哲学を通じて、読者の皆さんが「考え抜く」ことの重要性を実感し、その経験値を積んでいくことだ。「考え抜く力」は哲学の基本スキルである一方、これからのビジネスに欠かせない実践的スキルでもある。そして、考え抜くために必要なのは「結論が出ない苦しみに辛抱強く耐える」能力だ。
本書では「生き方」「学問」「存在」「本質」「認識」「歴史」という六つのテーマに則してヘーゲルがいかにして「考え抜く」ことを成し遂げたかを見る。この思考を通じ、真に新たな価値を創造できる、人生一〇〇年時代の社会人力を身につけることができるはずである。
おすすめ点!
本書に「正解」は書いていない。大ごとなのは、安易な結論に飛びつかず、ギリギリまで考え続けること。
こんな方におすすめ!
新進気鋭のヘーゲル研究者による実践的哲学書を読みたい方へ!
▼Amazonでの詳細はこちら!
▼楽天ブックスでの詳細はこちら!
ヘーゲル哲学に学ぶ考え抜く力 (光文社新書) [ 川瀬和也 ]
著者:川瀬和也 本の書式:新書 定価:990円
光文社新書のタイトルを見るだけで、どのような情報が話題になっていて必要とされているのか分かるように思います。分野は、ビジネスの狭い範囲に限らず、歴史、美術、文学、スポーツ、化学、医療、政治、時事など多岐にわたっています。
今回は、光文社新書のおすすめ本を紹介しました。もし、自分に合った本があったら、手に取ってみてください。本好きおじさんからの紹介コーナーでした。じゃあ、また!
その他のおすすめ本