直向きな愛を
捧いでくれる - - - あなた ✨
そのあなたに - - -
あるものを見せる時が - - -
来たのかもしれない
あなたは - - -
旅館の窓から
川の流れを - - - 眺めていた ✨
俺の気持ちは
分かっているだろう?
君のことを愛している ✨
真剣なんだ ✨
君の気持ちを聴かせてほしい
私も - - - あなたが好きよ ✨
でも - - - あなたは - - -
きっと - - - 後悔するわ
後悔なんかしやしない
君がいれば - - - ✨
君さえいれば - - - ✨
それじゃ - - - 灯りを消して
そして - - - 眼を瞑っていて - - -
用意ができた
私は - - - 彼を呼んだ
灯りをつけて
眼を開けても - - -
いいわよ
眼を大きく見開いて
良く見て頂戴 - - -
美しい
着物の下に隠された
この - - - 醜い姿を - - -
これが - - - 本当の私なのよ
あのひとの - - -
あっ - - - という叫び声が聴こえた
私の脳裏に - - -
あの - - - 爆風と
きのこ雲
そして - - - あの恐ろしい
黒い雨 - - - の記憶が - - -
甦る - - -
潮が引いて
石ころが - - - 剥き出しになった
あの川に - - -
15歳の
この私も - - - いたのだ - - -
17年経って
あなたに - - - 巡り逢って ✨
この - - - ぼろぼろの石と - - -
この - - - 胸に負った
私という女を - - - 痛め続ける
深く - - -
鋭い傷を - - -
愛する
あなたに - - -
見せることに - - -
なるなんて - - -
続く - - - ✨
甘いロマンスと
辛い記憶
この二つの相反する対比を
書いていくことで - - -
この映画に込められた
メッセージが
伝わればと考えています ✨
物語は
いよいよ大詰めを迎えます
次回も - - - お楽しみに - - - ✨