広島には
その夜 遅くに着いた ✨
ホテルのベッドに
横たわっていると - - -
秋子の
あの - - - 甘い笑顔が
脳裏に浮かぶ ✨
美しく結われた黒髪 ✨
白く透き通るような
繊細な頸が - - -
日傘の下で
揺れている - - - ✨
縁側の簾に干された
俺の白いワイシャツ ✨
手拭いを絞る
愛らしい手 ✨
そっと 微笑む
優しい眼差し ✨
扇風機のカタコトという音が
やがて - - - 遠くなり - - -
畳の上で
いつの間にか - - - 眠りについた ✨
広島に帰る
列車のなかでも
秋子は - - - 終始 微笑んでいた ✨
俺といると
幸せだと言って - - - ✨
明日は - - -
東京に
帰らなければならない日だが
君と - - - このまま別れたくない
君のことを - - - もっと知りたいんだよ ✨
広島に帰る
列車のなかで
秋子に - - - そう言った時
私は - - -
今のままで 幸せだから
このままでいいのよ - - - と
何も見えない
窓の外の景色を見つめていた
その横顔が - - -
とても - - - 哀しそうに映った - - -
目眩がすると言って
辛そうにしていた時
俺が側にいて
守ってやりたい - - - と思った ✨
最後に
俺の手を握って
見えなくなるまで
手を振る
健気な秋子 - - - ✨
やはり - - -
このまま 別れることはできない
もう一日だけ
広島にいよう - - - ✨
彼女の
あの笑顔を
想い浮かべながら - - - ✨
やがて - - -
深い眠りについた - - - ✨
続く - - - ✨
好きになった
女性のことを
想い浮かべながら
眠りにつく
このシーン
素敵ですねぇ〜 ✨
田宮二郎さん
格好いいですよね - - - ✨