國光客運 台北車站(国光客運台北駅前バスターミナル・桃園国際空港行きバス乗り場) | 世界バス轉運站 -アジアの交通総合ブログ-

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今回は國光客運の新しいバスターミナルについて紹介します。

 

 

國光客運の台北駅前のバスターミナルは台北西站A棟及びB棟が閉鎖された事で、中長距離路線は台北轉運站(台北高速バスターミナル)へ、短距離路線は台北駅路上のバス停へと乗り場が変更されました。

その後、春節後頃に台北駅前に短距離路線用の新しいバスターミナル「國光客運台北車站」が完成。一部の短距離路線がこちらからの発着へと変更されました。

今回はこちらの國光客運台北車站について紹介していきたいと思います。

國光客運台北車站は台鐵及び台湾高鐵台北駅の東三門から徒歩すぐの場所に位置し、MRT台北駅からもM2出口よりエレベーターにてアクセスできるため、大きな荷物を持っていても安心です。

 

 

建物内に入っていくと、座って待つことのできる待合スペースや行き先ごとに分かれた乗車位置が確認できます。冷房も入っていますので、バスを待つ間はとても快適な環境で過ごすことができます。

 

 

切符を販売する自動券売機は今のところは準備中で、乗車券類の取り扱いは全て窓口で行われています。窓口は24時間営業で、早朝深夜に桃園空港へ出発する際にも営業しています。

國光客運では日本のウィラートラベルと提携し、日本語案内の充実を進めています。切符売り場にも多くの日本語案内表示があり、日本語の路線案内パンフレットが用意されていました。

 

 

ICカードの取り扱いもとても充実しています。國光客運台北車站には悠遊カードの新規購入及びチャージをすることができる自動券売機が設置されています。

また、電子回数券の販売開始に伴い窓口でも悠遊カードの各種取り扱いが開始されており、窓口でも悠遊カードの新規購入やチャージ、カードの返却などが行えるようになりました。

なお、現在販売されている悠遊カードは100元での買取式のため、返却してもカード代は戻らず、残高のみの返金となってしまいますのでご注意ください。

 

 

國光客運台北車站にはコンビニエンスストアの「Hi-Life(萊爾富)」とドリンクスタンドが一軒入居しています。

「Hi-Life」では悠遊カード及びiPASSカード(一卡通)のチャージを行うことができます。iPASSカードは國光客運の窓口ではチャージができませんのでこちらを利用する形になります。

 

 

それでは國光客運台北車站から発車している路線を紹介していきます。

まずは基隆行きの1813路。1番乗り場からの発車となります。

本数は引き続き10~15分程度の高頻度運行を実施していますが、朝夕を中心にとても利用者が多く、1台逃さなければならないこともあります。早めに並んで待つことをおすすめします。

基本は40人強が乗車できる4列シート車を使用しての運行で、トイレの設備はないか、或いは使用停止となっています。

 

 

私が訪問した日は日曜日で特に利用者が多く、基隆行きには貸切車両も増便で充当されていました。

貸切車両での運行時でもICカードの利用は可能で、乗り場にある可搬式リーダーにカードをかざして乗車します。このリーダーには台北→基隆間の運賃が乗車時に全て差し引かれるように設定されているようです。なお、通常の高速バス車両では乗車時と降車時に車両側のカードリーダーにタッチします。

 

 

2番乗り場からは桃園機場(桃園国際空港)行きの1819路が発車しています。

引き続き24時間運行で10~20分間隔程度で走っていますが、とても利用者が多いので早めの到着をおすすめします。また、早朝深夜は30分程度運行がない時間もありますのでご注意ください。

基本は4列シート車による運行ですが、早朝深夜の便は中長距離高速バスの間合い運用でトイレ付3列シート車両が充当されることがあります。

 

 

3番乗り場からは金青中心(金山青年活動中心)、法鼓山行きの1815路が発車しています。

この路線は市府轉運站などを経由した後、高速道路を通り大武崙、武聖街、金山站、金青中心などに停車して終点の法鼓山へと向かいます。

金青中心止めの便が10~20分おきに運行と比較的多く、終点の法鼓山まで向かう便はあまり多くありませんので、時刻表などを確認することをおすすめします。こちらも4列シート車両での運行です。

 

國光客運台北車站は以前の台北西站よりも台北駅からの距離が近くなりましたので、短距離高速バスの利便性については向上したと感じられる面もありました。

桃園国際空港行きの1819路もこちらから運行されていますので、桃園空港へアクセスする際は引き続き高速バスも便利に利用できると思います。

 

國光客運の短距離高速バスについては、このほかにも台北車站(北一門)という乗り場も存在していますので、こちらについても改めて紹介したいと思います。