三菱化学、ハイブリッド車用リチウムイオン電池材料を量産
三菱化学は27日、2009年以降の発売が見込まれる次世代ハイブリッド車向けのリチウムイオン電池に使う主要材料を2009年秋から量産すると発表した。20億円を投じて水島事業所(岡山県倉敷市)に年産600トンの設備を導入、「正極材」と呼ぶ材料を生産する。旭化成や住友化学も部材の一つである「セパレーター」の生産を拡大しており、ハイブリッド車用市場を巡る素材各社の競争が激しくなっている。
次世代ハイブリッド車には現在主流のニッケル水素電池に代わり、性能に優れるリチウムイオン二次電池が採用される見通し。独ダイムラーやトヨタ自動車などは09年以降、同電池を搭載した車を投入する方針だ。
リチウムイオン電池は正極材と負極材、電解液、セパレーターなど4つの主要部材で構成する。三菱化学は自動車を円滑に駆動させるため高出力を短時間で得られるよう機能を強化した正極材を量産。同社は今後1、2年でセパレーターも事業化し、電池関連部材で1000億円以上の売り上げを目指す。
出典:日本経済新聞
花王、ライン洗浄時間を半減できる飲料充填用洗剤開発
花王は27日、従来の約半分の時間で飲料充填ラインを洗浄できる洗浄剤「クリアロンKT」を開発したと発表した。ラインの洗浄では、配管やタンクなどの樹脂製パッキンに浸透した香料の除去に数時間以上かかることが課題だった。同社は香料をよく溶かす溶剤を界面活性剤で乳化して洗浄液に配合することで残香性の問題を解決した。同社では飲料の生産性向上に役立つとしている。
洗浄剤の成分にはパッキンと一定の親和性を持つ炭化水素系溶剤と、80度Cのアルカリまたは酸性の洗浄液中で溶剤を自己乳化させる非イオン性界面活性剤を採用。洗浄液中で微粒子化した溶剤が、パッキン表面への付着から香料の溶出、パッキン表面からの離脱までを繰り返し、速やかに香料を除去する。実際のラインで試用し、残香が消えるまでのすすぎ工程の時間を従来の半分に短縮できることを確認した。子会社の花王プロフェッショナル・サービスが販売を担う。
出典:日刊工業新聞
マツダ、北京モーターショーに新型「Mazda6」「マツダ大気」など出展
マツダは、2008年4月20日から中国・北京市で開催される「2008年北京国際モーターショー(2008 Beijing International Automobile Exhibition)」(一般公開は4月22~28日)に、中国で発売予定の新型「Mazda6」(日本名:マツダアテンザ)と、デザインコンセプトカー「マツダ大気(たいき)」を出展する。両車種とも中国初公開。
Mazda6は、左ハンドルの欧州仕様車を展示。中国仕様車の詳細および中国市場での販売時期、価格などは未定。マツダ大気は、デザインコンセプトカー「Nagare」シリーズの第4弾。次世代ロータリーエンジンを搭載した未来のスポーツカーを表現したという。
また、水素ロータリーエンジンと電気モーターを搭載した「Mazda5(日本名:マツダプレマシー) ハイドロジェンREハイブリッド」や環境安全の将来技術関連の展示を行う。このほか、新型「Mazda RX-8」など計9車種16台を展示する。
出典:日経トレンディネット
北京モーターショー出展概要を発表
3月26日、マツダは4月20日から4月28日まで中国北京市で開催される北京国際モーターショーにおける出展概要を発表。今回、同社は中国初公開となる新型『Mazda6(日本名:マツダアテンザ)』(欧州仕様車)と、Nagareシリーズのデザインコンセプトカー第4弾となる『マツダ大気』を出品する。また水素ロータリーエンジンを搭載した新型『Mazda5(日本名:マツダプレマシー)ハイドロジェンREハイブリッド』や、環境安全の将来技術に関する展示を行なう予定。
出典:モーターマガジン
上 手前みそ 食文化伝え安全守る
横手市中央町の会社社長多賀糸敏雄さん(64)は2月、自宅物置のすみで、大きな古い木製のみそ樽(だる)を見つけた。中には3分の1ほどみそが残っていた。「お前が高校を卒業した年のみそだよ」。母は1962年に漬けたみそだと覚えていた。みそは真っ黒に変色し、甘みを含んだ豆の風味は衰えていた。だが、口に運ぶと濃厚なコクとうまみが広がった。46年前からゆっくりと発酵を続けたみそは、実に半世紀近くにわたって生きていた。
「何十年も前に作ったみそが今も味わえるなんて、ほかの食材では考えられない。横手には古くから伝わるそんな食文化が根付いている」。興奮気味に話す多賀糸さん。若いころ、当たり前のように食卓に並べられた母手製のみそ漬けを思い出し、このみそにキュウリやニンジンを漬け、ご飯のお供にしている。
冬の間、深い雪に覆われる横手盆地。雪解けが進み、白鳥たちがシベリアへ旅立つこの時期、横手市黒川の佐藤寿信さん(54)は麹(こうじ)作りの準備に取りかかる。
看板こそ掛かってないが、「黒川の麹(こうじ)屋」と言えば佐藤さん。4月になれば、近くの農家からコメや大豆が次々と持ち込まれ、みそ作りの依頼は、毎年、300件に上る。「コメ1斗、豆1斗」。そんな各家庭オリジナルのレシピも添えられる。
秋田経済研究所(秋田市)が1990年にまとめたリポートによると、県内では4割近くがみそを自宅で作り、約3割は麹屋などに委託。こうして作られた「手前みそ」は、まさに自慢の味。日々の食卓に欠かせないみそ汁や漬物だけに、慣れ親しんだ味をそう簡単には手放せない。
横手市内には、製麹(せいきく)組合が解散した89年当時、29軒の麹屋があった。後継者不足で経営をあきらめる業者も少なくないが、手前みそにこだわる地元住民の要望に応えようと、佐藤さんのような“看板のない麹屋”は今も市内に20軒近く残る。
麹作りには4日間かかる。研いだ米を半日水に浸して蒸す。種麹をまぶして平たい箱に入れ、「室(むろ)」と呼ばれる麹を作る専用の小部屋に移す。ストーブで30度超に保ったまま3日間発酵させると、麹が完成する。みそを作る場合はさらに、煮た大豆に麹と塩を混ぜて発酵。常温で半年以上ねかせると、雪がちらつく11月ごろには、ふっくらとしたみその香りが立ち始める。
酵母菌に素材を委ねることでうまみを引き出す発酵食品。時間がかかることに疑問を持つことなく、依頼者は1年分のみそをまとめて購入する。
佐藤さんは発酵の未来に期待を込めて言う。
「多少値が張っても、安全でおいしいものが欲しいという都会の人からの注文もある。古くから地域に伝わる食文化を守ることで、食の安全を守ることにもなる」
麹は、コメが豊富に取れる秋田県を代表する食文化だ。コメを食べるだけでなく、麹にしてみそを作り、収穫した野菜を漬物にして保存した。雪に覆われる農閑期には酒造りが盛んになった。29、30日に横手市赤坂の秋田ふるさと村で開かれる「全国発酵食品サミット」を前に、地域に根付く発酵文化を探ってみたい。
21世紀は発酵の世紀 小泉武夫・東京農大教授(発酵学)
横手市には古くからの造り酒屋や漬物屋が残り、家庭でも当たり前のように納豆汁などが伝わってきた。発酵食品を生かした生活の知恵が多く残っており、生産者も加工業者も発酵文化を守ろうという意識が高い。
20世紀は、科学技術が発達し、環境、健康、食糧不足、エネルギーなどの問題が噴出した。21世紀に入って直面しているこれらの問題に対し、地球と人間に優しい発酵の力で解決する「FT(Fermentation Technology、発酵技術)革命」を提唱している。21世紀は「発酵の世紀」になるだろう。
生ゴミは、発酵させれば堆肥(たいひ)になるため、焼却処分するより環境に優しい。発酵食品は体にいいとされているだけでなく、がん細胞の増殖を防ぐ微生物の研究も行われている。将来、発酵の力で特効薬の開発も期待できる。
発酵が食料危機を救う可能性もある。落ち葉の繊維を微生物が分解すると、人間に不可欠なブドウ糖を作ることができる。食糧難で穀物が不足したら、発酵の力で栄養分を摂取できる。
また、水を発酵させる細菌の研究が進められている。水素と酸素に分解する際に生じるエネルギーは、有害な成分を含まないクリーンエネルギーである。
出典:読売新聞
60年の歴史に幕を下ろす麻布十番温泉。最後の入浴チャンス
2008年3月31日、都会のど真ん中にある名物温泉、「麻布十番温泉」が約60年の歴史に幕を下ろし静かに姿を消す。施設の老朽化や、従業員の高齢化、客足が最盛期の3割ほどに減ったことなどを理由に3月いっぱいで廃業することが決まったのだ。
1949年に開業した「麻布十番温泉」は、戦後、間もなく空襲で被害を受けた銭湯を、現在の経営者である平岡久枝さんの父親が買い取り、そもそもは銭湯としてスタートした。ところが、戦後の水道事情の悪さと水不足に困り果て井戸を掘っているうちに、地下500メートルから偶然にも温泉が湧き出した。
まさに災い転じて福と成す。平岡さんの父親は、広さ45畳の宴会場にもなる大広間を設けて温泉施設として営業。それ以来、六本木にも程近い気軽に入れる天然温泉として周辺の住民だけでなく、近隣のビジネスマンにも親しまれてきた。また、都心にありながら下町風情を残す麻布十番の名物スポットともなり、テレビ番組などの収録にも頻繁に使われた。
残りわずかとなった名物湯を訪れると、開店時間の午前11時から、常連らしき年配のお客さん数人が湯を楽しんでいた。
浴室スペースはお世辞にも広いとは言えない。浴槽などは4、5人も入れば一杯になってしまうほどである。しかし、その浴槽の湯が独特である。「黒湯」とも呼ばれる、濃い褐色の温泉で泉質は重曹泉。塩化ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、マグネシウムなどが含まれている。
身体を湯に沈めようとしてまたビックリ。相当に熱い。湯温計を見ると摂氏46度を指している。だが、ゆっくりと浸かると、肌を刺すような湯の刺激がなんとも心地よい。湯から出た後は、身体の芯から温まり、肌もツルツルとしていた。
長い年月が作り出した雰囲気にひたる
すっかり身体が温まった後は、舞台もある畳敷きの大広間でしばし休憩。田舎の温泉宿を思わせる年季の入った飴色の天井、古めのカラオケセットなどに囲まれたレトロ感あふれる空間。ごろりと寝転んでいると、六本木ヒルズまで歩いて10分もかからない東京の中心部にいることが、まるで嘘のようだ。
都内に次々と登場する温泉レジャー施設でも、この歳月が作り出す深い味わいは、再現することはできない。
残念ながら、この雰囲気を体験できるのも残りわずか1週間弱。廃業を惜しむ長年の常連客、無くなる前に一度、この温泉に入っておきたいという人達で、土、日曜を中心に混み合ってきている。比較的、空いてる時間帯を狙うなら、平日の午前11時から午後1時前後がお薦めだ。
麻布十番温泉
住所: 東京都港区麻布十番1-5-22
電話: 03・3404・2610
最寄り駅: 地下鉄麻布十番駅徒歩約5分
営業時間: 11時~21時
定休日: 火曜休み
料金: 大人1260円(18時から割引料金940円)
出典:日経トレンディネット
北京モーターショー08 マツダ、新型 アテンザ など出展
マツダは、4月20 - 28日の期間開催される「2008年北京国際モーターショー」に、中国初公開となる新型『Mazda6』(日本名=『アテンザ』)と、コンセプトカーの「Nagare」シリーズ第4弾『大気』を出品すると発表した。
また、水素ロータリーエンジンを搭載した、『Mazda5』(日本名=『プレマシー』)の「ハイドロジェンREハイブリッド」モデルや環境・安全の将来技術に関する展示を行う。
このほか、中国初公開として、市販予定のマイナーチェンジした『RX-8』、参考出品として『MX-5』(日本名=『ロードスター』)の「パワーリトラクタブルハードトップ」モデルなど、合計9車種16台を出品する。
出典:レスポンス
北京モーターショーに中国初公開の新型アテンザ&大気を出品
マツダは、4月20日から中国北京市で開催される2008年北京国際モーターショーで、中国初公開となる新型「Mazda6(日本名:アテンザ)」と“Nagareシリーズ”のデザインコンセプトカー「マツダ大気」などを出品すると発表した。
このほかにも、中国初公開となる水素ロータリーエンジンを搭載の「Mazda5(日本名:プレマシー)ハイドロジェンREハイブリッド」や「Mazda RX-8」、「Mazda MX-5(日本名:マツダロードスター)パワーリトラクタブルハードトップ」などを展示。
また、次世代4気筒直噴ガソリンエンジンカットモデル、次世代クリーンディーゼルエンジンカットモデル、次世代RENESISエンジンカットモデル、SISS(スマートアイドルストップシステム)エンジンカットモデル、ITS(インテリジェント・トランスポート・システム)などの技術展示も行なう。
出典:AUTO GALLERY NET
マツダ「Mazda 6」&「マツダ大気(たいき)」北京モーターショーに出品
マツダ株式会社は、4月20日より中国北京市で開催される2008北京国際モーターショーで、中国初公開となる新型『Mazda 6(欧州仕様車・日本名:マツダアテンザ・写真左)』とデザインコンセプトカー『マツダ大気(写真右)』を出品する。
マツダはこれらのクルマの出品により、走る歓びと環境安全性能のさらなる調和を目指し、技術開発の長期ビジョンである「サステイナブル“Zoom-Zoom”」を訴求していく。
出典:Techinsight japan
米スターテク社がプラズマコンバーター発売計画を発表
完全報告企業で、国際的に評価され受賞歴のある環境・エネルギー産業企業である米スターテク・エンバイロンメンタル社(OTCブレティンボード:STHK)は25日、固定施設における「グリーン電力」向けに同社の炭素ゼロ排出の発電システムを製造、販売する計画を発表した。
スターテク・プラズマコンバーター(商標)で廃棄物を処理して抽出された水素(スターテク・ハイドロジェン)は、ハイドロジェンエンジンセンター社(HEC)から納入される水素内燃エンジン発電機を駆動する自然の燃料として使用される。スターテクはブリストル・テクノロジーセンターで行うデモ公開に向けて、5月にHECから初の水素内燃エンジン発電機を受け取る予定である。HECはスターテクの新たな戦略提携パートナーとなる。
スターテクのジョセフ・L・ロンゴ社長は「HECのエンジン発電機は燃料電池ではなく、自動車で十分実証済みのものと非常に似ている安価な内燃レシプロエンジンという事実を評価することが重要だと思う」と語った。
同社長は続けて、「水素動力車の開発はなお進行中だが、顧客からは同時にクリーンな水素燃料による固定発電を市場に持ち込むため、並行的なイニシアチブを求める大きなニーズと期待がある。皮肉なことに、水素は宇宙では最も豊富にある元素でありながら、地球では簡単に手に入らず、化学産業の製造システムで製造されなくてはならない。水素はまた、多くの商業、工業製品に欠かせない重要な原材料である。当社のプラズマコンバターシステム(PCS、商標)は、ほとんどすべての廃棄物を処理して、プラズマコンバーテッドガス(PCG、商標)を命名している合成ガスを生産する。水素含量の大きいPCGは、炭酸ガスを排出しない発電システムの自然のままの燃料として、多くの廃棄物とともに分離される。このスターテク・ハイドロジェンはエンジン発電機の燃料となって、グリーン電力を生産する。プラズマコンバーターは、顧客にとって現場あるいは構内で実際に、廃棄物を処理してスターテク・ハイドロジェンのリソースとなる」と語った。
ロンゴ社長はさらに次のように語った。
「水素は燃料として空気と結合すると、主要な生成物はH2O、すなわち水である。水素には炭素は一切含まれていないので、内燃中に炭酸ガス(CO2)はまったく発生しない。京都宣言に根ざしてカーボンクレジット市場と低カーボン排出量の問題が注目されているが、このようなグリーンな固定発電は単に低カーボン排出量ではなく、カーボン排出量ゼロとなることを意味する」
「当社は昨年の夏、プラズマコンバーターとその後に続くスターセル(StarCell、商標)システムで廃棄物を処理して水素を製造する包括的でも実験、ハイドロジェン・イニシアチブで米エネルギー省との3年の契約を成功裡に完了した。スターセルはプラズマコンバーターシステムから発生するPCGガスから水素を分離する、当社独自のメンブレン技術を使ったシステムである」
スターテク -環境・エネルギー会社- について
スターテク・エンバイロンメンタル(Startech Environmental Corp)は環境・エネルギー産業会社で、「プラズマコンバーターシステム(商標)」として知られる革新的な独自のプラズマ処理装置の生産、販売を行っている。
プラズマコンバーターシステムは危険、有毒な物質であっても廃棄物を安全かつ経済的に破壊し、ほとんどすべてを有用で価値のある製品に変える。そうすることによってこのシステムは環境を保護し、公衆衛生と安全性の向上を助ける。システムはクローズドループの成分リサイクルを実現し、都市の固形廃棄物、有機・無機の廃棄物、固体、液体、気体の廃棄物、危険な廃棄物と危険でない廃棄物、産業副産物と「e廃棄物」のような物、医療廃棄物、化学産業廃棄物、その他の特殊廃棄物を安全かつ不可逆的に破壊し、一方でその多くを金属やプラズマコンバーテッドガス(PCG、商標)と呼ばれる合成ガスを含む有用な製品に変換する。
PCGの多くの商業用途のなかに「グリーン電力」や、メタノールと合成高アルコール「代替」燃料などのガス液化(GTL)燃料を生産するための潜在的用途がある。自社使用、販売用の水素もスターテクPCG合成ガス混合体から分離、回収することができる。
スターテクのプラズマコンバーターは基本的には製造システムで、これまでは廃棄物とされてきたフィードストック(供給原材料)を処理して貴重なコモディティー製品を生産する。
スターテクは、危険だろうが危険でなかろうがすべての廃棄物を価値ある再生可能な資源および価値あるフィードストックと見なしている。
詳しい情報はhttp://www.startech.net またはスティーブ・ランダ氏(Steve Landa、電話 +1-888-807-9443, +1-203-762-2499 内線7)またはsales@startech.net へ。
出典:ファスニングジャーナル