H4O水素水のブログ -7ページ目

弘前大など、「磁気マイクロバルブ」を試作

 弘前大学大学院理工学研究科の岡崎禎子教授は、並木精密宝石(東京都足立区)の斉藤千尋氏と共同で、磁気を使って微少な気体流量を制御する装置「磁気マイクロバルブ」の試作品を完成した。磁場によって伸縮する磁歪(じわい)合金を動力源に利用。栓の開閉を磁場で遠隔操作できることから放電や発電の心配がない。微少空間で微少流量を制御するマイクロバルブは、水素を燃料とする小型燃料電池や点滴などの医療デバイスへの応用が期待できる。  試作した装置の全長は約7センチメートル。装置内部の磁気に反応する素子が栓を持ち上げて気道を開閉する。素子は長さ20ミリメートル、厚さ0・2ミリメートルの薄い板状で、ニッケルと鉄ガリウム合金を合板したバイモルフ型。ニッケルは磁場で縮み、鉄ガリウム合金は伸びる性質を持つ。この2種類の磁歪(じわい)合金を重ねることで、磁場により素子が反るように変形する。 出典:日刊工業新聞

清水建設、分散型電源ネットで自立運転確立

 清水建設は技術研究所(東京都江東区)で実証運転している分散型電源ネットワーク「マイクログリッド」で、電力会社が供給する商用系統電力から無瞬断での自立運転への移行と商用系統電力への復帰、自立運転時の安定した電力品質の確立に成功した。工場や大規模ビルにおける通常運転時の省エネルギー化や二酸化炭素(CO2)排出量削減と、災害時の電力確保を両立できる。現在、太陽光を核にしたシステムの導入でユーザーと交渉しており、08年から09年にかけて最初の受注を目指す。  実証設備は出力350キロワットと同90キロワットのガスコジェネレーション発電機、同50キロワットのニッケル水素電池と同100キロワットの電気二重層キャパシタで構成。停電などが発生した場合、応答性の良いキャパシタから無瞬断で立ち上げ、ニッケル水素電池、ガスコジェネ発電機へと1秒単位で電力需給を最適制御しながら受け渡していく仕組み。 出典:日刊工業新聞

熊も山から下りてくる!? 主催者が語るアースデイ東京2008の魅力とは

アースデイ東京2008実行委員会は8日、19日より開催される環境フェスティバル「アースデイ東京2008」の記者発表会を新宿Flagsにて行った。発表会では実行委員長のC.W.ニコル氏やプログラムコーディネーターの嵯峨生馬氏などが出席し、12万人を集める「市民による環境フェスティバル」の魅力をアピールした。同レポートでは、「アースデイ東京2008」の記者会見の様子をお伝えする。 同イベントは、「地球のことを考えて行動する」という壮大なテーマのもと、さまざまな業種の企業やNGO、個人がそれぞれに培っている知見やメッセージを共有・発信する場であり、来場する人々の消費行動やライフスタイルの変容につながるムーブメントの源になることを目指している。既報のとおり、数ある切り口の中、2008年に委員会がスポットを当てるのが「エネルギー」「食」「農」だ。 エネルギーの"自給"と"グリーン化" 嵯峨氏によれば同イベントは、07年に引き続き、会場内で使用されるエネルギーをすべて自然エネルギーでまかなうという。今回利用される自然エネルギーは、おなじみの太陽光発電とバイオディーゼル、そして水素と酸素の化学反応から電力を取り出す燃料電池の3種類だ。このうちバイオディーゼルに関しては、ユーズが運営している東京地域の廃食油リサイクルプロジェクト「TOKYO油田2017」の一環として企画する「目指せ自給! 天ぷら油リサイクル大作戦! 」を実施。同企画では2月23日から約2カ月にわたり都内数カ所にリサイクルステーションを設置し、1トンを目標に天ぷら油(廃食油)を回収して精製、発電機をまわす燃料(バイオディーゼル)へと変える。「けやき並木の入り口には太陽光発電パネルを積んだソーラートラックが登場するほか、あちこちに発電機が設置されます。地味ながらイベントの土台となるエネルギー機器を見つけるのも、アースデイのツウな楽しみ方かも」(嵯峨氏)。 また、同イベントの事務局運営や記者発表、ボランティア打ち上げ、オフィシャルパンフレットや当日会場マップなどの印刷物の製作などに必要なエネルギーは、すべて自然エネルギーで発電した電力(グリーン電力)でまかなわれているという。といっても、同実行委員会が風力発電施設や太陽光発電パネルを持っているわけではない。そのかわりに、グリーン電力証書を取得している。グリーン電力証書とは、自然エネルギー発電設備に対し、発電コストに含まれる環境付加価値部分を支払ったことを示す証書で、グリーン電力認証機構が認証する仕組みになっている。これを取得することで、実際には電力会社から購入したエネルギー電力を使っていても、グリーン電力を使ったとされるという。同実行委員会では年間10,000kWh(キロワットアワー)分のグリーン電力証書を取得しているとのこと。 さらに、TOWERRECORDSやNORTHFACE、記者発表が行われたFrags(東京都・新宿)など、アースデイに出店する企業の一部は、通常営業時の店舗照明やBGM、レジをグリーン電力でまかなわれるという。同イベント開催期間中にそうした企業の店頭へ行き、飾ってあるグリーン電力証書を携帯で撮影後、会場でクイズに答えると、プレゼントが当たるといった「グリーン電力企画」も設けられている。 "つくること"と"食べること"のつながり 会場である代々木公園内のけやき並木入り口には、関東近郊の有機農家や無農薬栽培に取り組む農家が集まり、育てた作物を自らの手で販売する「アースデイマーケット」が、規模を拡大して登場する。ここでは栽培した人から直接、農作物を購入することができるといった貴重な機会が得られる。おいしい調理方法や、たくさんの種類がある中でなぜその作物の栽培を選んだのか、有機や無農薬という栽培方法に取り組んだきっかけなどを尋ねてみよう。食材、ひいては植物をはぐくむ土壌や周辺の自然環境への理解が深まり、食べることが楽しくなるだろう。 その他、実行委員会に参加している「種まき大作戦実行委員会」は、「はじめる自給! 種まき大作戦2008」として、イベント終了後の5月より「アースデイファームツアー」の開催を予定している。農家の仕事を手伝う"援農"を通じて、生産に必要な労働力の一部分を担うという方法での"プチ自給"を目指すツアーとなる。また、09年の「アースデイ東京」に向け、生産者が農作物を販売する場を提供するだけでなく、アースデイ自体の自給自足推進プロジェクトとして、米などを生産して次回のイベントスタッフの弁当に使う計画もなされているという。 「熊も山から下りてくる」面白いイベント さて、「エネルギーの自給」や「無農薬野菜」などというと、一部の自然派嗜好の人々のためのイベントのように取れなくもないが、実行委員長のC.W.ニコル氏はアースデイの魅力を「いい音楽、美味しいもの、センスの良いグッズ、そしてちょっと変わった面白い若者がたくさんいる楽しいイベント」と表現する。ふだんは長野県黒姫にあるアファンの森で自給自足的な生活を送り、「自分は人間が10人以上いると怖い。熊のような人間なので、実行委員長なんて本当はやりたくない」と述べる同氏だが、「アースデイは唯一、ともに地球に住んでいる人たちが交流できる場所。『こんないい考えを持っている人もいるんだ!』と気づけるすばらしい機会なので、熊も山から下りてきます(笑)」と同イベントに関しての期待を口にする。山から下りる必要がない読者の方々は、1年に1度だけ代々木公園に集まる"地球のことを考えた"音や味、買い物や人間観察を楽しみに、出かけてみてはいかがだろうか。 出典:マイコミジャーナル

志賀原発トラブル、触媒を取り外し調査

 運転を再開したものの、排ガス中の水素の濃度が基準を上回ったため今月2日に原子炉を停止した北陸電力の志賀原子力発電所2号機は、原因と見られる部品を8日までに取り外し、問題がないか調べています。  先月から試験運転を始めた志賀原発2号機では、タービンを通った後の排ガスに含まれる水素の濃度が基準を超えたため、今月2日に原子炉を停止しました。  北陸電力では、排ガスの中の水素を酸素と結合させる装置が、劣化している可能性があると見て8日部品の取り外し作業を終えました。  取り外したのは、「触媒」と呼ばれる直径1mの円盤型の部品で、あわせて40枚です。  北陸電力では、触媒に異物が付着していないかや性能が落ちていないかなどの試験を行っていますが、原因がまだ特定できていないため、調査終了のメドなどは立っていないということです。 出典:北日本放送

「アースデイ東京2008」開催迫る-C.W.ニコルさん、来場呼びかけ

 代々木公園を中心に行われる環境イベント「アースデイ東京2008」の開催が2週間後に迫り、同イベント実行委員会は4月8日会見を開き、実行委員長のC.W.ニコルさんらが「地球の日(=アースデイ)」への参加を呼びかけた。  実行委員会が組織され、代々木公園で大規模なイベントが行われるようになってから19年目を迎える「アースデイ東京」は、日本最大規模の市民イベント。1970年代初頭にアメリカ西海岸で始まったアースデイのメッセージを、環境に関心を持つ個人や団体が率先して訴え、開催期間の2日間で12万人を動員する世界的イベントに成長した。  今年のテーマは、「エネルギー」「食」「農」を核とした「Shift Green(シフト・グリーン)」。エコがブームにもなる中、自然エネルギーの活用や環境に配慮したフード、農作業、自給自足生活の訴求など、ライフスタイルを「シフト」することで環境にも人にも優しい変化をもたらす「身近」に取り組めるテーマを設定した。  代々木公園メーン会場では昨年、会場内で使うすべてのエネルギーを自然エネルギーなどでまかなうことに成功。天ぷら油をリサイクルしたバイオディーゼル燃料、水素燃料電池などで発電し、今年もライブステージなどの電力をすべて、これらのエネルギーでまかなう。グリーン(自然)エネルギーを購入できるグリーン電力証書も積極的に販売し、認知を促す。  飲食ブースは、デリやカフェなど23店舗が出店。特に力を入れる「農」では、関東エリアで化学肥料、農薬の使用を極力控え育てられた農産物や、栽培用の種などの販売を行うほか、ワークショップなどを通じて積極的な情報発信も行うという。  同8日の会見は、イベント期間中全館でグリーン電力の導入を決めた新宿のショッピングビル「フラッグス」で行われた。C.W.ニコルさんは、生まれ故郷ウエールズや自身が購入し再生させた長野県の里山「アファンの森」などのエピソードを交えながら、「知識と愛情と汗があれば、環境は良くなる」と力説。「環境イベントと言っても、重く言う人ばかりじゃない。いい音楽においしいもの、いいグッズがたくさんある」と、イベントの楽しみをアピールした。  アースデイ東京2008は4月19日・20日に開催。ライブにはTHE BOOMの宮沢和史さんがボーカルを務めるバンド「GANGA ZUMBA」や、いとうせいこうさん&高木完さんらの参加が決まっているほか、アースデイ当日の同22日には、青山・国連大学「東京ウィメンズプラザ」でシンポジウムなどのイベントも開催予定。 出典:シブヤ経済新聞

第4回国際水素・燃料電池展 ねじ企業も多数参加出展

 第4回国際水素・燃料電池展「FC EXPO 2008」(主催・リードエグジビションジャパン)が2月27日~29日、東京ビッグサイトで開催された。


 ねじ関連企業からは、片山鋲螺工業、日東精工、福井鋲螺、中日本炉工業、日本ダクロシャムロック、太陽金網が参加するなど合計467社が出展。国際燃料電池との併催により、燃料電池に関するあらゆる最新製品・設備・技術が一堂に集まった国際専門展として盛況のうち閉幕した。


出典:ファスニングジャーナル

コンタクトレンズ洗浄・消毒液

 コンタクトレンズ派にとって、花粉シーズンは目のかゆみが最大のストレス。ソフトコンタクト用ケア用品「コンセプトワンステップ」は、消毒液と中和錠を一緒に専用ケースに入れ、6時間以上置くだけという使い方の手軽さが好評だ。


 目に特化した医薬部外品や大衆薬などに強みを持つエイエムオー・ジャパン(東京都港区)の主力商品。過酸化水素で洗浄・消毒を行う。使い方がシンプルなので初心者からベテランまで個人差なく高い効果が得られ、「レンズに付着したスギ花粉をきれいに除去できる」(同社)。


 中和が始まるとうすいピンク色に変わるので、中和忘れを防ぐ効果がある。目になじみやすく装用感も高めた。オープン価格。問い合わせは0120・525・011。


出典:MSN産経ニュース

押井監督を招いてのトークショーが行われた

 2008年3月27日から30日までのあいだ、東京ビッグサイトで開催されているアニメの見本市”東京国際アニメフェア2008”。各社の出展ブースでさまざまなイベントが催される中、日テレブースではこの夏全国で公開される話題の映画『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』のトークショーが行われた。


 トークショーは、2部構成となっており、第1部が”押井 守が生まれ変わる日”と題され、押井監督が自身の劇場最新映画『スカイ・クロラ Sky Crawlers』について語るというもので、第2部が同映画のキャラクターデザイン・作画監督を務めた西尾鉄也と対談形式で進められていく”「監督、それどうなの?」”となっていた。


 第1部のトークショーに登場した押井監督に、司会を務めた読売新聞の原田康久は「(東京国際アニメフェア2008の開催場所の)向かい側で”FCI アジアインターナショナルドッグショー2008”が開催されているので、(犬好きの押井監督が)こっちの会場に来ないんじゃないかと心配していました」と言うと「トークショーが終わったら行きます(笑)」と、すでに行く気満々であったことを明かす。そんなお茶目な一面を見せた監督は、劇場映画『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』について、自身の作業はすでにあと1日を残すのみとなったと語り、「いまはもう別の仕事をしている」とコメント。「今回は飛行機の映画。飛行機を本格的に扱うのは僕としては初めてで、レシプロ機(※プロペラを動力とする飛行機)をどう扱うかに挑戦しています。その部分は非常に楽しかった」と満足気に語った。また、劇中に登場する戦闘機はすべて架空のものであるが、「実際に飛ばせるようにデザインした」とのこと。そこまでこだわってデザインされた戦闘機による、リアルな空中戦の描写にも期待がかかるところだ。


 映像の表現に関する話題となると、押井監督の代表作である『イノセンス』を引き合いに出し、「映像表現であれを超えることはできないと思う。僕もできないし、ほかの誰にもできないでしょう。今回はドラマを見てほしい。キャラクターの存在感、色気やツヤというものをどう出していくか、ということに注力した」とコメントする。キャラクターデザインに関しては、「設定画だけを見るとビックリすると思う。『コードギアス』や(東京国際アニメフェア2008で出展されている)ほかの作品と違って華のあるキャラクターではない。でも動いている姿をぜひ観てほしい」と語る。


 さらに押井監督は、今回はキャスティングにも手応えを感じている様子。なんと押井監督としては非常に珍しく、主人公の草薙水素(クサナギ スイト)を演じるのはプロの声優ではなく、誰もが知っている女優であるというのだ。水素役の女優の名前はまだ明かされなかったが、60名以上の声優の声を聞いたがしっくりとこず、そんなときにこの女優の名前がひょっこり現れたのだという。「声は絵に合っていないかもしれない。でもその人の持っている雰囲気がよかった」と、アニメキャラクターの声はプロの声優が当てるべき、という考えをこれまで固持し続けてきた押井監督らしい意見を述べた。


 そして監督は、同劇場作品に関して、「人生は生きるに値する。希望を持って前向きに生きろ、とかそんなことじゃない。生きるしかないんだ、ということだけ伝えることができれば、この映画は成功だと思っている」とコメントした。


 続く第2部は、諸事情(※西尾の遅刻)により、1時間遅れてのスタートとなる。このことを責める押井監督だったが、「でも、おかげでドッグショーに行くことができた。そのことはちょっと感謝している」と満面の笑みを浮かべながら話していた。


 第2部は、『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』で作画監督を務めた西尾鉄也を招いてのトークショー。同作の作画監督をひとりで担当した西尾。通常、劇場映画規模になると3~4人の作画監督を立てて制作を進めるのがふつうであるという。しかし、それをひとりでやり切ったことについて、「(アニメーターなら)誰でも自分の絵柄で1本映画を作りたいという野望は持っている。『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』は、絵柄に関して言えばてっつん(※西尾の愛称)の作品と言ってもいい」と押井監督がコメントすると、西尾は「原作の絵がすでにあるものは、いままでに何度かやっていたんですけれど、絵のイメージが何もない作品を手がけたことがなかったんです。まわりは大なり小なりやっていたのに。それで自分にやらせてもらえないか、と(立候補した)」と、作画監督を務めることとなった経緯を話す。そして、今回の作品で苦労した点について聞かれると、「アニメのキャラクターはイラストだけ見ると年齢不詳。でも『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』では、永遠に青春を生きる子供たち”キルドレ”が主人公なので、ちゃんと少年少女として見せなくてはいけない」と押井監督は言う。この問題をどうクリアーしたのかについては、「イスや扉などを大きく見せたり、キャラクターはもちろんですが、キャラクター以外のところでの対比にものすごく時間を費やしました」(西尾)とコメントする。


 映画の手応えに関しては、「音が入ったモノを先日観させてもらったんですが、おもしろかった。初めて観るような感じで楽しめました。映画というのは絵だけじゃなくて、総合芸術なんだな、と。音響もスゴいので、ぜひ映画館で観てほしいです」(西尾)とアピールした。


出典:ファミ通.com

ケダ州製油所建設、移転はせず計画手直し=州首相

ケダ州ヤンで計画されていた製油所建設について、アジザン・アブドル・ラザク新州首相は27日、就任当初明らかにしていたグルンへの移転案を撤回すると発表した。


同計画における出資会社6社と協議・検討した結果、移転を取り止めた。しかし製油所を稲作農地をつぶして建設する当初の計画を見直し、新しくヤン沖に人工島を建設、島内に製油所と貯蔵施設を建設するよう変更した。これにより500億リンギと見込まれていた総工費が880億リンギに膨らんだが、出資会社は了解したという。


アジザン首相は、「ヤン石油産業地域」と命名されていた同計画を「ケダ炭化水素ハブ」と改称すると表明。ヤン沖に4平方キロメートルの人工島を建設することで稲作農地は保全され、ヤンの農家が被害をこうむることがなくなったと語った。さらに、新雇用、新事業も数多く創出され、周辺の人々に大きな恩恵を与えるとした。投資会社のうち、トランス・ペニンシュラ・ペトロリアムが原油輸送のパイプライン敷設工事を請け負い、メラポー・リソーシスとヒジャズ・リファイナリーが人工島を建設、SKSリファイナリーはクアラ・ジェルリンに陸上原油貯蔵施設を建設する。その他の投資企業はプリスティン・オイルとKNキャピタル。


当初の計画では、中東から運ばれてきた原油をヤンで荷揚げ、310キロ離れた東海岸のバチョック(クランタン州)までパイプラインで輸送して精製、タンカーで極東へ輸送するというもので、マラッカ海峡を経由しないため3日の輸送時間短縮ができるというものだった。新計画ではヤンで荷揚げした原油のパイプライン輸送も行うが、一部は人工島で精製、小型タンカーに積みなおしてマラッカ海峡を通過させて極東へ輸送することになる。関係者によると、新計画で大幅な費用増加があるが、数年でカバーできる見込みだという。


出典:マレーシアナビ

硫化水素中毒防止へ対策まとめる 岡山県警

 岡山市や神戸市で硫化水素による中毒事件が発生したのを受け、岡山県警は28日、ガス中毒を防止する「空気呼吸器・ポンプ」などの安全機器を管内各署に再配置、効率活用していく方針を明らかにした。


 これまで都心部でのテロ対策用に岡山市の本部高速隊、機動隊、鑑識課と水島署(倉敷市)に集中配置していた機器を4月上旬から倉敷、高梁、津山、備前、笠岡の4署にも分散。民家が集中する住宅地や郊外などで硫化水素中毒が発生した場合、4署を拠点に近隣署にも効率よく機器が活用できる広域配置と迅速な出動態勢を確立する。また、ボンベを使わない濾過(ろか)式の簡易防毒ガスマスクも各署に装備し、硫化水素などのガス中毒事件に備えていく。


 岡山市内では3月に入り、母と長男が死亡したり、男性公務員が自動車内で自殺するなどの硫化水素中毒事件が続発。捜査に当たった警察官がガスを吸ったため、3日間検査入院する2次災害もあった。


 県警では、市民が事件に巻き込まれないよう、(卵の腐ったような)硫黄臭に気づいたら119番、110番通報▽現場に立ち入らず風上に避難▽引火・爆発の危険があるので火気を使わない-などの注意を呼び掛けている。


出典:MSN産経ニュース