H4O水素水のブログ -16ページ目

ダイムラー社、ハイブリッド車にLiイオン電池を採用

 独Daimler(ダイムラー)社は、同社初となるハイブリッド車「S400 BlueHYBRID」のメインの蓄電デバイスとしてLi(リチウム)イオン2次電池を採用すると発表した。この電池の生産を担当するのは、電装部品メーカーの独Continental社である。


 Liイオン電池はこれまでのところ、民生機器などでしか採用された実績がない。車載用として一定出力を確保するには、電池の温度を常に15~35℃に保つ必要がある。そこでDaimler社は、この電池を空調制御システム内に配置した。


 採用したLiイオン電池の出力密度は、1.9kW/l(リットル)である。この電池をメインの蓄電デバイスとして採用することで、燃費の向上とCO2排出量の削減を同時に達成したハイブリッド車を実現可能になるとする。ハイブリッド車の量産開始時期は、2009年を予定している。同社によると、発売予定のハイブリッド車の燃費は約12.7km/l(リットル)という。燃費が高めつつも、動力性能はこのクラスの自動車の標準レベルを確保した。エンジンと電気モーターを組み合わせることで、最高出力は299馬力(220kW)、最高速度はリミッタ付きで250km/時を実現した。


 現在、Liイオン電池は、ハイブリッド車の成功の鍵を握る技術だと考えられている。既存のNi(ニッケル)水素電池と比べて重量エネルギ密度が高いため、走行可能距離を延ばせるからである。


 Continental社はLiイオン電池のほかに、インバータとDC-DCコンバータも供給する見込みだ。インバータは、電気モーターとLiイオン電池の間でエネルギの流れを制御する役割を果たす。DC-DCコンバータの役割は、Liイオン電池を電源システム全体に接続することにある。従って、既存の自動車に使われている発電機は不要になる。


出典:EE Times Japan

GM、新ハイブリッドシステムを発表

 4日、スイス・ジュネーブ市内で開幕された「ジュネーブ国際モーターショー」で、米自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM)はジュネーウ゛2010年までに同社初のリチウムイオンバッテリーによるハイブリッドエンジンシステムを北米市場に導入していく予定であると発表した。
 
 GMによるとリチウムイオンバッテリーによるハイブリッドシステムは、現状のハイブリッドニッケル水素電池使用時に比べ3倍の電力を供給することができるという。


 世界自動車会社各社、およびバッテリー製造社各社はリチウムイオン技術向上に力を注いでいる。リチウムイオンバッテリーは今後市場に流通するハイブリッドシステムで必要不可欠なものとなると見られている。


 独ダイムラーも来年から同社メルセデスベンツのハイブリッド車にリチウムイオンバッテリーを導入していく計画であることを明らかにしている。


 リチウムイオン技術は既に家電製品で広く使用されているが、今後自動車にも適用されていくようになった。リチウムイオンバッテリーは他バッテリーに比べ計量であるが、コスト高なため、これまで自動車への適用に遅延が生じていた。


 GMとダイムラーはリチウムイオン技術の進展がなされたことを受け、今後リチウムイオンバッテリーを同社自動車に適用していく方針を明らかにした。GMによると、リチウムイオンバッテリーを適用した新ハイブリッドシステムは最終的には世界中に出回る予定であるという。またリチウムイオンバッテリーを適用した新ハイブリッドシステムでは2010年に出回るであろう他ノンハイブリッド車に比べ燃費が15%から20%程改善されるという。


 現段階ではトヨタプリウスハイブリッド車にはハイブリッドニッケル水素電池が適用されているが、トヨタも昨年12月に低排出車用にリチウムイオンバッテリー大量生産準備を行っていることを明らかにしている。


出典:IBTimes

日立製作所:GMハイブリッド車にリチウム電池供給

 日立製作所は4日、米ゼネラル・モーターズ(GM)が2010年に北米で発売予定のハイブリッド車に、リチウムイオン電池を供給すると発表した。ハイブリッド車ではトヨタ自動車が「プリウス」で先行しているが、GMは充電池開発で実績のある日立と組んで巻き返しを狙う。


 ハイブリッド車は電気モーターとガソリンエンジンを併用する低燃費車。プリウスなど現在のハイブリッド車のバッテリーはニッケル水素電池だが、リチウムイオン電池は2倍の出力を持つ。小型・大容量化がしやすいため、家庭用電源で充電できる次世代ハイブリッド車や電気自動車に欠かせない技術として注目されている。


 ガソリン価格の高騰を受けて、GMはハイブリッド車の開発を急いでおり、日立のリチウムイオン電池を搭載したハイブリッド車は年10万台超の販売を計画している。


 リチウムイオン電池はパソコン向けなどで発火事故が相次いだが、日立は「安全性の問題はクリアした」と説明している。


出典:毎日jp

「温浴施設」整備へ 上志比の温泉活用で 永平寺町長方針

 福井県永平寺町の松本文雄町長は4日、2006年8月に上志比地区でわき出た温泉の活用策について、「温浴施設」として整備する方針を示した。民間資本を使い公共施設を整備運営する「PFI」導入を探る調査で、整備可能との結果が出たため。


 同日開会した町会の提案理由で明らかにした。町長は「町民の健康づくり、余暇の活用、多世代間交流の促進のために整備したい」と述べた。


 同温泉は炭酸水素や鉄分、リチウムイオンなどを豊富に含み、温泉の溶存物質量は県内でも有数。神経痛や関節痛、慢性消化器病など多様な効能を持つという。毎分110リットルの湯量で温度は43・6度。


出典:福井新聞

『プリウス』キラーになるか 『Golf』ディーゼル・ハイブリッド

『Geneva Motor Show』(3月6~16日)については先日お伝えした(英文記事)が、そこで発表される予定の独Volkswagen(VW)社の『Golf』ディーゼル・ハイブリッドモデルについて、さらに詳しい情報と写真が手に入った。なかなか印象的な車のようだ。


ドイツのサイト『Auto Bild』を『Google』で翻訳したものによると、将来の『プリウスキラーになる可能性を秘めたこの『Golf TDI Hybrid』は、74馬力の3気筒TDIエンジン――『Autoblog』は、VW社が『Polo BlueMotion』で採用した1.4リッターモデルだとしている――と、27馬力の電気モーターを併用。7速のダブルクラッチ『DSG』トランスミッションを備えるという。


同モデルはトランク部にニッケル水素電池を搭載し、回生ブレーキシステムを利用して充電状態を保つ。ストップ・スタート機能(アイドリングストップ・スタート)[ブレーキを踏んだときに自動的にアイドリングを停止させ、ドライバーがクラッチを踏んだときに自動的にエンジンを始動させることで、排ガスを抑えて燃費を向上させる技術]や、低速時には電気のみで走行するモードも備える。


また、ダッシュボードの「エネルギーモニター」表示により、パワートレインの動きを常に確認できる。


『Auto Bild』によると、このハイブリッドモデルの燃費はリッターあたり約30キロメートル、二酸化炭素の排出量は1キロメートルあたり90グラムになるという。イギリスの『Auto Express』の既報では1キロメートルあたり89グラムだったが、いずれにせよプリウスの104グラムや本田技研工業(ホンダ)の『シビック ハイブリッド』の116グラムを下回ることは確かだ。


気になるのは、VW社がこの車を実際に製造するのかという点だ。同社は現時点ではコンセプトに過ぎないとしているが、『Auto Bild』は「コンセプトカー以上のもの」と報じており、『Auto Express』も「初のGolfハイブリッドモデルは、当地(イギリス)では来年末に登場する見込み」と述べている。この件については引き続きお伝えしていく予定だ。


出典:Wired Vision

Daimler社、Liイオン電池を「S400 BlueHYBRID」の空調システムに採用

ドイツDaimler社は、Liイオン電池を2009年に量産予定の「S400 BlueHYBRID」の空調システムに採用すると発表した。搭載するLiイオン電池技術について、同社は25の特許を取得した。Liイオン電池の利点は、従来のニッケル水素電池と比べて小型かつ高出力であること。質量に対する出力は1900W/L。さらに非常に低い温度でもAh効率が高く、信頼性も高いという。


S400 BlueHYBRIDは、クリーンディーゼルエンジンにハイブリッドシステムを組み合わせる。


出典:nikkei BPnet

昔は霞みか雲かであった黄砂、今は!

黄砂の中に混じる硫黄酸化物の恐怖


 春になると、硫黄酸化物を撒き散らす黄砂が日本を襲う。大昔は霞か雲かでよかったが、現在の経済成長著しい中国では、(昔の日本もそうであったように)利益優先主義から、環境問題は後手後手となっている。


 酸性雨は過去、共産圏であった東欧から、風に乗り欧州全域を覆った。とくに、東欧に隣接するドイツのシュヴァルツヴァルトの被害が有名で、現在でもその森林被害は回復していない。日本でも過去、光化学スモッグなどが多発して、硫黄酸化物等の有害物質の排出規制が強化され、車両や重化学工業がもたらす排煙の硫黄酸化物等を脱硫装置により取り除いてきた。


 しかし、ここ何年かで、鉄鋼生産などを限りなく増加させた中国から、春になると偏西風に乗り黄砂が福岡にも大量に降り注ぐ。特に3月3日はひどかった。前日夜は雷雨だったことから、3日は空気が綺麗になるはずだった。しかし、偏西風に乗り黄砂が襲来し続け、車が真っ白に汚れる始末であった。黄砂の中に硫黄酸化物などの化学物質が入っているとしたら、本当に恐怖である。福岡では昨年10数年ぶりに光化学スモッグ注意報が発令されたほどであり、今年も発令されるものと思われる。


 花粉症の季節になり、その症状を持つ人が既に沢山いる。しかし、スギ花粉はまだ殆どなく、梅の花が満開なくらいである。原因ははっきりしないが、黄砂の影響と考えると納得できる。その黄砂に微量でも硫黄酸化物が入っていれば、人体の粘膜をより刺激することになる。


 ※硫黄酸化物等は化石燃料を燃焼させるとき発生。鉄鋼生産には燃料として石炭を用い、石油コンビナートも原油から精製するとき硫黄酸化物等が発生する。国内では、脱硫装置等を設置して、煙から硫黄酸化物を取り除いている。酸性雨は、硫黄酸化物・窒素酸化物・塩化水素などを言い、化石燃料を燃焼させるときに空気中の酸素や水素と反応して、硫酸・硝酸・塩酸などの強酸を生じ、地面に降り注ぎ、森林などに被害をもたらしている。当然、空気中に存在することから、人間にも降り注いでいる。さらに、日本の農地にも降り注いでいる。



ODA資金を脱硫装置に


 小泉政権下で、中国にはODA資金は必要ないとか、欲しいとかのやり取りが国交間であった。ここ10年間で、1億5千万トンから4.5億トンまで拡大させた中国の鉄鋼生産には、大量の石炭が使用されている。アメリカや日本はここ10年、1億トンの鉄鋼生産量で推移しているが、中国は10年前の1億トンから現在では4.5億トンと急カーブで上昇し続けている。経済の急成長に対応して、旧設備を再稼動させての生産増や新規設備も含め、それらの設備に日本基準の脱硫装置が取り付けられているか、まったく不明である(資料があったら教えて欲しい)。


 中国そのものも健康問題が既に生じており、光化学スモッグも発生している。こうした問題を解決するためにも、脱硫装置用としてODA資金を限定して提供すべきであろう。拝金主義が横行している中国に対して、脱硫装置問題などで注文付けようなら、内政干渉と叩かれるのがオチであるが、両国民の健康には有効に機能するはずである。日本のODA資金を、中国の鉄鋼生産施設(コークス生産施設含)・石油精製施設等に提供すべきである。


出典:データ・マックス

ハングル文字のポリ容器:苫小牧、白老にも漂着

 全国各地の日本海沿岸でハングル文字の表記があるポリ容器が大量に漂着している問題で、胆振管内白老町と苫小牧市でもポリ容器計16個が相次いで見つかった。道循環型社会推進課によると、道内では2日現在で計218個のポリ容器が漂着しているが、太平洋側では初めて。


 ハングル表記のあるポリ容器は2月28、29日に計13個が白老町の海岸で、3日にも3個が苫小牧市で見つかった。いずれも空だったが、白老町に漂着したうちの2個には硝酸(HNO3)と過酸化水素(H2O2)の化学式の表記もあった。


 山形県や福岡県などでは漂着したポリ容器の中に濃塩酸などの化学薬品が残っていた例もあるため、道などは「見つけたら触らずに連絡を」と呼びかけている。


出典:毎日jp

メルセデス・ベンツ、Sクラスに世界初リチウムイオン電池ハイブリッドモデル

独Daimlerは、最高級セダンのSクラスに、リチウムイオン電池を搭載するハイブリッドモデル「Mercedes-Benz S 400 BlueHYBRID」を追加し、2009年より量産体制に入ると発表した。


一般的なハイブリッドカーはニッケル水素電池を搭載しているものの、バッテリルーム内部を常に摂氏15~35度に保つなど、同社が独自に開発を進めた25件におよぶ特許技術により、Mercedes-Benz S 400 BlueHYBRIDには、量産車として世界初となるリチウムイオン電池の採用が可能になったとされる。バッテリのコンパクト化、長寿命などのメリットを活かしつつ、加速後7.3秒で時速100kmを実現するパワフルなドライビングも楽しめるという。


同社経営取締役員のThomas Weber博士は「この分野での研究開発に、1992年以来、特別な努力を傾けており、今後の自動車業界の成功のカギを握る革新的な技術を発表できてうれしい」とコメントしている。


出典:マイコミジャーナル

新日石と三洋電機の燃料電池新会社は「ENEOSセルテック」

新日本石油と三洋電機は、燃料電池事業にかかわる新会社の名称と代表者を決定したと発表した。新会社の社名は「ENEOSセルテック」で、新日本石油の一色誠一常務が新会社の社長に就任する。


両社は昨年11月29日に燃料電池事業に関する新会社を設立することで合意している。資本金は1億円で、新日本石油が81%、三洋電機が19%出資する。今回の新会社の設立により燃料電池事業についての新たな体制が整う。


今後両社は、新会社を軸に、将来の水素エネルギー社会を見すえ、この分野におけるグローバルリーダーを目指す。


出典:レスポンス