奄美大島で知る;離島過疎→貧困→離婚の過酷な連鎖 | リベラルアーツの精進と実践の日記

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20年間ほぼ毎日投稿。通算99か国訪問し農村・スラムから先端企業徹底取材。世界情勢、歴史、哲学、宗教、アート、テクノロジー、ビジネスを繋げ、世界の行方を洞察する。

人と情報の研究所の北村三郎代表の主宰する五感研修で、鹿児島県の南端、沖縄にも近い奄美大島に行きました。波


五感研修とは、人材開発には、知性だけではなく感性を高めるべきとの考えから北村さんが生み出された研修手法で、多くの企業で取り入れられつつあります。


場所も、都会ではなく、自然のあるところで開催されます。


奄美大島の海は、沖縄よりもきれいでした。


(泳ぐ時間は、さすがにありませんでしたが)


今回の研修でも、某企業の人事担当の方が参加されていました。


さて、その五感研修で聞いた奄美大島の実態は、現状としては、思った以上に大変な状況でした。むかっ


それは、


過疎で離島のため、仕事が極端に少ない。女性の仕事(例;店のレジなど補助的な仕事)はあっても、男性の仕事はない


(男女の役割分担が前提で不快に思われる方もおられるでしょうが、島の現状を伝えるために、現地の声をそのままお伝えします)


「男性の収入が少ないので、家庭は不安定になる。女性にとっては、結婚を続けるよりも、離婚して、生活保護と母子家庭手当をもらう方が、生活水準が上がる。そのため、離婚に踏み切る」


「実際、数字としても、離婚率は、本土より相当高い」


という、離島過疎→貧困→離婚という、きわめて過酷な連鎖。


都会でいう、性格が合わないといった理由での離婚は、奄美ではある種の贅沢だそうです。


なかなか現地に行かないとわからない現状です。


すぐには、解が見つかりませんが、何とかならないのかと思案を続けて、できる貢献をしたいと思います。アップ