国際教養を高めるための精進の日記

国際教養を高めるための精進の日記

若き頃住んだ中東の宗教民族の分断や貧困、英ケンブリッジ大学で経験した学際的な議論から、世界を広く深く知る国際教養が重要と確信。年間目標、書籍700冊、美術館200回、映画100本、演劇・コンサート30回。世界通算96か国訪問、先端企業から貧民街まで徹底視察。

レズビアンであることをカミングアウトされている東小雪さんの講演をある自治体で聞きました。

 

今まで参加したどんな講演よりも、人間の本質を考える機会を与えてくれました。

 

・LGBTQは命の問題である。

 

・渋谷区の条例でパートナーを家族として認めてくれたことはものすごく嬉しかった。

 

・LGBTQは見えにくい。LGBTQについて知らないことが問題である。

 

・様々な統計があるが、人口の3-10%がLGBTQと言われる。我々の周りに必ずいる。

 

・幼少時に実父から性的虐待を受けた。心理的に見ないようにしようという乖離という現象が起きた。

 

・虹のバッジやパンフレット、書籍などを置くことで、相談しやすい雰囲気作りが大事。

 

・性は完全に男、完全に女ではない。スペクトラムという連続体である。

 

・人間は何らかの点ではマイノリティ。マイノリティでない人はいない。

 

・レズ、ノーマル、性転換手術という用語は使わない。

 

・LGBTQであることを知人からカミングアウトされたら、雰囲気に合わせ、わからないことは聞く、信頼して打ち明けて売れたことに感謝することが大事。特に勝手に第三者に暴露するアウティングには注意する。

 

・LGBT ALLYというバッジをつけると信頼感を与える。

 

人間は様々な面でスペクトラムであり、マイノリティでもあるという点は、今後のダイバーシティ&インクルージョンを考える上で死活的に重要ですね。人間の本質の理解そのものですね。

 

東さん、素晴らしい講演ありがとうございます。

 

 

 

 

日本在住中国人漢民族有識者と中国の民族問題についてディスカッションしました。

 

・中国では、「自古以来就是中国的領土」という表現があり、古来の以来の領土であるとして、同地の民族を支配する。

 

・新疆ウイグルは、怖いという印象がある。同地の強制収容については、一般には漢民族の人は知らないか関係ないと思っているだろう。中国勢府は多くの漢民族を新疆ウィグルに送ってきた。

 

・チベット族は、風呂に入らないと言われている。

 

・モンゴル族は、元の時代に中国を支配した他、清朝でも皇后として王朝の中枢にいた。モンゴル族と満州族の血をひく北京在住者は多く、区別がつかないのではないか。

 

・朝鮮族は、中国領土内での居住ということでは比較的新しい。周辺国の民族が中国領土内にも住んでいるのは、モンゴル族でも、タイ族でも同じだ。

 

・少数民族出身者は大学入学で有利に扱われる。漢民族の中でやっかみもある。

 

などなど。

 

大変に参考になります。

ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞(監督賞)を受賞した「スパイの妻」を見ました。

 

舞台は戦禍が近づく1940年の神戸。

 

貿易商として財をなした福原。その妻・聡子。神戸の高級住宅街で上流階級の生活をしていました。

 

しかし、国家機密に触れ、福原は米国でその機密を暴露しようとします。

 

福原は、自らコスモポリタンという通り、日本軍部の悪行非行が許せないのです。

 

しかし、福原にはさらに遠謀神慮が(遠謀神慮が少なくとも私は最後まで何かわからないのですが)あり、結果として聡子が逮捕され、精神がおかされたとして病院に移送されます。

 

国家の非行に対して、個人がいかに対応すべきか。

 

思いテーマをスリリングに描いています。

森村泰昌著「芸術、応答せよ!」を読みました。

 

森村さんというと、モナ・リザやマリリン・モンローの姿をしたりと、自画像的アートを作っているアーティスト。

 

・オリジナリティが欠けていることが面白いこともある。バロック、ロマン派、印象派、琳派などは、大きい流行現象になって、文化として定着した。

 

・芸術とは、私事と社会の間のファジーな領域に生まれる物語のこと。

 

・芸術はすべてわかりにくい。わかりにくいからこそ面白いのが芸術である。

 

・美はいかにして発見できるか。美はごみ箱の中にある。

 

・セザンヌや青木繁の絵からいえることは、絵は完成させてはならないという美意識の革命である。

 

・美術とはこだわることが美である世界、アートはこだわらないことが美である世界。

 

・人間や社会の暗くネガティブな面からも目をそらさないこと、明から暗に至る心のグラデーションの幅こそ、心の豊かさである。

 

・美術とは、美を作り出す術である。そのため作ることなくして、「美+術」とはならない。

 

・単にきれいがbeautiful、美術作品の美しさはartistic、哲学的な意味での美しさ(深さ)はaesthticである。

 

などなど。

 

大変に示唆に富んでいます。

 

また、森村作品を鑑賞したくなりますね。

 

 

 

 

たまにですが、足を運ぶ茶道教室。

 

お点前は全然上達しないのですが、学びは多いです。

 

10月は、ちょうど夏から冬への端境期。

 

夏の畳の上にある風炉から冬の畳に掘った炉に移行する時期なのです。

 

そのため炉が、風炉から炉に移る中間に置かれるのです。

 

これにより少し寒く感じることもある10月を暖かく感じられるようにと。

 

相手に対して常に究極なまで気を遣う。

 

茶道の奥深さを感じました。

 

 

井出留美著「あるものでまかなう生活」を読みました。

 

・コロナで家にあるものに目を向けるようになり、食品を捨てなくなったことが、英国、イタリア、オランダのデータで読み取れる。

 

・循環させるためには、①長持ちする製品の製造、②中古品を新品のような状態にするリファービッシュ、③引き取り・下取り・買い取り、④アップグレード、⑤製品本体よりも先に消費される機能の置き換えであるリフィル、⑥修理、を行うべき。

 

・コンビニは、本部は廃棄した方が儲かるが、加盟店は値引きして販売した方が儲かることになっており、利益が相反している。

 

・食品ロスの半分は自宅、半分は事業者。

 

・世界の食糧品生産のうち3分の1にあたる13億トンが捨てられている。

 

・フランスの食糧廃棄規制法では、400平方メートルを超えるスーパーが対象で、食品ロスの廃棄を禁止して、慈善団体への寄付や飼料や肥料へのリサイクルを義務付けた。守らない場合に罰金となる。

 

・冷蔵庫にあるものを使う「おうちサルベージ」でロスを減らす。頭の体操にもなる。

 

・デンマークで使われるヒュッゲという言葉は、余分なものを持たない、気取らない生き方である。

 

・優れた料理人はあるものすべてを使い切る。バナナの皮ももオイルでじっくりと煮ると食べられる。

 

・スウェーデンでは、修理にかかる付加価値税が25%から12%に減免されている。

 

・スウェーデンでは、食べ物のごみで走るバスがある。コーヒーのかすやバナナの皮を燃やすことで走ることができる。

 

大変に学びになる内容ですね。

 

あるもので暮らすことに私も挑戦していきたいです。

 

 

 

 

Thirty years have passed since German Reunification. German needs to play important roles in the global scenes such as new Cold War, environmental issues and conflicts among ethnic & religious groups. Sorry in Japanese.

(ドイツ再統一30年。今ほど、新冷戦への対応、環境問題、世界の分断への対応などでドイツの役割が求められている時代はない。(半年ぶりに全文公開です))

 

https://foomii.com/00150/2020101422032371953?fbclid=IwAR1guRU8nJ-jpAmoy5nXZPBZAZyXNuJKgCsTlcCtaxlTJDc3AE_9JMn46gs

 

 

 

I graduated from Kyoto University of the Arts, obtaining "Bachelor of Arts". I hope to put art at the core not only in my career but also in my daily life.

(京都芸術大学卒業し、芸術学士を取得させていただいた。芸術やその思考をキャリアだけでなく生活の中軸に据えたい。)

 

学びは大変に多面的ですが、

 

・物事は多面的であること。

 

・深く本質を追求すべきこと。

 

・アートから哲学思想を学ぶべきこと。

 

などが主たる学びです。

 

 

 

武田龍夫著「物語 北欧の歴史」を読みました。

 

北欧各国の歴史文化が分かります。

 

・800年くらいから200年間にわたり、西欧はバイキングに襲われる。彼らはノルマンと呼ばれた。

 

・バイキングは植民を試みたが、相手の国に溶け込んで、バイキングとしては消滅した。

 

・17世紀にグズタフ2世は、知性、人徳、勇気を備えた国王で、スウェーデンを北欧の大国にした。

 

・グズタフ2世の娘クリスティーナ女王は、フランスからデカルトを軍艦を特派して招請した。

 

・北欧史は、デンマークとスウェーデンが中心で展開する。ノルウェーはデンマークとスウェーデン、フィンランドがロシアの支配下にあったため。そもそもスウェーデンが16世紀になってデンマークから独立した。

 

バイキングの伝統から相互の関係まで現在の国境では捉えることができないことがたくさんあります。

 

大変にお奨めです。

伊藤若冲の絵画の展覧会があると聞くと行くようにしています。

 

京都で若冲の絵が経年的に鑑賞できる場所の一つが細見美術館。京都・岡崎の国立近代美術館の横にあります。

 

https://www.emuseum.or.jp/

 

 

若冲の絵をあらためて、見ながら思いました。

 

「ここまで、鶏を細かく観察できるのは、相当程度対象に心を入れ込まないと難しいだろう」

 

と。

 

動植物の単体をここまで細かく観察して描く手法は、西洋画ではあまりありません。

 

生きとし生けるものへの愛情が深いからではないでしょうか。

 

動植物への観察眼の根っこには、日本的な動植物と人間との一体化の概念があると思うのです。