Global知見×Local実践:国際教養を高めるための精進の日記

Global知見×Local実践:国際教養を高めるための精進の日記

若き頃エジプトに住み、貧富の格差と民族宗教の紛争を実体験したことが原点。首相通訳や国連総会経験。コウノトリと城崎温泉で有名な兵庫県豊岡市を拠点に、グローバルな知見と貧困や地方創生、環境問題といったローカル課題を繋げ新たな知や策を生むグローカル活動を展開。

兵庫県新温泉町にある湯村温泉に行きました。

 

ここは、1980年代のNHKの番組「夢千代日記」の舞台になった温泉。

 

町の正福寺には、番組にちなんで夢千代地蔵というお地蔵さんがありました。

 

そのお地蔵さん横の立て札に以下のような内容の言葉がありました。

 

・大変な状況にある人の話をしっかりと聞きましょう。そして、もし自分にできることがなくても、「一緒に祈りましょう」と言いましょう。

 

・自分が困窮している時ほど、相手に優しくして助けてあげましょう。

 

感銘を受けました。

 

40年の年月を経ても、夢千代の言葉は、この湯村温泉で息づいています。

 

 

ギボンが書いた世界的名著「ローマ帝国衰亡史」を読みました。

 

・建国当初の7世紀間で、勝利の連続であったローマが、国家の諸会議に抑制の精神を取り入れた。

 

・アテネやスパルタの隆盛をとめ、没落を早めた原因は、異邦人と交わらず、祖先の純血を保とうとした狭量な政策にあった。

 

・ローマでは、奴隷であれ異邦人であれ、敵であれ蛮族であれ、長所や美点があれば、これを活用することこそ、賢いだけでなく、名誉でさえあると考えられていた。★

 

・植民を奨励する一方、忠実にして功労のあった属州民にはローマの自由を与える。

 

・この不完全な世にあって、およそ希望ほど人を慰めるものはない。奴隷の場合も例外ではなかった。

 

・奢侈こそ不平等な資産配分の是正に寄与しうる唯一の手段である。

 

・すべての欲望の中でもっとも危険かつ排他的なものは、権力欲である。なぜなら、ひとりの人間の満足のために多くの人間の服従を必要とするからである。★

 

・ひときわ光彩をはなつディオクレティアヌス帝の両親は解放奴隷である。

 

・味方と親しく協議し、一方で敵の分裂はすかさずこれを利用する。

 

・ユリウス帝は、粗食でわずかな量しか食べなかった。そのため如何なる時も心身に触りがなく、帝務の他、著作者、祭祀長、行政官や将軍といった様々な役割をこなすことができた。

 

・古代の競技において、ギリシャでは有名な者たちは、すべて演技者であったが、ローマでは一様に観客であった。

 

・およそ国家の興亡には、それに先立つ精神文化の盛衰が大きく係わっている。

 

・会話は理解を深める。孤独は天才を創る。

 

・北欧を除く今のEUと昔のローマ帝国は、地理的文化的に通じる面がある。もしそうでなければ、自由を標榜する独立心旺盛な西欧諸国なので、ヨーロッパが一体であるという観念は生まれなかった。★

 

読み応え大変にありました。

 

ある会合で、日本人はオンラインで話を聞く際に、「無表情で聞いているので話し手に怖い印象を与える」との話がありました。

 

確かに、日本人は、リアルでも、オンラインでも、無表情で特にリアクションなく、聞いていることがおおいように思います。

 

リアルでのスタンディングオベーションなども稀です。

 

話をしている方からすると「少し気持ち悪い」といった感想になるかもしれません。

 

オンラインでは、自分の顔がことさら目立って見えていることもあります。

 

大いに注意していきたいですね。

兵庫県芸術文化センターで佐渡裕プロデュース「メリー・ウィドウ」を見ました。

 

作曲家は、ドイツ人の両親を持ち、現ハンガリーで生まれたレハール。

 

主人公ハンナは、莫大な財産を夫から相続して、もし外国人を結婚したら、ポンテヴィドロの財政破綻する、ハンナはかつての思い人で身分の違いのため結婚できなかったダニロの住むパリへ。パリの大使館では、ハンナとダニロと結婚させることで財産の国外流出を防ごうとするが…。

 

財産と結婚、誠実を貫くにはといったテーマが出てきます。

 

桂文枝さんの落語的トークや宝塚歌劇など関西・兵庫的なノリも満載。

 

大変に堪能しました。

 

まだ、頭に音楽がこだましています。

 

 

 

芸術文化観光専門職大学で様々な対話をしています。

 

演劇の専門家も多数で、議論が活性化します。

 

その中で聞いたことに、「演劇はsocial justiceのためにある」という言葉。

 

英国などでは、social justiceと切り離して演劇は考えられないとも。

 

演劇を通じて、社会を変革する。

 

壮大な試みにわずかなりとも参画できて嬉しいです。

兵庫県香美町にある大乗寺に行きました。

 

ここには、円山応挙の絵画が100点以上あります。

 

展示されているのは、そのうちの一部でしたが、大変に見ごたえがあります。

 

凄いのは、寺全体の襖の開け閉めも考慮して、空間自体をアートにしていること。

 

また、右から見るのと左から見るのとも違うように設計されています。

 

襖絵は背中で感じるということを前提にした絵もありました。

 

空間を使い切る贅沢というのはまさにこの寺のこと。

 

大変にお奨めです。

大阪市科学館に行って様々な展示を見ました。

 

その中で、驚いたのは、20億年前に現在のアフリカ・ガボンの地に天然の原子炉があったということ。

 

20億年前の天然の原子炉 | 日経サイエンス (nikkei-science.com)

 

その天然原子炉から20億年たって、20世紀になって、人工の原子炉ができたのです。

 

「20億年後を見据えて、神様がおつくりになっていたのか」「天然原子炉は地球に良くないから神様が20億年前に停止させたのか」…。

 

まさに神のみぞ知るでしょうね。

蓑豊著「超・美術館革命」を読みました。

 

金沢21世紀美術館の館長によるまさに美術館革命の本です。

 

・欧米の美術館で来訪理由で多いのは。「ぶらりと来た」。日本では厳かな儀式が執行されている場所。

 

・美術館が街を作り、文化が経済を作る。

 

・お茶でなく食事を一緒にする関係になると交渉が成功することが多い。

 

・芸術全般が何千年も続くのは、言語であるから。

 

・米国では、ボランティア活動は、人間が成長する上で欠かせない課題。

 

・日本の美術館では、作品の説明に集中して、その背景について説明が足りない。

 

「美術館こそ街の中心に」という蓑氏の思いが伝わってきます。

 

 

兵庫県北部の日本海に面した香美町。

 

そこで、農業や漁業、環境保護関係の方とお話する機会を得ました。

 

その中で聞いたのは、森林が劣化したために、川に流れる魚に必要な海での成分が減少して、漁獲量が減少することがあるということ。

 

香美町は森林地帯の村岡地区と漁業が盛んな香住地区の両方を持っています。そのため、林業と漁業の関係によりセンシティブになるのですね。

 

地球の様々なことが繋がっていることが改めてわかりました。