今回のゲッターロボ號の動画について(その12 全身) | 無敵動画堂高田のブログ

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無敵動画堂 というサークルで、アマチュアアニメを製作している者が、アニメや特撮について語ります。

 先日、載っけることが出来たゴーバリアンのアニメ。

 これに続いての

ブログに載っける用アニメ第2弾として ゲッターロボ號

(過去の動画は、上記からリンクをたどって下さい)

 そしてついに第3弾……完成~!!

 何のことはない。第2弾の動画を、原作版風デザインに直してみた、というものでした。

 (動画へは、上記からリンクをたどって下さい)

 さて、実際の作業です。 

 創った本人がビックリするというか、ガッカリするレベルで前の動画と印象が変化しなかったのですが、

 効果の稲妻とかを除き、ほぼ全ての絵が描き直しだったのです。

本当です。

 嘘ではないことを、前回の作画と、今回の作画を並べることで、証明していきます!

 

 ゲッター號 全身

 ↓今回の作画

 

↓前回の作画

 

 違いを挙げていたら、キリがない。

 なので、主だった部分だけ。

 

・足の模様の違い

 (当初は、アニメ版と同じようなラインで描かれていることが多かったのですが、

  だんだん簡略化され、結果的に、後の「真ゲッター1」と同じようなラインで描かれているカットが殆どです)

・股間部の形と赤い模様の違い

・アームガンの有無

・指の付け根(原作版は、指の付け根、関節部にシルバーのパーツが露出する)

・腹部や腰部、(目立たないけれど、実は胸部も)全体的に鋭角的な角を落とし、丸みのあるラインに

・胸部パーツの形状

 (TVアニメ版は、胸部前面パーツと、胴体本体部が一体化していて、原作版にはある「胸と本体の段差」が存在しない)

 

 あと、腹部のライン(腹と腰の継ぎ目の部分)、TVアニメ版は、下に向かって鋭角的な……V字のラインになっています。

 原作版でも同様にV字ラインで描かれているカットが多数あります。

 

 ↓少年キャプテンコミックス 4巻 136P

   V字ラインで描かれています。

 

 多分、石川賢先生の頭の中でも、このV字ライン型、が、正しいデザインなのだと思います。

 でも、実際にはV字ラインじゃなくて、

マジンガーZみたいな、水平ラインで描かれているカットが多いんだよ!

 

 ↓少年キャプテンコミックス 4巻 161P

   V字ラインでは無く、水平ライン。

 

 ↓少年キャプテンコミックス 4巻 161P

   こちらも、V字ラインでは無く、水平ライン。

 

 ↓少年キャプテンコミックス 5巻 49P

   クライマックスのバトルシーンでも、V字ラインでは無く、水平ライン。

 

 というわけで、今回は、水平ラインを採用することとしました。

 

 と、色々書いてきましたが、

 原作版は、コマによってデザインはころころ変わります。不統一です。

で、

 TVアニメ版も、作画監督によって、結構ディテールが変化します。

 いや、それどころか、同じ作画監督でも、時期によって細部が変化します(笑)。

 絵柄が変化した、とかではなく、目の形が変わったり、と言った具合に、デザインとしての形状そのものが、時期によって変わったりするのです。

 で、玩具、プラモまでが、それぞれ微妙に違っていたりします。

 

 ゲッター號って、そもそもそういう方針で作られているんですね。

 そんなわけで、ブログ用アニメとして、

・僕の考えた理想のTVアニメ版風ゲッターロボ號

・僕の考えた理想の原作風ゲッターロボ號

のデザインを考えるのは、とても楽しい作業でした。

 

 以上!