※この記事は過去記事の再構成です
「それでも男ですか、軟弱者!」
セイラ・マス
サイド7にザクが来襲し、逃げ惑う人々。そんな中、セイラ・マスとフラウ・ボゥは逃げ遅れた人がいないか確認する。
だが我先にと逃げようと、ホワイトベースへ続くエレベーターへ転がり込むカイ・シデン。フラウは「ほかにいませんでしたか?」と尋ねると、カイは「知らねえな」と答える。
さらにカイは、怪我して苦しむ軍人に「乗るのかい?」と上から目線で声をかける。これにセイラは平手打ちを一閃、上記の発言をした。
この「軟弱者」という表現。いかにも、ジオンお姫様のアルテイシアらしい。
「いい加減にして」
「しっかりしなさい」
こんなありきたりなチープな表現だと、セイラのキャラクターは確立できなかった。
この台詞一言で、彼女に惹かれた視聴者。さらに言うと、ビンタをされたカイ自身も実はセイラに恋をする。世の中の男は、変態ばかりだ。
さらに恋をするけれども見てるだけ。アムロ・レイと同じで、その「お姫様オーラ」に近づくこともできないカバティ状態。
そんな彼女の名言を発した声優さんが、今はこの世にいないことが何とも惜しい。
個人的には石田純一や手越祐也、ついでに安部昭恵も首が取れるくらいビンタをしてほしい。
それでも絶対に目は醒めないと思うけど。
(写真:彼女のカリスマ性を物語るTシャツ。萌える。)