大雪山縦走 プライベートガイド
毎日天候が不安定な中のツアーでした。「午後から雨の降るところも」という案内は毎日12時丁度に雨になる天気でした。
3泊4日予備日2日もらって、銀泉台からあがり白雲小屋、翌日は忠別小屋までと、荷物を担いだ日は5時間行程で昼すぎには上がりました。
忠別小屋からトムラウシを日帰り装備で往復。とくに早朝の五色平のホソバウルップソウが印象的でした。
高根が原も花満開でベリーグッド!
五色が原は学生の頃と比べて笹山になってしまったのが残念ですが、沼ノ原は何ともいえない雰囲気でした。
繁忙期
3日前くらいのことが思い出せない。スケジュール表をみれば、
ああそうだった
と思い出せるのですが。
そんな毎日です。
芦別岳の翌日の6月25日は同僚(?)のたけまこさんとニペソツ山へ。
早朝から日本×デンマークのサッカー見て遅刻して層雲峡着。
天狗のコルは雪また雪、たまに踏み抜き。上部はこれでもか!というくらいのイワウメの花。
翌日6月26日は北海道雪崩研究会の総会と研究発表。
司会を頼まれてOKしたのが総会だと思ったら研究発表の司会でした。
重いテーマに精神的ダメージをうけました。
週あけの6月28日は大平山へ植物観察ツアー。お花畑は花がまだな感じでしたが、草丈が高くて大変でした。しかもこの夏一番の暑さとかで溶けてしまうかと思われた1日でした。
6月29日はペンケヌーシ
こちらも雪どけは遅れ気味でした。駒草が減ったような気がします。
暑い日でしたが沢沿いのコースは涼しく快適。沢はやっぱりいいなあ。
半鐘蔓があんなに咲いているのは見たことがありませんでした。
帰ってから必死で翌日の準備。
6月30日
千歳へお客さんを迎えに行こうとすると高知空港から機材の故障で飛行機が飛ばないという一報。
2時間遅れてツアー開始。層雲峡に17時着。即車まわしでクッチャンベツへ。
その後寮でパッキング。予備日を含めた5人×5泊分の食糧がたまらなく重い。
芦別岳
22~23日で23日に登る予定でしたが
出発前日の予報で23日の天候は
寒冷低気圧の影響をもろに受けそうだったので
出発時間を変更して22日アタックに変更
おかげで良い天気の中
(今年一番の暑い山登りになりました)
山頂を踏むことができました
山頂の直下は急斜面に雪が残り
登りはバケツ掘り
下りはショートロープで
ちょっと緊張感のある感じでした
雲峰山の下りは
なんとか雪渓をつないで
山頂でくつろいでいると
旧道から人が・・・
後で分かりましたが
MASHチーム
雲峰から
【花情報】
新道全体をとおして
春の花から夏の花まで
すこしずついろいろな種類がある感じでした
チシマノキンバイソウ(上部)
チシマヒョウタンボク(上部)
カラマツソウ(上部)
ほか
マイヅルソウ・シラネアオイ・ツマトリソウ
スミレサイシン・エゾキスミレ・ミヤマスミレ
ゴゼンタチバナ・チシマザクラ・フデリンドウ
ムラサキヤシオなど
ICI地図読み講習会 実践編
白旗山にてICI札幌店の地図読み講習会
コンパスを使う上での基本動作・基本姿勢
実方位の取り方~地図上での確認
地図上で読んだ方位と実方位の確認のしかた
この3点に絞りみっちりやりました
白旗山は遊歩道・スキーコース・防火帯がいりくんで
めまぐるしく分岐や交差があるので
何度も「この合流する道の方位は何度ですか?」
と聞きました
お客さんもだんだん覚えてきて
的確な答えをすぐ出してくれるようになりました
たぶん体である程度流れは覚えてくれたと思いま
たかだか2時間余りでしたが
我ながらいい講習ができたと思います
それでもなお、
こうすればよかった
この表現よりコチラのほうが的確だったかな
なんていうのがありますので
今日の反省点をまた次回に繋げたいとおもいます
やはり緊張していたのか
乗っていたのか
一枚の写真も撮っていませんでした
こんな日もありますね
京極コースから後方羊蹄山
上り下りは辛いけど時間が短い京極コースで企画
天気は午後から雨マークになっている
おまけに上空の大気は不安定という
風予報と他の支援図を見て
イケるかな
と決行する
ちょうどひと月前にスキーのツアーできたばかり
あの時の印象だとまだまだ雪があると思われたが
ひと月で雪が溶け夏の緑の世界になっていた
30分も歩けばあとは急斜面の単純作業
急がずだらだらせずひたすら単純作業
途中に咲く花を見ながら
●合目の看板を楽しみにしながら
交互に足を出す単純作業
口数の少ないときは皆さん
瞑想の世界の「無」の境地
花が出てくると現実の世界に引き戻される
そんな時間
登り始めて4時間外輪に到着
ミヤマキンバイとメアカンキンバイの群落の大きさに
歓声が上がり
雪のお鉢とエメラルドグリーンの水溜りに
再び歓声
雨にもふられず
のどかな山頂を往復し
こんなところ登ったのかい
車はまだかい
と言いながら
下山したのでした
下山後は京極温泉
露天風呂からも
おおきな羊蹄山を堪能しました
花の富良野岳
今日のゲストのうち若い女性3名は
よく聞けば初めての登山という
初めての登山で富良野岳?
と思ったけど
初めての山がこんないい時期の富良野岳だったら
どんなにかいいだろう
と逆に考えて無理のないように歩くことに
もう二度と・・・はないようにしなきゃね
他のゲストにもちょっと協力いただいて
問題は天気
雷注意報が出ている中だったので
ざんざん降りにあったら
もう二度と・・・
ということになりかねない
出だしの北斜面は
雪がたっぷり
といっても道がわからなくて嫌らしいかんじはしなかった
キックステップがどうとか
歩くときの呼吸だとか
足の送り方だとか
水の取り方だとか
説教臭くならないように要所要所で解説しながら
十勝連峰は明日が山開きということで
今日はカミフの方々がスコップを持って雪割りしてくれていました
ありがとうございます
と雪割りしたトレースを使わせてもらいました
稜線に出ると
雪はほとんど無くて
お花の世界
温泉に到着するやいなや
ザーッと雨
ぎりぎりセーフ
花いっぱいの白旗山
先日のICI札幌店のイベントの地図読み講習会の続編を白旗山にて行うことになったのでロケハンに。
樹林下の道はなかなか花が多く楽しい道のり。
メインの講習会のプランを練りながらゆっくり一回りしてきました。
気持ちの良い道ですが、日のあたる笹地はかなりダニが多いので注意ですね。
当日の敵はそういった小さな敵かもしれません。
花の中の赤紫が綺麗です
アリの視点から見上げると花が日に透けて
紫がとても強調されるのでした
多くの虫の複眼が紫色(紫外線)が強調されて見える(?)らしく
理にかなった作りをしています。
アンバランスな雄しべと雌しべの長さの差や
わざと下を向くように咲くことも
進化の過程で習得していった受粉のための意匠です
ベニバナイチヤクソウ
かつてベニスズランとして売られていたとか
漢字で采配蘭と書きますが
戦国武将が手に持っている棒の先に紙などで作った
采配に似ているから名付けられたそうです
振るとシャラシャラ音がしそうですね
約(草かんむり)の色が印象的です
この花も多く、一度にこんなに見たのは初めてです
低山の臨床でたまに見かけますが
貴重なんだそうです
衝羽根草と書くらしいです
羽子板の羽が由来らしく
この花の実(写真ではビヨンと伸びた雌しべの付け根の
子房)が羽の下の球に似ているからだそうです
こちらも似ているけど
6枚の葉
花弁を持たないネイキッドな花
千鳥に近いランですね
ICI札幌店 初めての山登りセミナー 地図の基本知識とコンパスの使い方
地図読み講習会
今年2回目の開催
雨の中20人のお客さんに集まってもらえて大盛況でした
前回の資料をリファインして
昨夜というか早朝4時までかかって資料を仕上げた
万全を期して望んだが
やはり反省点がのこるもの
とても難しいけどチャレンジングな仕事です
今日の反省
やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば人は動かじ
そんな心境ですね。
さて今日東北北部まで入梅の発表がありました。
北海道もちょっとお付き合いして雨模様
しばらくカラッとしていいお天気がつづいていたので
いろんな意味で恵みの雨になればいいのですが・・・
明日は音更山のツアー
かねての予報より早く天気が移り変わり
今日の午後には北見の天気予報にオレンジ色のマークが見えていたので
決行の判断をしました
さてこれどうなることやら
音更山
ユニ石狩でもなく
石狩岳でもない行き先
でも高山植物たくさんのいい山なんです
おまけに一等三角点の山。大雪十勝の展望台ですね。
ほとんどのピークが見える。
展望が良いといいのですが
さてどうなることやら