山のぐろぶ -68ページ目

展望と花のニセイカウシュペ山

岩崎元郎さんのツアーはguroおすすめの「いい山」を3日続けて登るということになり、その3日目はニセイカウシュペ。
表大雪・東大雪・北大雪の山々を眺めながら、朝陽山の尾根の「槍」の景色を見ながら、ゆっくり歩く。足元から広がるお花畑にはウサギギクやチシマノキンバイソウなどが咲いていて素晴らしい。とにかく展望があってひと安心。山頂からは昨日登ったニペソツ山も一昨日登ったユニ石狩も見えた。とても蝶に詳しい方と東京からの単独の男性がいた。途中できれいなアゲハチョウを見たので聞いてみるとミヤマカラスアゲハの夏型だろうと教えてくれた。

今日はすれ違ったパーティー殆どが岩崎さんに話しかけて握手をしたり記念写真を撮っていた。登山者どうし和む時間でした。

夏の天気

皆様おはようございます。
予報では晴れですが層雲峡はガスっています。

昨日はいろいろな地域のガイドさんお客さん友人からご心配のメールや電話をいただきました。僕自身事実関係をよく把握していなかった面がありさらにご心配をかけてしまったような感じがあります。
また昨夜は多くのツアーをキャンセルにしました。「行きたい」「行ける」とは別問題で、現状・営林署などこれまでやこれから協力してくれてきた営林署との関わり・自分の力量やガイド資格の職能区分などを鑑みて札幌山岳ガイドセンターの酒井代表と話し合いました。

すぐあとの大平山・日高のチロロ林道から北戸蔦を使うツアー・コイカク~ヤオロ~1839・プライベートの幌尻など

ご参加いただく予定の方には大変ご迷惑をおかけしますが、来年以降に再度企画したいと思います。

8月はヒマ人になりますがすることはたくさんあるので来月以降がんばりたいと思います。

以下登山道がらみの情報です。
大平山は道道が通行止めになりましたが、代替えに考えいた狩場山も賀老へあがる道が通れないということでした。
日高はペンケヌーシ林道・チロロ林道がメド立たずということでした。南部森林管理署管轄の林道もすべて通行止め措置になっています。


ニペソツ山

今朝の層雲峡の気温15℃ 大雪湖9℃ 杉沢登山口11℃

さわやかを通り越した肌寒さを感じながらニペソツ山へ。

空は澄み渡り大雪山から十勝までキレイに見えてました。

晴天のユニ石狩岳

久しぶりにさわやかな晴れになりました。
カムエクを変更してユニ石狩岳へ行ってきました。

皆さんこの7月は行きたいところに行けてないようですが、無理にごり押しで山に入ってもいいことないですね。
ロングでハードでなくてもいい山はたくさんありますね。
僕にとってユニ石狩はそんなことを感じさせてくれる山のひとつです。
明日はみたびニペにいきます。早起きしなくちゃ。

寒冷前線通過

山の上の 花 鳥 風 月-CA3A2964-0001002.JPG

やはり北海道は夏と秋のせめぎあいのようです。
寒気が強い暖気の流入を押して寒冷前線が通過しました。
激しい雨が短時間にふりました。

岩崎元郎さんとカムイエクウチカウシに登るツアーを予定していましたが、水洗トイレのような濁流で断念。
向こう3日くらい厳しいだろうという判断です。

写真はコイカクシュサツナイ川

扇沼山~トムラウシ ピストン!

十勝トムラ縦走が、梅雨前線だか秋雨前線だかわからない大雨の影響で日程は繰延になり最終日、雨の合間に扇沼からトムラウシ山をピストンすることになりました。行程としては長いけど、ここはペース配分しだいで十分行けると踏んでリードしました。さすがに最後の下りはドロドロで辛いものがありましたが、幸い何もない下山になりました。


この雨の前線をシベリアでの寒気団の成長をうけて「秋雨前線」と表現している天気のサイトがありましたが、雨雲が息を着くと高い空に秋の雲が広がっていました。

山の稜線は秋も春もごっちゃごっちゃになっていました。融雪が遅かった影響で雪田性の植物は遅れ気味、風衝地の群落は前述の通り2週間ほど早い状況です。


それでは写真です。
山の上の 花 鳥 風 月

山の上の 花 鳥 風 月
秋の空


山の上の 花 鳥 風 月
黄金ヶ原のウサギギク


山の上の 花 鳥 風 月
イワイチョウももう黄葉?


山の上の 花 鳥 風 月
「青い池」


山の上の 花 鳥 風 月
チングルマ花穂


山の上の 花 鳥 風 月
満開だったウスユキトウヒレン


山の上の 花 鳥 風 月
ハマで美しい シオガマ


十勝岳三角縦走

十勝岳温泉から十勝岳、白銀荘に下山しました。

上ホロ小屋のまわりはキリンソウとイワギキョウが咲き乱れてとてもきれいでしたが、稜線付近は風が強く時折パラパラと降ってきました。
北海道付近は道北付近に天気図に書かれてない前線があるようで太平洋から吹き込んだ南風がブロックされているところがあり、28日16時現在も時間20ミリを超える観測がされています。
東シナ海の熱帯低気圧と三陸沖の高気圧の狭間にあって明日はますます南風が強まりそうです。風の吹き上げる斜面は局地的にかなり強い雨になりそうです。
風の収束帯も南下しますので明日は逃げきれなさそう。
どうするかうでの見せどころです。

花爛漫のアポイ岳

山の上の 花 鳥 風 月-CA3A2957.JPG

昨年時期を外してしまったアポイマンテマを見にいきました。
天気は下部はガスだったのが突然晴れに。気温は17℃前後で快適。
お目当ては岩場にちょっとあるだけかとおもいきや8号目から頂上直下まで満開。たくさんありました。
タイムのようなイブキジャコウソウと茂みを作るキンロバイも満開でした。
樹林帯はハクサンシャクナゲが表の年なのかこちらも満開でした。
写真は後日。

ホタル

西岡水源池にホタルを見にいきました。


今年は新聞に出たせいか駐車場は満車。おまけにバスはとまっているわで

「いったいどうなっているの?!」ってかんじでした。


本来乱舞する姿が見れるのだけど・・・

   人×懐中電灯と駐車場に出入する車のライトで良く見えなかった。

それでも見れたのだけど。明るさが足りないように見えました。


ライトを持って虫を照らそうとする人がいて何度か丁重にライトを消してくださいと言うですがそれが疲れました。

そんなこんなで早々に退散しました。

そもそも懐中電灯照らしている人は明かりが明るすぎてあまり数を見れていないと思う。



ホタルといえば

魚屋してたころ

岩手の一関に住んでいて鯛釣りの餌にするヌマエビをとりに溜池めぐりをしていたとき

車のライトを消したら防波堤の釣り人と間違うような大量のホタルが乱舞していたことがありました。

あまりにきれいで、不思議で(不思議ではないのだけど)

しばらくぼーーっと眺めてしまったことを思い出しました。


ホタルはカワニナがいないと幼虫が育たないようですね。

北海道の田んぼは大規模経営が多いからダンゴのような除草剤を使うことが多いのか、あまり田んぼにタニシがいませんね。

東北でも里山に行かないと今では見れませんでしたが、オバチャンたちは「昔はどこさもいたちゃ」と口を揃えて言っていました。





熱波・寒波・雨


山の上の 花 鳥 風 月-CA3A2954.JPG
夜空に浮かぶブタちゃん
昨日は七ツ沼カールのツアーを中止にいておいて、降ると言っていた雨はふらずとうとうお客さんからお電話が・・・
こればかりは検証しようがないのですが、また行きましょうということになりました。

夜は不景気で今年から1回開催になった花火大会
こちらも直前に大雨。大会中も激しく降りました。
北海道の7月は暑い日が続いています。内地もこの7月「記録的」という気温がつづいているようです。
日本だけではなく中国の華南華中は春先から高温(熱波)に見舞われていうようでしたがここに来て降水量がこれまた記録的」とのことです。
地球の裏側のチリやペルー・アルゼンチンには寒波の影響をうけて低体温症や凍死者がかなりの数になっているというニュースをみて、寒暖の差が激しくなっていると感じました。
これは南極極地からの直接の気流の流入が原因ということでしたが、極地からの直接的な気流が入るのはこの冬の日本も同じでした。
「温暖化」という言葉も陳腐になってきましたが、温暖化にともなって中緯度域の空気や海水の対流が活発になっていることは確かなことだと思います。

北海道の天気の話に戻りますが、内陸部に居ることの多かった7月前半は福島や栃木に居るかのような夕立や雷が連日のように続きました。
雪田の植物はともかく雪解けに左右されないコマクサに代表される風衝地の植物の開花はかなり早く、どこも7月はじめには見頃を過ぎていたのが印象的でした。

感情的には今年一年だけの一時的なものならいいのですが、温暖期には北海道の海岸線が岩見沢近くまであったことを考えるとこれも対応していかなければいけない環境なのかもしれません。
北海道が温帯多雨気候みたいな雨雲の通り道になってくれなければいいのですが。これだけは人間の力ではどうにもならないことですね。