さて


NYタイムズにも大きく取り上げられるほどの大スキャンダルがお寺で起きた後


私はそれでも習慣化した座禅も続けたかったし
(その当時は家でも座禅組んでた)


家族のように仲良くなっていたお寺のお友達と離れる勇気もなかったので


ショックは受けながらも


のらりくらりとお寺には通い続けた


その中で


数人の本当に心を許した僧侶の1人から


彼の苦悩を度々聞くようになり


時折り涙を流す彼と接するうちに


どうしても彼をほっておけないというような感情が徐々に芽生えた、、


その当時長く付き合っていた曰く付き不倫の彼氏がいた私(その事は前に書いた     )


この時期


もう本当にこの不倫彼氏と会うのは数ヶ月に一度


外でランチ食べるとかそういうレベル


というのもその当時


その不倫彼の奥さんの新しい彼氏が子供嫌いという事で


不倫彼は子ども2人と一緒に住んでいたし


私は私で学校の勉強に病院やHIV施設でのボランティア


仕事にお寺と


めちゃくちゃ忙しい日々だったので


彼氏に会えない事もほぼ気にならない状態だった


そこで私に必死にすがってくる


10歳ほど歳下の得度している僧侶の彼


徐々に彼の事を支えてあげたいという気持ちから


気付いたら好きになっていたポーン


でもこんなスキャンダルの渦の中、、


僧侶と恋愛ってアセアセアセアセアセアセ


ダメに決まってる、、


そこでその僧侶の彼は、


得度した時の約束の5年間の修行があと数ヶ月で終わるので


それを機に山を降りると、、
(っていうのはお寺から出て普通の生活に戻る事を意味する、お寺はNY郊外の山奥にあったので)


そしてその僧侶彼は出家前に大学を途中で辞めて


学業がそのまま中途半端になっていたので


大学に入り直し
(お父さんが大学教授なので学費は免除されるそう)


宗教を大学で勉強し直すという事だった


そこで彼は僧侶ゆえ収入がないので


しばらくは私が経済的にサポートする事になった滝汗


丁度その頃大学卒業後の1年間のインターンシップを終え


大学院は途中だけれどそこは一休みして就職活動をしようと思っていたところだったし


その当時は傷ついている彼を自分がなんとかしてあげたいという気持ちに完全に支配されていたので


長く付き合っていた彼には別れを告げ
(めっちゃ揉めたけどアセアセ)


ありがたい事に薄給ではあるがボランティア先の病院での管理栄養士としての仕事も決まり


テストにもパスし資格も取得し


意外ととんとん拍子に進んだので


僧侶が山を降りてから


一緒に暮らそうという事になり


着々と準備を始めて行った


そしてその僧侶が遂に老子と約束した5年の修行期間を終え


山から降りてきた


そして一緒に暮らし始めて


恐らく1週間ほどで


その元僧侶は私を捨てて


家族のもとに帰って行った、、


その時彼が私に言い放った言葉


一番辛い時に支えてくれる人がお寺に出入りしている人で必要だった


あの時はとても精神的に辛くて君がどうしても必要だったけど


山を降りて来て自由を手に入れたら


私に対して愛なんて無かった事に気づいたそう、、おばけ


長く付き合っていた彼氏とも断腸の思いで別れ
(あんまり普段会えて無かったけど)


5年間も山に篭っていた俗世に慣れていない彼を精神的にも


そして僧侶ゆえ無一文なので経済的にも


私がなんとか支えなくてはと意気込んでいたところ


呆気なく、、


本当に呆気なく、、


捨てられた、、おばけ


これが私の


アメリカ生活で色々あった中の


一番の暗黒歴史ドクロドクロドクロ


正直相当長いあいだ立ち直れなかった


「誰でもよかった、、あの時一緒にいてくれたら、、」


その言葉が胸に突き刺さり、、


あんなに必死で頑張って


彼の支えになろうと


就職活動も頑張り


資格試験もパスし


全て終えたところで


呆気なく捨てられたドクロドクロドクロ


でも今になってみれば


捨てられて心底よかったと思う真顔


精神の安定しない若い彼氏、、


経済的にも私が支える


どう考えても(今冷静になってみると!)


無理無理無理無理!!!!ニヤニヤ
むーーーりーーーーー!!!滝汗


よかった!!!捨ててくれて!!!真顔


余談だが


その僧侶


黒人の遺伝子を持ちながら
(母親も父親も兄も弟もみんな見た目普通の黒人)


祖先のどこかで混じっていた白人の遺伝子だけがたまたま出て


ブルーアイズ、プラチナブロンド
(僧侶ゆえ丸坊主だけどまつ毛がプラチナブロンド)


背は190センチと高く


骨格は黒人、お尻とかめっちゃ上がってるポーン


でもぱっと見は白人


っていうとっても見た目も不思議な青年だった


この見た目のせいで


黒人の家族の中で自分だけ浮いてるような感覚を持って育った事が


多感な時期に出家という決断をさせたらしい、、


まぁ、、私としては


とんでもない事に巻き込まれたな!
っていう感じ
お寺の前にある湖、そしてブッダ
休憩時間にこの湖の周りをよく散歩した、、
心が洗われるような感覚