何故、Sの奥さんはそんなふうに壊れてしまったのか、、


というよりも結婚当初から


いろいろあったっぽい、、


まずSが奥さんと出会った時に


Sには数年付き合ってる彼女がいたそう


でもそんな事はお構いなしに


奥さんは家に押しかけてくるようになり


いつしかそんな関係になってたらしい真顔


Sはいいところのお坊っちゃま育ち
(全然そんな風に見えないんだけどね)


4人兄弟だけど


小さい頃は兄弟一人一人にナニーがいたようなお家だったそう


大学もコロンビア大学に入学するも


その後ファインアートに興味を持ったSはニューヨーク大学に転向


ファインアートを専攻する辺りがお坊っちゃまだよね


大学を卒業してしばらく絵を描きながらプラプラと親の仕送りで暮らしていた頃に


奥さんと出会ったっぽい


あれよあれよという間に


妊娠した事を告げられ真顔


そこからその奥さんはもうSの家に入り浸るようになった


頭を下げて結婚出来ないことも


子供を一緒に育てる気がない事も伝えたが
(そもそも好きでもなかったっぽい)


責任取れの一点張り


結婚してくれなきゃ死んでやるとかもうそんな感じだったらしく


Sは最終的にはおれて、、チーン


その当時の彼女に頭を下げて


親にも事情を説明し


できちゃった結婚、、


そのすこし後に


Sの親に会社が倒産して


一切のNYへの仕送りが止まり


絵を描いてプラプラ暮らしていた典型的なお坊っちゃまくんのその当時のSは


今まで生活費を100%親に頼っていたので


そこで生活一転、、


急に生活がのしかかって来たお坊っちゃまくんS


とりあえずなんのスキルもなかったので


日系のレストランで寿司シェフとして修行を始める、、


もちろん見習いからで


とてつもない安月給で真顔


ここで、こんなはずじゃなかったとなったできちゃった結婚した奥さん、、


ここから叙々に壊れていったらしい


叙々にSを罵り責めるようになり


だんだん手も出るようになり


数年のうちで


凶器で殴ってくるようになったそう、、


その間、精神科医にも診てもらい
(鬱病で家族に暴力的になる例はあるらしい)


薬も処方された


薬を飲んでいると暴力は落ち着いている日々もあるものの


私の人生めちゃくちゃにしやがってと


罵られる日々は続いた


その間、仕事しながら


寿司屋の見習いから


独立してケータリング会社を起こし


なんとか経済的に少しでも楽になるようにと奔走し


同時にほぼ全ての家事も担っていたS


必死の努力にも関わらず罵倒されDVを受ける日々


どんどん精神的にも追い詰められていったと、、


でも誰にも相談できず、、


子供達だけがSの支えだったらしい
(こんな状態だったのに2人目できてるからそれもすごい真顔)


そのうち前述した通り


奥さんが若い男を家に連れ込むようになり


心の支えだった子供もその若いツバメに懐き始めた事で


もう完全に心が折れたという


ざっくり書くと


私と出会う前はこんな感じだったっぽいけど


個人的には


出だしからなかなかしょっぱい展開だと思う真顔


どこまでこの話が本当なのかはわからないけど


私はその当時は信じ切っていたので


それはそれはSに同情し


なんとか少しでも癒してあげたいなんて思ってた


でも私も私で


Sと一緒にいる事で


最終的にはグリーンカードもSの会社で申請して取得してしてもらい(出るまでに5年かかったけど真顔)


Sの強い勧めで大学に行く事にし
(NYが好きで居たいのなら、外国人として生きて行くのだから、何か資格を取るべきと強く言われ続けた、ちなみに学費は自分の働いたお金です)


結果的に今、このアメリカで生きて行く基盤を作ってくれたのSだから


感謝してもしきれない


9年間一緒にいる間


離婚も成立してない時にプロポーズもされた


結局奥さんの請求しているお金ができるまで離婚できず(すんごい額)


私は結局9年待ち


待ちくたびれてSの元を去った


奥さんはその9年の間男とっかえひっかえ


彼氏が子供と一緒にいるようなタイプじゃない時はSに子供のことを丸投げなので


私がSと合わない時期が数ヶ月なんてこともザラにあった


私もワークパーミットが降りた時点でSの会社から離れ他で働き始めたし(もっとお給料もらえるところで学費稼ぎました真顔相変わらず経理だのは遠隔で手伝っていたけれど)


大学、大学院、病院やNPO の施設などでのボランティアにインターンシップ


仕事と勉強、学校系のアクティビティで非常に忙しく


9年間は実は一人で過ごす時間の方が長かった気もするけど


資格を取るまでの日々は正直もう精一杯だった


それでも、たまにしか会えなくてもお互いをすごく大切に思ってたし


お互い支え合ってた9年間


懐かしい、、


9年で一回だけ、やっと時間がお互い取れて


Sと映画見にいったことがあった


その時にたまたま若い男とデート中の奥さんに鉢合わせして


奥さん私に殴りかかって来た


「お前のせいで私にくるはずの金が減るんじゃ〜!」
(実際は私は学費、家賃も含め自分の事は自分の働いたお金で賄ってたけどね)


みたいな事言いながら突然水知らずの


めっちゃ派手な


ヤンキーみたいな金髪で


顔にも露出した胸にもタトゥー入ってる


一見しただけでめっちゃヤバそうな中年の女が殴りかかってきて


本当にびっくりした真顔


その時Sはただただ呆然と立ち尽くしてて


なんで助けてくれなかったのと後で聞いたら


自分がどんな目に合ってきたかを共感して欲しかったから止めれなかったと言っていた真顔


いや、そこは助けてよ真顔


って思ったけどね、、


まだまだ書ききれないことが沢山あるけど


とりあえず不倫の思い出シリーズは終わりにします


もし気分を害してしまった方がいたらごめんなさい


この後泣いて引き止めるSを振り切り別れた私はもうアラフォー


別れた理由は


いろいろあるけど


私が子供が欲しかったから


Sは2人子供が既にいるので要らないと言っていた


ので別れて速攻婚活スタート


すぐに今の旦那と知り合い


あっとい間に結婚した真顔


ギリギリ間に合った感ある


子供もありがたい事に1人恵まれたし


東洋の不妊治療したんだけどね


またその事についても機会があったら書きます
Sと最後に借りてたアパートメント
4件ほど引っ越したけどここが一番ステキだったな〜ラブラブ