豪快なハゲた関西弁のおっさんSは


関西人だけあってめちゃくちゃ面白い人だった


その日の面接はもうただ面白いおっさんだったなぐらいで


緊張する事もなく


あっさり採用決定キラキラ


この会社は顧客に持つホテルだのプライベートクラブだののパーティーに


寿司シェフと食材と寿司カウンターを派遣するケータリングサービスの会社だった
(プライベートクラブのパーティールーム)


正直日本での飲食の経験は日本食もお寿司もないんだけど


お寿司は職人さんが基本作るそうで


私はパーティ用に作るロールのお寿司の仕込みだの


各顧客へのインボイスを届けに行く業務と


その他雑用という条件で採用された


なんか時給も出来高のような雰囲気で


大丈夫かい笑い泣きって思った


そしてなんとなくビザサポートのことも聞いてみたけど


それもまぁ正直その時は軽く流された真顔


そりゃもちろん働いてみないとビザサポートなんでって感じだよねアセアセ


そして語学学校が終わるとそのオフィスに直接行って


その日の業務の指示を聞き


夜適当な時間までの仕事というのが大体週5日


そしてその数々の雑用業務の中で


ホテルやプライベートクラブにインボイスを届けに行くというのがあって


郵便でもすむはずだけど、


Sは何故か直接渡しに行くのを大事にしていて
(これによってコネクションを強化していたっぽい、実際上層部の人と仲良くなって飲みにいったりしていた)


基本会社の車でホテルやプライベートクラブを回るので


私は車の中でひたすらS待ち


車が駐禁切られないように車番的な役割タラー


だけどこの週1のインボイス届けに回る時はSとずっと一緒だったので


いろいろな事を話す機会もあり


自然と仲良くはなっていった


Sはめっちゃ人懐こいしね


人タラシってやつかなと思うわ


そして仲良くなるに連れて


Sには妻子があり


子供は2人


私もデートしている人がいる事も言った


この時点で全くこのSというおっさんを男として見てなかったしね


だって妻子持ちだし


見た目も全く好みでもなかったし


Sの見た目は横山ノックをもうちょっと凛々しくした感じ真顔


なんでじゃあその妻子持ちのSと付き合う事なんかに、、


続きます、、