こんばんは。

ご覧頂きありがとうございます😊

 

本日も想像力と547の発掘良品というシリーズをお送りしたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

本シリーズの概要はコチラ

 

 
前回までのまとめ

 

前回までにご紹介させて頂いたのはTSUTAYA発掘良品でセレクトされていた1~275までの作品。

 

★製作国での分類 ( )は前回追加分

 

アメリカ映画         189作品 (+5)
イギリス映画         016作品 
香港映画           011作品 
米・英合作映画        004作品 
フランス映画         012作品 
伊・西合作映画        002作品 
スウェーデン映画       002作品 
イタリア映画         003作品 
伊・西・西独合作映画     001作品 
伊・仏合作映画        002作品 
伊・米合作映画        001作品 
英・伊合作映画        001作品 
西独・英合作映画       001作品 
仏・米合作映画        001作品 
独・米合作映画        002作品 
スペイン映画         001作品 
スイス映画          001作品 
西ドイツ映画         001作品 
香港台湾合作映画       001作品 
イラン映画          001作品 
英・仏合作映画        002作品 
英・仏・マケドニア合作映画  001作品
ベルギー・仏・独合作映画   001作品 
西独・仏合作映画       002作品  
伊・仏・西独合作映画     002作品 
フィンランド・仏・独合作映画 001作品 

仏・独・ハンガリー合作映画  001作品 

中・香合作映画        001作品 

西・メキシコ合作映画     001作品 

ソビエト映画         002作品 

メキシコ映画         001作品 

伊・仏・ベルギー合作映画   001作品 

ブラジル・米合作映画     001作品 

デンマーク映画        001作品 

ポーランド映画        001作品 

仏・独合作映画        001作品 

米・西独合作映画       001作品 

日・英合作映画        001作品 

 

★公開年での分類 (計275作品)

 

1940年代 000作品 
1950年代 011作品 (+2)
1960年代 026作品 
1970年代 077作品 (+1)
1980年代 058作品 (+2)
1990年代 079作品 
2000年代 023作品 

2010年代 001作品 

 

★allcinemaのジャンル分類(重複あり)

 

ドラマ       113作品 (+3)
サスペンス     073作品 (+2)
アクション     047作品 (+2)
コメディ      039作品 
犯罪        039作品 (+2)
ロマンス      023作品 
西部劇       012作品
SF        013作品 
ミステリー     012作品 
スポーツ      007作品
ホラー       009作品 
アドベンチャー   006作品 
ファンタジー    007作品 
戦争        007作品 
ミュージカル    003作品
パニック      005作品 
ファミリー     003作品
ギャンブル・賭博  002作品
青春        007作品 
音楽        005作品 
歴史劇       003作品 
伝記        002作品
任侠・ヤクザ    001作品
料理・グルメ    001作品

エロティック    002作品 

学園        001作品 

モンド       001作品 

 

★私の分類(重複あり)

 

人生哲学        101作品 (+2)
サイコ         031作品 
社会不信        029作品 (+1)
群像劇         022作品 
スーパーエージェント  014作品 
法廷劇         008作品
奇妙な愛        018作品 
女性の人生       006作品
テロリストとの対決   007作品 (+1)
モノクロ        019作品 (+2) 
デストピア       010作品 
戦争の現実       010作品 
プリズンブレイク    005作品 
マカロニ・ウェスタン  004作品
ワンカット       002作品
ユニーク        003作品 
コミカルホラー     005作品 

 

という結果になっております。

 

生成AIによる「ナイトホークス」のように

老婆に変装したモルモット刑事の画像

 


 

本日ご紹介させて頂くのはTSUTAYA発掘良品の第43弾と第44弾でセレクトされていた276~280までの5作品になります。

 

作品No.276 現金に手を出すな (1954)

(原題 TOUCHEZ PAS AU GRISBI 仏・伊合作映画)

 

allcinemaさんのジャンル分類 : ドラマ 犯罪

私のジャンル分類 : 人生哲学 モノクロ

監督 : ジャック・ベッケル

 

冒頭の展開
 

・主役のマックスは、パリの暗黒街で"できる男"として誰からも一目置かれている裏家業の男。腕が立つだけでなく、頭脳明晰で人情家もあるマックスは暗黒街のボスたちとも対等に話ができる顔役でしたが、決して偉ぶったりせず一般人のような生活を送っていました。

 

・マックスは相棒のリトンという魯鈍な男と共に、半年前に金の延べ棒の強奪に成功していましたが、いきなり現金化すると足がついてしまうと判断したマックスは、ほとぼりが冷めるまでの間2人の金塊を管理していたました。

 

・けれどリオンが恋していたナイトクラブのジョジ―という女が、楽屋で麻薬密売をしているアンジェロという男と抱き合って何かを話ているのを見て、マックスは直感的に理解したので。リオンがジョジ―に金の延べ棒の話してしまったのであろうという琴に…

 

モテないリオンに言い寄っていたジョジーに

不審感を抱いていたマックスですが…

 

その後アンジェロとジョジーが

密談しているのを見て察してしまいます。

リオンがジョジーに金の話を

してしまったという事に…

 

★一口ポイント 邦題は「現金 (げんなま)に出を出すな」。
  「げんなま」という言葉は普通の人は使わないと思いますので「げんなまに手を出すな!」というタイトルからは、登場人物が闇の世界の人間だと理解できます。
 ただし本作には「げんなま」は登場しません。
 理由は恐らく原題「TOUCHEZ PAS AU GRISBI」の訳し方を間違ってしまったから!
 「TOUCHEZ PAS AU」→手を出してはいけないですが「GRISBI」はスラングで「げんなま」以外に「隠匿物」という意味もあり、映画の内容としては「隠匿物」が正解!!
 本作はマックスが隠匿していた金塊を奪おうとする悪党と対決する映画なのです。

 

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作品No.277 暗殺の詩/知りすぎた男どもは、抹殺せよ (1973)

(原題 LE SECRET フランス映画)

 

allcinemaさんのジャンル分類 : サスペンス
私のジャンル分類 : 社会不信 デストピア
監督 : ロベール・アンリコ

 

冒頭の展開

 

・映画の冒頭、何かの施設に収容されていたデビッドという男が、監視員を殺害して脱走します。

 

・脱走したデビッドはパリの友人宅を訪れ暖かく迎え入れられますが、デビッドは心ここに非ずな雰囲気で、友人から金を借りて一人で電車に乗ってイタリアへ亡命するために山岳地帯へと向かいました。

 

・山中を歩いていたデビッドは、山中で二人だけ暮らしているトマスとジュリアという夫婦に出会い家に泊めてもえる事になりますが、デビッドは「自分は国家機密を知ったから逮捕されていた」という途方もない話をしだしたので、2人はデビッドが本当に国家機密を知ってしまった男なのか、精神に異常をきたした人物なのか分からず、困惑してしまったのです!

 


冒頭でデビッドが収監されていたのは

秘密の収容所なのか?

それとも精神病院なのか?

 

★一口ポイント 本作は政治不信が世界中に蔓延していた1970年代のフランス映画。
 一見平和そうに見える庶民の日常が、実は政府によって管理されているのでは?というパラノイア的な視点の映画は発掘良品に多数ラインナップされています。
  尚、アイデンティティがとても強く、政府に管理される社会を否定するフランス人にも、アメリカと同じように、国家に国民が秘密裏に管理さていると考える人たちがいた事を示している本作は、歴史的にも重要な作品と言えるかもれません。

 

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作品No.278 二つの世界の男 (1953)

(原題 THE MAN BETWEEN イギリス映画)

 

allcinemaさんのジャンル分類 : ドラマ サスペンス

私のジャンル分類 : 社会不信 モノクロ

監督 : キャロル・リード

 

冒頭の展開

 

・【前提】第二次世界大戦が終わったのが1945年ですが、ベルリンの壁が建造され始めたのは1961年。本作は、まだ東西ドイツが隔絶されておらず、敵対する思想の人々がお互いの都市を行き来する事ができた「ベルリンの壁建造前のベルリン」を舞台にしたが作品です。

 

・主人公のスザンヌ・マリスンは、休暇を利用してベルリンで医師の仕事をしている兄マーティンに会いに来た好奇心旺盛なイギリス人の女の子。英国軍の軍医であるマーティンはベルリンでベッティーナという女性と結婚しており、スザンヌにとっては、初ベルリン訪問の旅は兄嫁との初顔合わせの場でもありました。

 

・スザンヌとベッティーナはすぐに意気投合しますが、スザンヌは空港を出た瞬間から自分の行動を監視しているようなベルリンの謎めいた空気を感じますが、好奇心旺盛で冒険好きなスザンヌは監視を怖がるどころか、この機会を利用してソビエトが管轄している東ベルリンへも遊びに行きたいとベッティーナに申し出たのです。

 

ベッティーナと空港を出たスザンヌは、

自分を監視している少年を発見!

なんだか私スパイ映画の主人公みたい。

 

★一口ポイント 本作で描かれている東西ベルリンは、西ドイツと東ドイツの国の思惑が交じり合って、かろうじて平穏が保たれていた危険地帯。
 西ベルリン側は、西側の豊かな世界への亡命を目指す住人たちの救出地帯として。
 東ベルリン側は、物価の安さやオペラ鑑賞などで西側の住人を呼び寄せて喧伝するプロパガンダ・シティとして。

 一方のメリットがもう一方のデメリットとなっている状態なので、絶対トラブルが発生する状況の当時のベルリンは、諜報部員たちが蠢く「二つの世界」だったのです。

 

踏切を越えれば正反対の思想の国!

 

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作品No.279 ヘル・ファイター (1968)

(原題 HELLFIGHTERS アメリカ映画)

 

allcinemaさんのジャンル分類 : アクション

私のジャンル分類 : スーパーエージェント

監督 : アンドリュー・V・マクラグレン

 

冒頭の展開

 

・本作の主役は、油田火災を沈下する専門会社"バックマン・カンパニー"で働く命知らずの男たち。不慮の事故で油田に引火してしまうと吹き出す油がそのまま火柱となってしまうため、普通の放水では鎮火不可能ですが"バックマン・カンパニー"は、世界中の油田のある場所にあらかじめ専用の機材を設置し、どこで火災が発生しても迅速に現場に向かって消火作業ができる世界で唯一の企業でした。

 

・"バックマン・カンパニー"社長のチャンスは、すでに老齢になりながらも第一線で働く事を生きがいにしている消火の鬼のような男でしたが、自分の夫が危険な現場でいつ命を落とすか分からないという心労から妻に離縁されていたチャンスは、娘のティッシュとも長年会う事ができませんでした。

 

・けれどそんなある日、TV局のレポーターが火災現場で邪魔をした事でチャンスは怪我を負って入院する事になってしまい、チャンスの仕事仲間たちは、もし万が一の事があったらと考えティッシュを病院に呼び寄せたため、父娘は十数年ぶりに再会する事になったのです!

 

炎を消す命知らずの男チャンス!

 

仕事一徹のチャンスは果たして家族と

邂逅できるのでしょうか?

 

★一口ポイント 「ヘルファイター」というタイトルの邦題ですが、怪物も魔物も登場しない本作は、危険な火災を沈下させる地獄の業火 (HELL)と戦う男たち (FIGHTERS)の映画😄 
 老境に入ったジョン・ウェインが、新時代の若者に主役の座を渡していくような世代交代の物語である本作は、自分の人生で起こってしまった火災のような家庭問題と戦う男の映画なのかもしれません。

 

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ここから第44弾

 

作品No.280 ボルサリーノ (1970)

(原題 BORSALINO 仏・伊合作映画)

 

allcinemaさんのジャンル分類 : ドラマ 犯罪

私のジャンル分類 : 群像劇

監督 : ロバート・アルドリッチ

 

冒頭の展開

 

・主人公のシフレディは夢と野心しかない男。何者かに密告されて3か月間刑務所に入れられていたシフレディは、出所して早々愛人のローラが働いていたキャバレーへ向かい、店のオーナーに向かって「俺を売ったのはお前だろ!」と恫喝しただけでなく、店に火を放って焼き払ってしまいます。

 

・出所早々放火事件を犯したシフレディは、その後ローラが新しい愛人のカペラと一緒にいるところを発見し、カペラと殴り合いを始めますが、カペラもシフレディと同タイプの男だっため、殴り合った後意気投合してコンビを結成する事になりました。

 

愛人を巡って殴り合うシフレディとカペラ!

 

・裏稼業の世界では下っ端でしかない2人は成りあがるために、あらゆる悪事に手を染めて行きますが、それは利権を奪われ怒り狂った実力者たちとの正面衝突へと発展していったのです。

 

俺たちに喧嘩を売れば命はないぜ!

 

★一口ポイント ボルサリーノとは、イタリアのジュゼッペ・ボルサリーノさんが作った帽子の名称。

 紳士の帽子として考案されたボルサリーノ・ハットですが、スタイリッシュでダンディなデザインはイタリアン・マフィアが好んで着用している帽子のイメージにもなっています。
 本作はそんなホルサリーノ・ハットがトレードマークの2人のギャングを、ジャン=ポール・ベルモンドとアラン・ドロンというフランスが誇る二大俳優が演じた"ボルサリーノが似合う男たちのピカレスクロマン"なのです!

 

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という訳で次回は発掘良品第44弾と第45弾のラインナップから

 

作品No.281 レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ

作品No.282 レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う

作品No.283 愛しのタチアナ

作品No.284 浮き雲

作品No.285 オルカ

 

という5つの作品のアーカイブをしてみたいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします😘

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

どうぞよろしくお願いいたします。