こんばんは。ご覧頂きありがとうございます😊

 

本日も想像力と2020年のアーカイブというテーマで

 

想像力と発掘良品の発掘⑨

 

というシリーズで選んだ作品について総括してみたいと思います。

 

 

 

シリーズの企画意図 1

 

本シリーズを企画した理由は主に3つ。

 

理由②
自分のセレクトではない映画をご紹介したかったから

 

映画のブログを続けていくと、自分の選んでいる映画には偏りがある事に気づきました。

恐らくそれは、全ての人のブログを書かれている方に共通する事だと思いますが、読者の方が、私のブログをお読みになって"知らない映画を知った"という楽しさを感じて頂けるように、私自身も"知らない映画に出会える楽しさ"を味わいながらブログを続けたいと思い、本シリーズを企画いたしました。

 

発掘良品は、ややマニアックなセレクションの映画紹介シリーズ。

 

「みんなが知ってる映画」というより「知っている人だけが知っている映画」が多いため、私にとっても約80%が未見の映画であったため、映画を学ぶ上では良い教科書となっているよう気がいたします😊

 

 

 

本日は、本シリーズで選ばせて頂いた27作品のうち、10~18番目までの作品をご紹介させて頂きます。

 

⑩ウォリアーズ


70年代のニューヨークは、不良たちが跋扈するデンジャラス・タウンだった!!

 

コニー・アイランドを拠点に活動しているウォリアーズは、サウスブロンクスの公園で行われる不良たちの集会に参加した際、他チームのリーダーを暗殺した容疑をかけられ、全ニューヨークの不良グループから命を狙われる事になってしまいます!!

 

深夜のブロンクスからブルックリンの最南端までの道程は、命がいくつあっても足りない危険地帯だったのです!!

 

 

 

 

 

 

⑪ル・アーヴルの靴みがき

 

11月の本シリーズでもご紹介させて頂いたアキ・カウリスマキ監督の作品は、言葉は少なくけれど、温かい想いは伝わって来るハートフルな映画!

 

本作も、フランスのル・アーヴルという小さな港町で暮らす物静かな靴磨きの老人マルセルが、母親に会うためにイギリスに向かっていた不法移民の少年を助けようとする物語。

 

日々の生活にも困るようなマルセルでしたが、街の人々から愛されていた彼の想いを汲んだ街の人々は、影に日向に少年を助けようとするマルセルに救いの手をさしのべてくれます。

 

人間の真価というのは、困窮した時にこそ見えて来るのかもしりませね😊

 

 

 

 

 

 

⑫暗殺の森

 

ちょっと複雑な展開の本作は、第二次世界大戦前後のイタリアにおけるファシズムの台頭と崩壊の過程を知っていると、作品内容がよく理解できる作品!

 

幼い頃に、自己のアイデンティティを崩壊させるような事件を体験してしまったマルチェロは、実利ではなく思想のためにファシズムへと傾倒していきます。

 

己のアイデンティティを第三者の思想に託して生きるマルチェロは、果たして幸福になれたのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

⑬穴(1960年)

 

実際にあった脱獄事件を映画化した本作は、よくある脱獄ヒーローの映画ではありません。

 

刑務所からの脱獄を計画した5人の男たちは、蜘蛛の糸のような僅かな可能性を信じて、細心の注意を払いながら、地下にある下水道の坑道を掘り進めて行きます。

 

囚人たちの執念と情熱と友情によって脱獄計画は、果たして成功したのでしょうか…

 

 

 

 

 

 

⑭特攻サンダーボルト作戦


原題はRAID ON ENTEBBE(エンテベの奇襲)

エンテベとは、アフリカのウガンダにある町の名前であり、1976年に発生したユダヤ人ハイジャック事件における人質奪還作戦の顛末を描いた作品。

2020年に日本で公開された「エンテベ空港の7日間」と同じ事件を扱った、44年前に作られた作品は、国際的な犯罪が失政した時、世界はどう行動したのかが描かれています!

 

 

 

 

 

 

⑮デス・レース2000

 

本作は、残酷上等なエクストリーム描写で有名な作品!
 

近未来のアメリカで政府公認で行われている公道レースは、途中で人間を殺害するとポイントアップするという、とんでもないレースですが、これは"国民の愚民化"のために為政者とマスコミが組んで生み出したガス抜き政策!!

 

単なる残酷映画ですが、ロジャー・コーマン監督の製作意図は、本作のような展開を喜んでいる人間を批判するという逆転の発想で作られているのです😆

 

 

 

 

 

⑯アンダーグラウンド

 

国家が消滅してしまうというは、何が原因なのでしょうか?

 

本作は、今は亡きユーゴスラビアという国が、消滅へと向かって行く過程をファンタジー映画のよう映像化した亡国の映画!!

 

ユーゴスラビアに住んでいたインテリの思想家マルコと、粗暴な電気工のブラッキーは、どちらも国家のためではなく、個人の欲望だけを追求して騙し合った結果、国の中では争いが絶える事がなく、気が付いた時には国は消滅してしまっていたのです…

 

 

 

 

 

⑰アウト・オブ・サイト

 

暴力を使わず、口先だけで銀行強盗を成功させるポリシーを持った強盗のジャックでしたが、逃走車のミスにより逮捕され投獄されてしまいました!

 

ジャックは親友の手を借りて刑務所からの脱走に成功しますが、逃走しようとした時に偶然出会ってしまった連邦保安官のカレンを拉致し、二人はしばらくの間、車のトランクで話をする事となってしまいます。

 

相性が良い異性というのは、現実社会でも中々出会えないものですが、トランクの中での会話で相性の良さに気づいてしまった強盗と保安官は、果たしてどうなってしまうのでしょうか!?

 

 

 

⑱ビッグ・リボウスキ

 

ボウリングしか能がないデュードは、只今絶賛休職中!

 

けれど、そんなデュークはある晩、家に侵入して来た暴漢に襲われボコボコにされた上に、便器に顔を突っ込また上に、絨毯に小便までかけられてしまいます!

 

平凡な人間が愚かな選択する事で最悪の事態を招いてゆく「ファーゴ」や「ノーカントリー」を作ったファーゴ兄弟の作品ですが、本作における凡人デュードは、大変な事件に巻き込まれつつも、最悪の状況から脱出してしまうのです。

 

映画のラストで観客に向けて語られる「変な話だが、こんな話は好きじゃないか?」という問いに対する私の答えは「大好きですラブラブ」なのです😊

 

 

 

 

 

 

 

 

という訳で次回は、想像力と発掘良品の発掘⑨でご紹介させて頂いた19~27作品をご紹介したいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

↑次回もよろしくお願いいたしま😄