こんばんは。ご覧頂きありがとうございます😊

 

本日も想像力と発掘良品の発掘というテーマで

 

ウォリアーズ

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

ボクのでんじゃあ・ぞーん!

 

本作は、ニューヨークの不良グループが真夜中に地下鉄に乗って地元へ帰るという極めてシンプルなストーリー。

 

けれど本作が公開された当時のニューヨークの地下鉄は、現代のオシャレな電車ではなく、廃墟化したデンジャー・ゾーンだったのです!!

 

↑オーシャンズ8に登場するNYのオシャレな地下鉄。

 

↑本作に登場するNYのデンジャラスな地下鉄。

 

 

 

 アバウトなストーリー 

 

「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば本作の解説は以下の通り。

 

大都会ニューヨークの夜を占領するストリート・キッドたちのボス殺しの容疑をかけられたウォリアーズの面々が、コニー・アイランドまで、命がけで脱出する姿を描く。エグゼクティブ・プロデューサーはフランク・マーシャル、製作はローレンス・ゴードン、監督は「ザ・ドライバー」のウォルター・ヒル。ソル・ユーリックの原作を基にソルとデイヴィッド・シェーバーとウォルター・ヒルが脚色。
…以下は、関係者の来歴なので略させて頂きました。

 

はい。

 

この解説通りの内容ですが、もう少し詳しく解説させて頂くと、主人公のスワンは、NYの最南端にあるブルックリンのコニーアイランドを拠点としている不良グループのウォリアーズのメンバー。

 

ウォリアーズは、素肌に皮のベストを着用したワイルドなファッションで統一したチーム。

 

↑見るからにワイルドなウォリアーズ!

 

 

けれど、他の不良チームたちのファッションも、彼らに負けないアグレッシブなものばかり!

 

野球のユニホームにメイク&バットというベースボール フューリーズ!

 

↑夜中に出会ったら卒倒しそうなベースボール フューリーズ!

 

集団ジョーカーのようなハイ・ハッツ!

 

 

 

改造した武装バスを所有するターンブル エーシーズ!

 

↑箱乗りどころか上にも乗っているターンブルの皆さん!

 

 

…なんかもう、マッドマックスの世界ですねあせる

 

 

そんな不良たちが群雄割拠していたNYで、リフスという有力チームのリーダーであるサイラスが100チームの主要メンバーを集めた大集会を開催される事となり、ウォリアーズも招待されます。

 

開催される場所はNY最北端のサウスブロンクスの公園で、参加できるのは各チーム9名のみ!もちろん武器の持ち込みも禁止です。

 

↑ウォリアーズはⒶ、ブロンクスはⒺです。

 

 

カリスマ性のあるサイラスの呼びかけに応じたNY中の不良が集まったサウスブロンクス公園は、さながら闘技場!!

 

 

 

集まった不良たちに、対決ではなく団結を呼びかけていたサイラスですが、演説の途中で彼は、集会に参加していたローグスというチームのルーサーという男に射殺されてしまうのです!

 

↑群衆の興奮が最高潮の時に射殺されたサイラス!

 

 

ルーサーがサイラスを射殺していたのを目撃したウォリアーズのリーダーのクリオンに気づいたルーサーは、犯人はウォリアーズだと大声で叫んだために、クリオンは囲まれて袋叩きにあい、残った8人のメンバーは、全ニューヨークの不良と警察から追われながら、最北端のコニーアイランドまで自力で帰らなければならなくなってしまったのです!

 

↑何が何だか分からないまま、追われる事になった8人!

 

 

さて、果たしてウォリアーズのメンバーは無事にコニーアイランドまで帰る事ができるのでしょうか?

 

 

それは是非、皆さん自身の目でご覧になって頂ければと思います。

 

↑いきなりリーダーを失った8人の明日はどっちだ!?

 

 

 

アイデンティティを貫くカッコよさ!

 

孤立無援でコニーアイランドへと帰るウォリアーズの前途は多難!

 

 

ウォリアーズは武器を持っていませんが、それぞれの拠点に帰ったグループたちは完全武装!

 

その上、死んだサイラスが率いていた最大派閥で超武闘派のリフスは、刻一刻と状況を把握しながらウォリアーズを追跡していきます!

 

↑常に伝令に報告させウォリアーズの動向を知るリフスの副リーダー!

 

 

警察とNY中の不良たちに襲われるウォリアーズたちですが、彼らは決して頭が良い訳ではないので、途中で女の子に目が行ってしまったり、二手に分かれてしまったりという、ミスも連発してしまいますあせる

 

↑女の子グループのリジーズに、まんまと騙されるメンバー!

 

 

…えっと。

 

でも、そんなおバカなウォリアーズたちだって、仲間に電話をして車で迎えに来てもらったり、トレードマークのベストを脱いで変装するという方法もあるんじゃない?

 

 

いいえ!

 

彼らは、コニーアイランドのウォリアー(戦士)!

 

 

そんな姑息な方法で脱出したら、たとえ助かったとしても、もはやウォリアーズの名には相応しくありません!

 

 

だから彼らは最悪の一夜が明けるまで、誰一人助けも呼ばず、ジャケットも脱がず、NYで戦い続けていくのです!

 

↑挑発したり!

 

↑追いかけられたり!

 

↑威嚇したり!

 

↑反撃したり!

 

 

そう。

 

 

そんな彼らの男気溢れるブロンクス脱出劇は、多くの若者たちの胸に炎をたぎらせ、以降、不良たちのガチンコ対決バトルというジャンルが確立してくのです!

 

↑死ねやトム・コーディー!(「ストリート・オブ・ファイヤー」より)

 

 

本作は、不良たちの映画というだけでなく、過ぎ去りし日の治安の悪かったニューヨークの姿を今に残す歴史遺産的な映画でもあると思います😊

 

↑デンジャラスな夜のニューヨークの地下鉄へようこそ!

 

 

 

という訳で次回は

 

優しさのドミノ倒し

というテーマで

 

ル・アーヴルの靴みがき

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします😘

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

合格おま合格

①ウォリアーズと同時期に不良の胸を熱くさせた映画に興味がある方へ…
 「マッド・マックス」


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②個性あふれるアヴァンギルドな敵が登場する映画に興味がある方へ…
 「バトルランナー」



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③平成時代に生まれた日本発ウォリアーズテイストの映画に興味がある方へ…
 「TOKYO TRIBE」



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