こんばんは。ご覧頂きありがとうございます😊
本日も想像力と発掘良品の発掘というテーマで
アウト・オブ・サイト
という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。
本作は90年代らしいオフビートな空気感で作られた作品!
オフビートな空気感の映画とは、普通の人とはちょっと違った“ズレ”を感じさせる感情で行動をしている人が登場する作品の事。
パリ、テキサスやバッファロー66や、ストレンジャー・ザン・パラダイスなどの作品は、オフビートな味の作品としてよく語られていますね😊
↑次回の「ビッグ・リボウスキ」もオフビート感覚の映画です
けれど多くのオフビート映画の登場人物が、どこかマヌケだったり、人間的に幼かったりするのとは異なり、本日の作品に登場するキャラは、オフビートですがカッコいいのです!
↑困ったちゃんの登場するのがオフビートな映画の魅力!
(「バッファロー’66」より)
↑けれど本作は、オフビートな空気感なのにカッコいいのです
「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば本作の解説は以下の通り。
プロの銀行強盗と女連邦捜査官の恋愛??
どういう事😟
はい。
主人公のジャックは、口先だけで銀行の窓口の女性を騙して金を巻き上げる事ができるペテン師系の銀行強盗。
↑こんな顔でニッコリ笑って銀行強盗!
けれど、金を強奪して逃げようとして乗り込んだ車でエンジンがかからずに逮捕されてしまい、刑務所へと送られてしまいます。
けれどこんな状況でもジャックは怒ったり嘆いたりせず超然とした顔で服役し、隙を観て脱獄を敢行しますが、ちょうど彼が脱獄を敢行して駐車場へと逃れてきた瞬間に、偶然刑務所を訪れた連邦保安官のカレンに発見されてしまうのです!
…なんだかジャックは運が悪いですね
ジャックを捕えようとするカレンですが、ジャックは華麗にカレンを撃退して、車のトランクへと押し込んだ後、自分もトランクの中に入り込んで相棒に車を運転させて刑務所から脱出したのです!
↑騒がれても困るので、とりあえずカレンをトランクの中へ!
彼女に騒がれないように、ついでに自分もトランクへ!
さて、車のトランクの中で会話を交わす事となった銀行強盗と女捜査官は、一体どんな会話を交わすのでしょうか?
それは是非、皆さん自身の目でご覧になって頂ければと思います。
↑あれれ?二人はなんだか楽しそうですね
ジャックが暴力を使わずに銀行強盗をやってのけるは、それが彼の目指している生き方だから!
本作に登場する他の悪者たちが暴力を躊躇しないのに対し、ジャックは一貫して非暴力で犯罪をやり遂げようと画策し続けます。
それだけでなくジャックは、脱獄を手伝ってくれた相棒のバディが、自分たちの居場所を常に自分の姉に連絡してしまい警察に追われる事になっても、バディを責めたり怒ったりもしません。
ジャックは、暴力を振るわない生き方を貫いているポリシーある男だったのです!
↑バディ「さっき姉さんに電話した時さぁ…」
ジャック「……」(ああ。また居場所を変えなきゃ)
けれど一方のカレンは、銃の扱いも上手く、捜査官として活躍したいと思っていながらも、女だからという理由で常に最前線から退けられていた女性!
女だからという理由でポリシーを曲げさせられ続けて来たカレンにとっては、自分の意志を貫き非暴力で生きているジャックは、とても共感できる生き方をしている人だったのです!
↑犯罪者に一歩も引かずに戦うのがカレンの性分。
↑けれどそんなカレンの哲学は、父も仲間も認めてくれません…
自分の意志を貫いて生きるのも、自分の生き方を貫けずに生きるのも、どちらも決して楽な道ではありません。
だからこそ二人は直感的に惹きあうようになり、カレンは逃亡したジャックにもう一度会って自分の手で捕えたいと願い、ジャックは人生に立ち向かおうとしているカレンの姿を観たいと願うようになるのです。
そう。
合縁とは奇縁なもの。
共感できる人生を送っている人との出会いは一期一会かもしれないのですから!
↑あいつは今、どこにいるんだろう?…あっ
という訳で次回は
酒場の笑い話
というテーマで
ビッグ・リボウスキ
という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします😘
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
おまけ