【国道1号線徒歩の旅】Part614:土山町南土山(蟹が坂交差点付近) | きまぐれの国道1号徒歩の旅

国道1号上りは、蟹が坂交差点を過ぎ

土山町南土山の長い指定区間は終盤に入っていきます。

 

 

中央分離帯で2車線ずつに区切られた上下線は、

ともに各レーンを強調させる補助線が入り、

走行した車が自レーンからそれないように工夫されています。

 

 

 

ここで、438km地点のキロポストです。

 

ここでは上下線の両側にキロポストが置かれており、

上り側にキロポストが見られたのは439.8km地点以来1.8kmぶりです。

 

 

見ると、ここまで見かけた距離標とはいろいろと相違点があります。

 

ここまでの滋賀県の区間では、1km単位のキロポストは

看板タイプか地面に直に設置されたタイプしかありませんでした。

角柱タイプのキロポストが道路脇に設置されるのは、

京都府内で最後に通過した490km地点以来、

実に52kmぶりのことです。


また、これまでの距離標では見ることのなかった

「東京より from Tokyo」の表示もここで初めて記載され、

この国道の起点が東京にあることが分かります。

 

 

 

上下線にキロポストがあるので中央分離帯には何もないのかなと

思いきや、ごらんの通り438kmを示すキロポストが中央分離帯にも。

 

0.1kmごとに示される黄色の距離標ですが、「438」とキロ数が

大きく書かれているだけのいつもとは異なる表示となっています。

 

 

上り・中央分離帯・下りの3か所に距離標が設置される

珍しいポイントとなりました。

 

 

 

対抗側の下り線では、先刻経由した道の駅「あいの土山」まで

残り1kmである旨が案内されています。

 

 

鈴鹿峠の険しい道を抜けてきた車両や歩行者にとっては、

滋賀県内で最初に立ち寄ることのできる重大な憩いの場ですね。

 

 

 

さて、ぼちぼち鈴鹿峠周辺の険しい山々が

その姿をむき出しにして国道沿いにまで迫ってきました。

 

 

まもなく左手から道路が交差するため、上下線間の中央帯は開き

上り側には左折用のものと思われるスペースが設けられます。

 

 

 

ここで、437.9km地点を通過します。

 

 

どうやら0.1km単位の距離標は、

引き続き中央分離帯に置かれるようです。

 

 

 

交差点に信号はありません。

 

 

ここで交差する細い道は、国道側とは異なり

道沿いに建物が並んでいますね。

 

 

 

この道路は、先ほど田村神社前でも

国道1号と交差したばかりの東海道のようです。

 

再三繰り返される東海道との交差、今回は1.1kmぶりです。

 

 

こちらの看板では、「歴史の道 東海道」と称し

東海道のルートを地図で示してくれています。

 
 
 

宿場町や神社を経由して蛇行する昔ながらの東海道と、

車両を通しやすくするよう極力カーブを抑えて整備された国道1号。

 

 

これよりしばらくはこれら新旧2つの道が合流し、

鈴鹿峠の山々を越えるための険しい道のりは続いていきます。

 

 

 

437.8km地点を通過します。

 

 

土山町南土山の長かった区間は、

いよいよ終わりが近づいてきました。

 

 

 

日本橋まで、あと438km。

 

 

 

つづく