観戦記2851 世界前哨戦! エリクソン・ルビンvsナサニエル・ギルモア | 人生マイペンライ

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《本日のDVD鑑賞》

 

7月28日に埼玉スーパーアリーナで48000人を集めて開催された超RIZIN.3でのメインイベント、朝倉未来vs平本蓮での平本選手のドーピング疑惑報道が終わらない・・・・9月5日にRIZINの榊原CEOがWADA(世界アンチドーピング機構)の検査結果が両者陰性と発表されたというのに。スポーツとドーピングがイタチごっこなのは歴史が証明しているが、そんなに衝撃的なKOの仕方だったとは思えない。試合前の映像でも、朝倉未来選手が右フックを合わせてくる事を予想していた平本選手が正面に立たずに左ストレートを狙う事を明言していた。それよりも、フロイド・メイウェザーにKOされた脳の反応の方が語られるべきだろう。2023年11月にもキックボクシングルールでYA-MANに1RでKOされるなど、MMA選手ではないスピードあるパンチへの反応の鈍さと打たれ弱くなったのを感じる。

ボクシングなどでも、それまで打たれ強かった選手がKO敗けをキッカケに打たれ弱くなってしまう事は多々あり、意識が飛んだ事を脳が覚えてしまい倒れやすくなってしまう。

無敗で倒しまくっていたボクサーが、初のKO敗けでズルズル敗けが込み格下に倒されてしまうのもよくある話。

あのマイク・タイソンに「ボクシング界の未来そのもの」とまで言われたエリクソン・ルビンは、初の世界王座挑戦でWBCスーパーウェルター級王者のジャーメル・チャーロ強烈な1RKO敗けを喰らう 『観戦記1851』 しかし、6ヶ月後に再起して4RにTKO勝ち~さらに元世界王者のイシェ・スミスも3RにTKOで降すWBCスーパーウェルター級王座挑戦者決定戦も4RにTKO勝ちし、再び世界王座挑戦権を獲得。

 

1995年10月にアメリカのフロリダ州オーランドで生まれた‘The Hammer‘エリクソン・ルビンは、アマチュアで143勝7敗の戦績を積みオリンピックも期待されたが18歳の時にマイク・タイソンがスカウト!?してプロ入り。2013年11月に地元オーランドでデビューし、エリク・デ・ヘススを1RにTKOで降す~その後も6連勝5KOで、2014年11月にノルベルト・ゴンサレスを判定で降しWBC中央アメリカスーパーウェルター級王座獲得。

その後も9連勝6KOしてWBCランキングを4位まで上げ、2017年3月にWBC7位のホルヘ・コタを4RにTKOで降しWBCスーパーウェルター級王座挑戦権を獲得 『観戦記1603』

 

10月に、WBC王者のジャーメル・チャーロに挑戦も1RにKO敗けで王座獲得ならず 『観戦記1851』

 

2018年4月に再起し、オスカル・コルテスに4RでTKO勝ち~トレーナーをケヴィン・カニンガムに代え、2019年2月に元IBFスーパーウェルター級王者のイシェ・スミスに3R終了時TKO勝ち。

 

6月に、再びWBCスーパーウェルター級王座挑戦者決定戦でWBC12位のザガリア・アトゥーを4RにTKOで降し挑戦権を獲得 『観戦記2639』

 

しかし、WBCスーパーウェルター級王者のトニー・ハリソンは2018年12月にジャーメル・チャーロとの再戦をWBCから指令される~ジャーメル・チャーロが恋人への暴行容疑で裁判で試合ができない。エリクソン・ルビンは、ノンタイトル戦の調整試合で対戦するのはナサニエル・ギルモア!

 

1988年5月にジャマイカのキングストンで生まれたナサニエル・ジョージ・ギルモア(ナサニエル・ガリモア)は、アメリカのイリノイス州デスプレインズに移住してからボクシングを始める~2014年9月にインディアナ州でデビューしてブランドン・デイビスを1RにKOする~さらに12勝9KO無敗1分も、2016年6月にバージル・ステルリオニスに1-2の判定敗け。

直ぐに再起して4連勝4KO~後のWBAスーパー&IBFスーパーウェルター級王者ジェイソン・ロサリオにも6RでKO勝ち~さらに2連勝2KOも、2018年4月に後のWBAスーパー&IBFスーパーウェルター級王者ジュリアン・ウィリアムスに0-2の判定敗け。

 

9月にも、後にWBOスーパーウェルター級暫定王者になるパトリック・テイシェイラに判定敗けして連敗~2019年8月に、アントニオ・トッドに判定勝ち。

 

初の世界戦で、まさかの1RでのKO敗けから這い上がってきた‘ボクシング界の未来‘が4連続KOで世界戦に弾みをつけるか!?強豪には敗けるもKO敗けは無いナサニエル・ギルモアが、世界前哨戦のルビンに大番狂わせを狙う!

 

2019年10月26日 世界前哨戦! エリクソン・ルビンvsナサニエル・ギルモア

 

エリクソン・ルビン 21勝16KO1敗

 

ナサニエル・ギルモア 21勝17KO3敗1分

 

1R、お互い慎重に、遠くからジャブを放つ~サウスポーのルビンに、ガルモアがアウトを取って入っていく

 

ルビンは慎重に距離をキープしながらも、速いジャブでギルモアを入らせない

 

2R、ギルモアが右ストレートから突っ込むも、ルビンは廻りながら右フックを引っかける

 

なかなかパンチが当たらないギルモアも、ガンガン前には出ていき振っていく!

 

3R、パンチは貰っていないものの、ルビンは自ら攻めにはいかずギルモアが打ち込む

 

ルビンは何か布石なのか!?左ボディーストレートばかり放つ

 

4R、ラウンド開始とともにルビンが出ていく~ギルモアをロープに追い込み左を大きく振る!

 

必死にガードするギルモアも、ルビンは連打でコーナーに追い詰める!

 

ギルモアがマウスピースを吐き出しブレイクも、再開後もルビンは左ストレート連打で追い込む

 

ギルモアも打ち合って押し返すが、ルビンの左ストレートが返ってくる

 

5R、前には出ていくギルモアも、ルビンは廻りながらカウンターを狙う

 

ギルモアが身体を当てて押し込んできても、ルビンは悠々とパンチを当てて抜けていく

 

それでもギルモアは追いかけ振ってくるが、ルビンはカウンターのアッパー!

 

6R、ギルモアの前進が止まってくると、ルビンは楽々と左ストレートを上下に狙い打っていく

 

ギルモアが出てきても、ルビンは距離を取りながらアッパーをカウンター!

 

ルビンが一気に連打でギルモアを追い詰めるが、時間無くラウンド終了

 

7R、ルビンがカウンターを狙っていようとも、ギルモアは果敢に打っていく!

 

ルビンは休んでいるのか?狙いすぎか?手数少なく、ギルモアが踏み込んで右を伸ばす

 

8R、まだまだギルモアが出ていく~顔面は当たらないのでボディー連打!

 

ギルモアが押していく~ルビンは無理に打ち合わずも、当てているのはルビンのショートパンチ

 

9R、ポイントは大差リードしているだろうルビンは、大きく廻って攻めない~急に素早い踏み込みからのワン・ツー!

 

ギルモアは入れなくなり、ルビンはジャブを当てながら廻る

 

10R、ルビンは流しながらも、速いジャブでギルモアを寄せ付けない

 

ギルモアも最後まで攻めるが、ルビンの顔面は捕えられず試合終了

 

判定は、99-91 99-91 99-91 ジャッジ3者とも、1ポイントだけギルモアに付けただけの大差判定でエリクソン・ルビンの勝利!まぁ、当たり前と言えば当たり前の結果だが、ガンガン前に出るギルモアを、ルビンは上手くカウンターを当てていたが・・・・倒してほしかった内容だが、1発を貰わないように慎重だったか。ギルモアに1ポイント入ったのは、3Rにジャッジ2者、8Rに残りのジャッジ1者。

ルビンは 『本当はテレル・ガウシャと戦う予定だったけどケガでギルモアになった。ギルモアには感謝したい。タフな試合だった。私は彼を測定したんだ。ケビン・カンニガムとのトレーニングで向上している。私の目標はジャーメル・チャーロだ。彼にリベンジがしたい。』 と話す。

やはり1流には歯が立たなかったナサニエル・ギルモアだが、またも倒されることなく次戦も有望選手との対戦となる。2020年8月に、197cmの身長を誇る無敗セバスチャン・フンドラと対戦。2度目の世界戦へ向かいたいエリクソン・ルビンは、テレル・ガウシャとWBCスーパーウェルター級シルバー王座決定戦で対戦。

 

★WBC王座挑戦権を持つルビンの王座戦は2022年4月 格闘技blogランキングをクリック格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村