《本日のTV鑑賞》
またもや一家でちょくちょく来日して爆買いがSNSにのり、RIZIN側と接触していると言われる元6階級制覇王者のマニー・パッキャオ。私は身内にフィリピン人がいるので、パッキャオが多くのフィリピン人の自尊心を上げプライドを持つことになったのを肌身で感じている。私がボクシングを生観戦しだした頃は、いかにも 「かませ犬」 のフィリピン人が多く来日しクリーンヒットしていないパンチでKOされるも試合後はヘラヘラと笑ってビールを飲んでいた。
アジアの敗け役のボクサーの来日停止などもあってフィリピン人の「かませ」は少なくなったが、元来フィリピンはボクシング大国で日本人初のボクシング世界王者である白井義男さんより29年早くパンチョ・ビラがニューヨークでフライ級王者になっている。
ほとんどのフィリピン人世界王者はアウェーで王座奪取~防衛戦を重ねる。そして、世界各地に散らばった出稼ぎアジア人の星、さらに様々な人種のブルーワーカーのヒ-ローになった。
MMA界でのブラジル人はキックボクシング界でのタイ人のように、それだけで強い感じがする国。しかし、格闘技での来日では無く単純に家族で出稼ぎで来日し工場勤務からRIZINへ出場となったのが‘カナリヤ色の大和魂‘と呼ばれるホベルト・サトシ・ソウザ!
「柔術界の至宝」とまで呼ばれるサトシ・ソウザは、ブラジルのサンパウロで1989年9月生まれ~父親がボンサイ柔術の創設者のアジウソン・ソウサ。3男とのサトシ・ソウサは、幼い頃から兄や姉と柔術を習い6歳の時には試合に出ていたらしい。
柔術では凄まじい数の大会で優勝していて、ブラジリアン柔術世界選手権でも2006年、2009年、2010年で優勝。ワールドプロ柔術選手権でも優勝をし、アブダビグランドスラムでも優勝するなど柔術家として極める~母親が日系ブラジル人だった関係か?兄のマルコス・ソウザも日本に住み、REALのウェルター級王者。サトシ・ソウザはMMAをやるのは本当は好きではないらしいが、ボンサイ柔術の普及と食べていく為に闘っている。
2013年10月にREAL Champion Ship.3でデビューして、ヌラティ・ヌルラーにチョークで1Rに1本勝ち~2014年12月には、日本で開催されたREAL.1でチョン・ドゥジェにも1Rで1本勝ち~2015年12月のREAL.3から開催されたスーパーライト級(74.2kg)トーナメントに参戦し、1回戦で上山龍紀選手に1Rに三角締めで1本勝ち~2016年3月のREAL.4での準決勝は、金子優太選手に1RでTKO勝ち~6月のREAL.5での決勝は、ZUZUを1Rに腕十字で1本勝ちしてREALスーパーライト級王座を獲得(試合後に一緒に写真を撮ってもらいました!)
2017年10月のALZALET.2では、1Rにチエゴ”シリゲラ”オリベイラをチョークで降す~2018年6月にはグラップリング大会で3勝1分、10月にQUIN.3でゴードン・ライアンとドロー~ALZALET.4ではベク・スンデを1Rで降して、2019年4月にRIZIN.15に参戦して元戦極ライト級王者の北岡悟選手に2RでTKO勝ち 『観戦記1786』
ライト級グランプリを見据えて、7月のRIZIN.17でも71kgで元DEEP&SRC&CAGE FORTHライト級王者の廣田端人選手と対戦し1RでTKO勝ち 『観戦記1790』
10月のRIZIN.19でのライト級グランプリ1回戦では、ジョニー・ケースの打撃に心が折れたようなTKO負け・・・・しかし、サトシ・ソウザは 「みんなに悲しい想いをさせてしまった」 と、RIZIN22で矢地祐介選手を1RでTKOに降す 『観戦記2007』
そしてRIZINライト級王者決定戦の開催が予定され、出場が確実しされるサトシ・ソウザの2021年1発目の対戦相手は元キング・オブ・パンクラスライト級王者の徳留一樹選手!
1987年3月に東京都八王子市で生まれた‘八王子のパウンドキング‘徳留一樹選手は、小学生の時にK-1を観て格闘技に興味を持つ~中学ではサッカー部に入部するが、怪我をしたのをキッカケに中学3年生時に柔道を始める~高校生時には全国大会に出場する。そして専門学校時に、レスリングの名門・木口道場に入門しMMAの練習も始める。
2007年11月にZST.15でデビューも、吉田智彦選手に1Rで1本敗け~2008年3月のZST.16では、濱岸正幸選手とドロー~その後はZST、DEEP、Cage Forthで3連勝~2010年4月にパンクラスで、伊藤崇文選手にも1RでTKO勝ち~6月には戦極13で、石塚雄馬選手に1RでTKO勝ち~しかし、9月のKSW.14でマチェイ・ゴルスキに1RでTKO敗け。直ぐにパンクラスで再起して2連勝~2011年5月からのパンクラスライト級グランプリでも、1回戦でAB選手に判定勝ち~8月の準決勝では、岡澤弘太選手に判定勝ち~しかし、12月の決勝でISAO選手に1RでKO敗け。
2012年4月に、パンクラスで再起して2連勝~UFCと契約し、2013年3月のUFC on FuelTV.8でクリスチャーノ・マルセロに判定勝ち~7月のUFC162では、ノーマン・パークに判定敗け~2014年3月のThe Ultimate Fighter Chinaでもナム・ウィルチョルに判定敗け~9月の日本開催、UFC Fight Night.52でもジョニー・ケースに2Rで1本敗け~それでも2015年は、パンクラスに戻り2連勝~11月に、北岡悟選手を4RにKOしてキング・オブ・パンクラスライト級王座を獲得。
2016年4月のパンクラス277で、アクバル・アレオラに1RでTKO勝ち~しかし9月のパンクラス280で、久米鷹介選手に1RでTKO敗けし王座陥落~2018年7月からは、ONE Champion Shipに参戦もジャダンバ・ナラントン・ガラグに判定敗け~11月にも、クリスチャン・リーに1RでTKO敗け~2019年5月には、エイドリアン・パンに2RでTKO勝ち~10月にも、ジョニー・ヌネスに判定勝ち。
RIZIN20でライト級グランプリに優勝したトフィック・ムサエフとライト級王座決定戦で対戦する事が既定路線のホベルト・サトシ・ソウザに、ONE Champin Ship帰りの徳留一樹選手が勝った試合の全てがフィニッシュをしているサトシ・ソウザを止められるのか!?
2021年3月21日 RIZIN.27 ホベルト・サトシ・ソウザvs徳留一樹
ホベルト・サトシ・ソウザ 10勝1敗 初代REALスーパーライト級王者
徳留一樹 20勝10敗 元キング・オブ・パンクラスライト級王者
1R、徳留選手がリング中央を取る~廻ったサトシ・ソウザがロー!
徳留選手がパンチから組み付いていき、サトシ・ソウザを倒す!
しかし、サトシ・ソウザは冷静に身体を起こしながら下から三角締めを狙う!
抜いた徳留選手だが、サトシ・ソウザは腕を取りにいく!
またも徳留選手は体勢を戻ぢながら抜けようとするが、サトシ・ソウザは待ってました!と三角締め!
ガッチリ入った三角締めに、徳留選手はタップするしかない!
見事に1R1分44秒で、ホベルト・サトシ・ソウザの1本勝ち!リング上でサトシ・ソウザは流ちょうな日本語で 『みなさん、こんにちは! いつもキツい練習手伝ってくれて本当にありがとうございます。私本当にベルト獲りたい。TAKEDA!暫定のベルトいいんじゃない?今日は奥さんもいるからすごい緊張。いつもありがとうね、愛してるよ。RIZINのベルト欲しいから、みんな応援してね。RIZIN最高!』 と、いつもながらのRIZIN愛を話す。
またもフィニッシュを極めての勝利となったホベルト・サトシ・ソウザは、3ヶ月後のRIZIN.28でアゼルバイジャン軍から戻ったトフィック・ムサエフとコロナウィルス拡大防止の14日間の隔離機関のハンデがある初代ライト級王座決定戦。
RIZIN初参戦も1本負けとなった徳留選手は、試合後の控室で引退を発表する。
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