最近ドラマ枠がとても増えて、うれしい悲鳴とともに、絶対に全部を見ることは不可能。と戦ってきましたが、さらに増える傾向にあり、今後は、新ドラマ2回見て、面白くなくて見続けられないもの。2回見て十分、その後見る必要のないもの。とにかくきちんと集中して見る気になれないものは、きっちり見るのをやめることにしました。

 

ということで、新ドラマひとこと感想

 

まず、2話で打ち切るもの(月曜日から日曜日の順)

リビングの松永さん(シェアハウスのメンバーが魅力なく、脚本も無駄なセリフが多く)

推しを召し上がって〜広報ガールのまろやかな日々〜(鞘師里保は、達者な子だけれど、ブルガリア菌の橋本さとしが出てくるたびにつらーい)

ナースが婚活(矢田亜希子が力入りすぎてて辛い)

院内警察(長濱ねるを見たかったのに桐谷健太と瀬戸康史の力の入り具合が、作り感満載で辛い)

闇バイト家族(アイデアだけ、暴力的なシーンも多いし)

ハコビヤ(ドラマで初めて見た影山優佳、いいですね)

新空港占拠(あの死ぬほど辛かった大病院占拠の続編が作られるなんて、ごめんなさいこれだけは最初の10分でギブアップ)

 

まだ初回を見ていないので決められないもの。

あれからどうした(初回は見ました)

離婚しない男ーサレ夫と悪嫁の騙し愛ー(初回見ました)

先生さようなら

マルスーゼロの革命

Eye Love You

不適切にもほどがある!

光る君へ

厨房のアリス

(この殆どが、結構期待できそうなドラマです)

 

一応、続けてみる予定のもの

君が心をくれたから(誰がこんな話を考えつくんだろう?最低の展開ドラマ。視聴率を取るためには、ラブストーリーにこんなグロいことを加えないとならないのか)

春になったら(福田靖が、こんなドラマを書いてくれるなんて! 大期待!)

夫を社会的に抹殺する5つの方法(season2なのでチェックしてやめるつもりが、主演の高梨臨は、ぴったりのキャスティングだし、同じ話とは思えないドラマの始まり方で見ています)

となりのナースエイド(OKです)

婚活1000本ノック(福田麻貴ってお笑いの方ですか?喋りがとても上手くて、知らない人だったので驚愕です)

パティスリーMON(初めて見た時、気になる役者に書いた畑芽育が、あれよあれよという間に主演女優に。やっぱりいいと思います)

グレイトギフト(社会派ドラマで楽しみです)

大奥(まあまあ)

めぐる未来(変な話ですが、セリフは悪くないし、早見あかりは楽しみ)

おっさんずラブーリターンズー(season2なので、チェックしてやめるつもりが、1話で大爆笑したので止められず)

ジャンヌの裁き(OKです)

恋する警護24時(初回、女弁護士が怒ってばかりいるのが不快で、やめるつもりが、脚本が金子ありさでそれなりにいいドラマに仕上げてきている。)

おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!(まあまあ)

消せない「私」ー復讐の連鎖(最近復讐ドラマ多いですね。無理も多いのだけれど)

さよならマエストロ〜父と私のアッパシオナート〜(昨年のリバーサルオーケストラに似た設定ドラマだし、娘は怒ってばかりいるし、オケのメンバーは魅力ないし、でも2話は悪くなく、新木優子が出ているから…)

アイのない恋人たち(湯川和彦が普通のラブストーリーを書くなんて! 久々に期待しています!)

 

すでに16あり、これから見るものが8つは、多すぎる。

なんとかします…。

 

 

 

 

 

知り合いが膵臓癌第4ステージだということを耳にし、手紙を書こうと思ったが、かなり難しくて悩み抜いた。というのも、その人は、抗がん剤治療を始めると聞いたからだ。

 

膵臓癌第4ステージで、抗がん剤治療?と驚いた。

 

そもそも私は抗がん剤治療には反対だし、私自身は、癌になっても抗がん剤治療はしないと決めているので、余計驚いたわけです。

だって、膵臓癌ですよ、第4ステージですよ。

 

ある種の癌には効果があるらしいとも言えるので、完治する可能性がある癌に、担当の医師の説明をきちんと聞いて、その医師を信用できるならば、本人の判断で治療に着手することもある。

 

という考えを頭の片隅に置いた上で、もちろん本人がどうしてもやりたいならば仕方がない。

あらゆる意味で自分のことは自分で決めるのだから。

 

そこで知人に、抗がん剤治療には反対です。

とも書けず、

そういった治療をする人に、自然由来の何かをお勧めするのも、今ではないかな?

と悩み、

筆を取るのに随分と時間が経過してしまった。

 

仕方がないので、自分は抗がん剤治療をしないと決めているけれど…

それだけ書いて、

あとは、明るめの近況報告に終始した。

 

治療の目的が完治なら…ありえないし、

延命なら…やはり抗がん剤治療ではないと思っている。

 

若い人ならともかく、私くらいの年齢ならば、延命ではなく、余生をなるだけ家で、なるだけ好きなことをできる時間を長くするべきであって、病院のベッドの上で、延命という名の、1日でも長く呼吸をしていることを望む人はそれほど多くはないと思うのだ。

 

それよりも大切なことは、信用できる医師かどうかなのかもしれない。

医師と二人三脚で癌と戦い、

負けてもその医師を責めず、感謝できるならば、

それはそれで充実した時間だったと思えるのかもしれない。

 

癌は治る病気になったとよく言われる。

でも、治らなくても、他の例えば糖尿病など多くの病気のように、その病気とうまく付き合っていくという選択肢がどこかにあるはず。

 

でも、自分がある日、突然、癌だと言われたら、自分より知識の優れた医師の前で、自分の意見が果たして言えるのだろうか?

 

だからこそ、今、2人に1人かかると言われている病気なのだから、もしもかかったらどうするのかを考えて家族に伝えておく必要があると思っている。

今クールも刑事ドラマがとても少なく、ラブストーリーと、ドラマが多くて楽しめました。漫画が原作の作品がとても増えて、それだからと言うわけでもないのかもしれないが、そもそもの役柄が突飛だったり【単身花火】有り得ない設定だったり、展開だったり、暴力が酷すぎたり【マイホームヒーロー】私のリアリティではついていけない作品がいくつかあり、そもそものアイデアは悪くないのだけれど、3ヶ月見続けるドラマにはなっていない作品【今日からヒットマン】【パリピ孔明】が目立ちました。

 

今回チェックしたドラマは

【時をかけるな、恋人たち/マイ・セカンド・アオハル/コタツがない家/インターホンが鳴るとき/ゆりあ先生の赤い糸/いちばんすきな花/ブラックファミリア~新堂家の復讐~/ きのう何食べた? season2/うちの弁護士は手がかかる/ハイエナ/ガラパゴス/単身花日/遥かなる山の呼び声/ゼイチョー/泥濘の食卓/あたりのキッチン!/セクシー田中さん/下剋上球児/たとえあなたを忘れても/すべて忘れてしまうから/今日からヒットマン/フェルマーの料理/マイホームヒーロー/パリピ孔明/ミタさんなりすます/秘密を持った少年たち/トクメイ!警視庁特別会計係/ONE DAY ~聖夜のから騒ぎ~ 

(全28作品)(後ろ8つは途中棄権)】

 

 

2023秋 MYアカデミー賞  (敬称略)

 

 

主演女優賞 広瀬アリス(マイ・セカンド・アオハル)

 

 初回が白玉佐弥子の人生を早回しで描いたような作りだったことも影響したのだろうが、圧倒的、主役で、主演女優。その後も、その存在感は圧倒的で、これぞ主演!と言いたい。コロコロ変わる表情が愛らしく、美しい人なのにどこか吹っ切れた感じが、今後更なる期待を持たせる。

 

次点:小池栄子(コタツがない家)

   吉岡里帆(時をかけるな、恋人たち)

 

 吉岡里帆は、派手ではないのに、主演を感じさせる女優で、声と喋り方の個性のせいか、いつも同じに見える部分もあるのだけれど、いつも主演女優。

 小池栄子は逆に主演女優らしさを感じない女優だけれど、安定した演技で、今回のように他の役(男たち)が万里江から枝分かれして繋がっているような役の相関図が出来上がっていると、非常にバランスの良い主演である。

 

 

主演男優賞 モロツヨシ(うちの弁護士は手がかかる)

 

 大好きな役者で、ああ、こんな風にピッタリの役があったのねぇと、痛感させられました。細部にまで行き届いた気遣い、わがままな女性をコントロールできるマネージメント力、そこにあの外見と、今回の素敵な髪型がフィットしてとても魅力的で、とにかくピッタリな役。に見せたことが勝因です。

 

次点:織田裕二(ガラパゴス)

   相葉雅紀(今日からヒットマン)

   吉岡秀隆(コタツがない家)

   堀井新太(インターホンが鳴るとき)

 

 

助演女優賞 原菜乃華(泥濘の食卓)

 

 やばいですね、こういう役があまりにも合っていて。押しの強さが魅力。

 

次点:安達祐実(うちの弁護士は手がかかる)   

   渡邊理佐(ブラックファミリア)

 

 渡邊理佐、達者な子、何者ですか?

 

 

助演男優賞 小日向文世(下剋上球児)

 

 人間味溢れるわがまま爺を、小日向文世にしかできない形で好演。前に出る押しの強さと、わがままぶりが、こういう成り上がりの金持ちいるよなあって、とてもリアルにその存在を感じさせる。なかなか出せない味ですね。

 

次点:吉沢悠(泥濘の食卓)

   磯村勇斗(きのう何食べた?)

   塩野瑛久(ブラックファミリア)

 

 若い頃美しかった吉沢悠が、こんな情け無いスーパーの店長をやるなんて…。オヤジの汚らしさと、根本的な優しさを兼ね備えた難しい役でした。

 

 磯村勇斗が、楽しんでやっている役です。このドラマは、シーズン2なので、どの役者も(多少やり過ぎ感は否めないが)以前にも増して持ち役を楽しんでいる感じでした。

 

 塩野瑛久は、このくらいの悪の方が良いのでは? 今まで見た中で一番ハマっている感じがしたし、何よりもトンデモないドラ息子の若手政治家なんだけど、時々見せる寂しさが魅力的でした。

 

 

気になる役者

作間龍斗(コタツがない家) 芝居できないのか演技している感じが全くないのだけれど、存在感はあり、高校生にも見えない。

窪塚愛流(あたりのキッチン!) 芝居できないんだけど、今回の役ははまっていて、優しさと穏やかな魅力のある子。

中沢元紀(下剋上球児) 陰があって、寂しげな目が美しく、トンデモない祖父に対する態度に優しさがあって、目の奥に世界があった。久々の圧倒的な2枚目。

奥野壮(下剋上球児) 何よりも前に出るエネルギーと笑顔が美しい。

小林虎之介(下剋上球児) 前に出るエネルギーとちょい悪ガキっぽさが可愛い。

瀧七海(ブラックファミリア)こんな変な子ではなく、良い子を演じていって貰いたい。

(いちばん好きな花)の美容師役の女優 セリフのキレが良かった。名前を見つけられず…。

 

やはり若手の役者に欲しいのは、押しの強さです。それは前に出るエネルギーであり、目力もあるし、何よりも気持ちの強さ。

  

 

制作(キャスティング)賞 【下剋上球児】

 

 新人の(または経験の浅い)多くの役者があれだけ魅力的に見え、そしてそれぞれインパクトを与えたことは素晴らしい。

 

 

主題歌賞  【コタツがない家】  

 

 演歌歌手、石川さゆりが、金子茂樹作詞の主題歌を歌う。これも含めて全体で、きちんとドラマの方向性が見えている。

 

 

演出家賞 若松節朗(ガラパゴス)

 

 登場する役者が魅力的に見えるのは、往々にして脚本の力であるが、今回はそのキャスティングも含めて、演出家の力でもある気がした。例えば、篠原ゆき子が、非常に印象に残る役作りであったり、肥後克広が、登場したことで、緊張していたドラマの空気が少し緩んで、見ていて安心したりした。

 

次点:下剋上球児の演出グループ

 

 

脚本賞 金子茂樹(コタツがない家)

 

 やはり凄いです。イチオシの脚本家。しょっちゅう、そのセリフのやり取りの凄さに「おっ!」と驚かされたり、感心させられたりする。泣いたり笑ったりの感動ドラマではないのだけれど、計算もされているし、非常によくまとまった、面白いドラマ。

  

次点:三浦駿斗(ゼイチョー)

   戸田山雅司(ガラパゴス)

   数人(うちの弁護士は手がかかる)

 

 

 

作品賞  決めません。

 

【遥なる山の呼び声】と【ガラパゴス】は、4話のみで、素晴らしい作品で、作品賞と言える完璧に近いドラマだったのですが、23年秋ドラマ(一応、10.11.12月)の枠では、捉えにくく、その他に面白い作品は数あれど、圧倒的と言えず、あえて決めません。

 

次点:下剋上球児

   ガラパゴス

   遥なる山の呼び声

   きのう何食べた? season2

   うちの弁護士は手がかかる

   ゼイチョー

   あたりのキッチン!

   セクシー田中さん

 

【下剋上球児]野球は、ドラマ仕立てには使いやすいスポーツ。甲子園に行くことを目標にし、タイトルがこれで、当然ラストの県大会は、ほぼ試合の結果が分かってしまっている、その難しい環境下、試合の展開も含めて、ドラマチックに描かれていたことに拍手。今期、最もよく泣かされたドラマでした。ドラマはやはり泣いたり笑ったり感動したい。テレビの前で心が動くことの幸せ感をたくさん味合わせて貰いました。

 越山高校の球児役のキャスティングが素晴らしく、日沖誠役の菅生新樹も、久我原役の橘優輝もこれまで見た作品の中で最も生き生きとしていた。

【ガラパゴス】良かったです。織田裕二が素晴らしく。伊藤英明が相変わらず魅力的に演技まくっていて、この二人のやりとりは、息を止めてしまうほど楽しく拝見させて貰いました。いいなぁ、芝居って。こういう役者が生きるドラマもっと見たいなぁ。

【遥なる山の呼び声】夏ドラマのまとめに書いたのですが、たくさんドラマを見ているのに、久しぶりに「ドラマ」を見たと感じさせられました。それぞれの役に奥行きがあり、人生があり、喋る言葉の裏側に必ず何かがあり、大人の人間ってこうですよね。ただセリフをしゃべっているのではなく、その裏側や奥にたくさんの世界があり、それを観客それぞれが感じ取って考えて、そういう時間を与えてくれるのがドラマですよね。

【きのう何食べた? season2】season2ということで、それぞれの役者が、自分の役を更に面白く突き詰めてきた感じ。特に磯村勇斗と内野聖陽は、前回以上にノリノリでした。ちょっと気弱な役の分、西島秀俊のリアクションが素晴らしく目を離せません。サザエさんのようにずーっと続いてくれたら良いのにって思います。

【うちの弁護士は手がかかる】【ゼイチョー】は、どちらも毎回解決ドラマ。それぞれのドラマも楽しめました。どちらも回が進むに従って、役者がノリノリになり、遊びの部分がクレッシェンドしていって、ちょっとやりすぎ?と感じる部分はあったけれど、菊池風磨は、間違いなくこういう子なのだと思う。最近多かった2枚目役よりずっといい。弁護士たちはちょっとふざけ過ぎだが、主演モロツヨシだし、菊池風磨だし、彼らに引っ張られて脚本も演出も少しずつ変わっていったのだと思われる。

【あたりのキッチン!】まず、キャラクターが普通じゃない。大学生3人が普通じゃない。でも原作は漫画だし、当初気になった桜田ひよりの役作りも、こんな子いるかしら?と思わせる喋りぶりではあったが、ドラマが良かったせいか、だんだん気にならなくなっていった。渡部篤郎が、久しぶりに優しい普通のキャラクターを演じてくれて心休まるものがあったし、そもそもドラマが心温まる素敵な話だった。

【セクシー田中さん】このドラマの一番の問題は、誰が主演だったかしら?と思わせたこと。いつのまにか生見愛瑠が主演だと勘違いさせられ、時々、いやいや、このドラマの主演は、毎熊克也とラブストーリーを演じている木南晴夏でしょう。と、何度も頭の中で考えさせられたこと。別に主演がはっきりしなくても良いのかもしれないけれど…。当初、なんだかよくわからないドラマだったのだけれど、途中から普通のラブストーリー プラス 女性の生き方みたいになって、男と女の立場とか、生き方とか微妙に絡まってきて、そんなドラマの中、時々、素敵な言葉が発せられて、時々じわ~と心にきました。

 

一応一言だけ書かせていただくと、【ONE DAY ~聖夜のから騒ぎ~】予告からつまらなそうだったけれど、恐ろしくつまらなくて一話さえ見終えるのが辛かった。大沢たかおチームのあのふざけ方は、どこかのドラマで全く同じレベルのものを見たことがあるのだけれど、思い出せない。スタッフが同じ? 【いちばんすきな花】綺麗な顔した4人が、大多数の普通の人たちに対しての愚痴をずーっと言い続けるドラマでかなり辛かった。2人組になることが苦手という趣旨で何故か仲良くなった4人だけれど、2人組になることで嫌な思いをしたことがある人は、そっちの方が大多数なのではないかという気がする。とにかく脚本が嫌い。4人で社会に対して言っている言葉でしょっちゅう気分が悪くなった。役者は美しくて良いです。【ブラックファミリア】【ゆりあ先生の赤い糸】最初は楽しみだったのに、かなりグロテスクになり、途中からは面白くはなかったです。【トクメイ!】橋本環奈が頑張っていたけれど、紅白の司会を見るとわかるように、彼女の喋りは全て波打っている(歌っている)ので、まず正しい日本語を喋って貰いたい。【フェルマーの料理】若いキャスト全員が、なんだか格好ばかりつけて、一言で言うと簡単な芝居を真面目な顔してやっていた…ばかりが印象に残った作品。

 

いつも思うのですが、最後にいいことを書いて終わりたいので最後に2つのラブストーリーについて

【たとえあなたを忘れても】タイトルが変ですよね。どうしても(たとえあなたが忘れても)に感じる作りでした。ご都合主義のところは多々あったのですが、(例えば、廃屋にあるピアノが全ての音を綺麗に出すはずがない。とか、あまり稼げない二人なのに、最後に戸建ての家に住んでいるとか。)でも、淡々と心の動きを描き、マイカーで美味しいコーヒーを販売することで暮らしているという自由を持ち、そこには良い天気があり、周囲の人々がみんないい人で優しくて、そういった穏やかな空気をずーっと流し続けたドラマで、ラブストーリーとしてこういうドラマでもいいと思うのです。

【マイ・セカンド・アオハル】最近やけに、年上の(それも10歳とか)女性と年下の男性のラブストーリーが増え、その殆どが、女性は自分が年取っていることに負い目を感じているにもかかわらず、結果、若い男が、「結婚」という形を求めるというハッピーエンドのラブストーリーが多い。とにかく多い。時々、ちょっとあり得ない感が残る(ユリア先生の赤い糸)こともあるのですが、世の趨勢なのでいいのでしょうか? 愛の形はどうあっても良いという考えはありだと思いますが、あまりにも多い感じがしているのは事実です。 30歳を過ぎて大学に行って、2度目の青春だからこそ、若い頃よりもさらに楽しめるということはあると思います。私も30歳過ぎて大学に行った口ですが、あんな学生寮に住むような楽しさはなかなか持てませんが、第二の青春は、第一の青春よりももっと自由に楽しめるかもしれません。お勧めです。明るくて、希望に満ちた学生生活と、友人関係と、恋愛関係が描かれたスカッとしたドラマでした。

 

 

2024年、新年が明けて1週間が経過しました。

 

能登半島地震で被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。

 

16時過ぎ、我が家も大きく揺れました。

 

最初に白い猫が気付いたらしく、寝ていたところから脱兎のごとく飛び出したそのものすごい音で、私たちは何事かと思った矢先に、家がぐらんぐらんと揺れ始め、それから30秒くらい揺れました。

 

信州に引っ越してきて最も大きな揺れでした。

 

思えば、2011年、東京にいた時に東日本大震災で感じた、人生で最も大きかった揺れに匹敵しました。

ただ、揺れの種類が違くて、どちらが怖いかは比べられませんが…。

 

今も、状況が読めない。

半島なので、道路などの寸断で、行くことができない地域があったりすることが、

なんとも、言葉のない状態で、新年のブログを書く気にもなれませんでした。

 

何かできることはないかと思う時、人を助けるほどの体力のない私は、すでに現地に行って行動を始めているNGOに僅かながらでも寄付することくらいしか思いつかず、テレビのニュースを見ては涙している次第です。

 

そして相変わらず、地震のたびに、原発の安全確認がなされるというこの国の異常を憂いています。

 

まだ先が読めない状況です。

 

みんなが、それぞれの持ち場で頑張っていきましょう。

 

新年早々の地震は、阪神淡路大震災を思い出させ、あの年は、その後、恐ろしい事件が3月に起こり、我が家では具合の悪かった母が、精神的にも病むという事態になったあの1995年を思い出してしまいます。

 

そんなことが起こらず、今年一年が、これから段々良いことでいっぱいになる年になりますように、切望しています。

最近は、月に一度の予定がいくつかある。

月に一度の松本の日。

月に一度の岡谷の日。

と言いながら、出かける場所がある。

 

月に一度、定期的に会う方は、12月のその約束の日が、今年最後ということになる。

ということで、12月に入ったあたりから、よくこの言葉を口にした。

 

「良い年をお迎えください」

 

通常「良いお年を」と言われる方も多い。

 

が、今年の私は、毎回毎回、

「良い年をお迎えください」と軽く会釈をしながら、相手に言葉を送った。

 

若者の間で、省略する言葉が流行る。

 

年始に「あけおめ」と言うようになったのは、何年前からだろうか? 若者が言っていると流行り言葉のように聞こえ、年配の人たちも時々気に入って口にする人を見る。

可愛げがあって、悪くないと思う。

 

しかし、私は、若者たちの省略言葉とは真逆を行き、便利を追求しない人なのだ。

そのせいか、今年は、「良いお年を」ではなくなっていた。

 

どちらにしても相手に伝われば、言葉の意味は果たす。

 

ということで、みなさま、

 

良い年をお迎えください。

先日、あるレッスン会場で、ある人に言われた。

「ダンスとかやっていたんですか? 動きが、何て言うか(たおやか)ですね」

 

嬉しかった。

とっても嬉しかった。

 

ダンスとかやっていました!

全然、才能ないけど…。

踊るのは大好きです。

上手くないけど…。

 

「たおやか」と言う言葉に引っかかった。

この言葉がとってもとっても嬉しかった。

 

そして、思った。

私は人生で、この単語を使ったことがない!

こんなに素敵な言葉なのに…。

 

長く生きてきて、

言葉を使うような仕事もしてきて(どんな仕事でも使うか)

女子たちとおしゃべりするのが大好きな私だけれど、

まだまだ使ったことのない単語がたくさんある。

 

若い人たちが、新し言葉を生み出すのは良いけれど、

古くて美しい言葉が使われず、消えていくのは耐えられない。

もっとボキャブラリー豊かに生きられたら素敵だとずーっと思っている。

私は「人生100年時代」と言う人が嫌いだ。

何を持ってそういうのか?

世の中で言われているから?

 

現在日本で100歳以上の高齢者は8万人以上いる。

が、その8万人に自分が入ると言える人が信じられないのだ。

ある種、凄いとも言える。

私はその中には入らないだろう。

 

8万人の100歳以上の方の中に、

どれだけの人が、自分の意志で、自分の力で、

思い通りとまではいかないにしろ、多少なりとも好きなことをして暮らしているのか?

 

私はそういった何かひとつでも、どんなに些細なことでもひとつ好きなことをして暮らすことができる100歳になる自信はないのだ。

 

それを簡単に言葉にして言える人が私には信じられない。

 

「私はそんなに長生きしないから」

というと、

「そういうこと言ってる奴に限って長生きする」と言われる。

じゃあ、

「人生100年時代」という人はどーなんだ?

そういうことを言ってる人に限って…どうなんだ?

 

そもそも「人生100年時代」という言葉に夢は感じられない。

もしも私の身に置き換えたら悲壮感しかない。

 

100歳まで生きる人は、丈夫な体を持った上に運の強い人だけだと思う。

そういう人と、自分を比べる気さえ起こらない。

つまり私にはそもそも兼ね備えられているとは思えない丈夫な体。

 

健康ならば長生きするに越したことはないと思う。

そうできる人は、それが人生目標でも良いと思う。

 

でも大概の人は元気な100歳にはなれないのだ。

ならないのだ。

 

自分の身体を見つめ、今出来ることをとにかく実行に移す。

明日は、ないかもしれない。

 

若い頃は、将来を夢見て希望に満ちて日々を過ごせばいいと思う。

 

けれど、還暦も過ぎたら、いつもいつも明日はないかもしれないと思って、

ただただ、「今」を生きる。

 

その結果として、希望通り100歳まで生きたら、それは素晴らしいとみんなに祝って貰うべきだと思う。

 

けれど…

私は、ならない。

友人が、普通免許の更新で、実車テストを受けなければならなくなった。

免許の更新を知らせるハガキに、近くの教習所で、実車テストを受けるように通達されたのだ。

 

75歳から、免許の更新には認知症のテストが加わることは知っている。

何度もテレビのニュースなどで見たからだ。

 

しかし、70歳から、実車テストがあることは、その友人からの情報で初めて知った。

 

70歳以上の知人の数人に聞いてみた。

みんな当たり前に実車テストを受けているらしい。

そして、みんな「簡単だから、大丈夫よ」と言う。

 

違うのだ!

問題はそこではないのだ!

 

その友人のハガキを見せて貰うと、実車テストのための費用は【約6450円】

およそというのは、どの教習所に行くかで決まるらしい。

6450円?!

高い!高すぎる!

 

3年、および5年ごとの免許の更新費用だって高いのに、

全員に強制されている実車テストの費用が、実費でそんなに高いなんて!

 

そして、それをみーんな大声で文句も言わずに受けているなんて!!!!

 

車検も免許の更新も、歳をとってから再度テストをすることも、

交通事故を防ぐ意味で、大変良いことだと思う。

しかし、それに関わる費用が高すぎるのだ!

 

そして、ほとんどの日本人は、ハガキを受け取ると文句を言わずにそれを実行しているという事実。

このことには、本当にびっくりする。

 

お金のあるなしに関わらず、

納得のいかないものに対して(公共のお金に多い)もっと声を上げるべきである。

お金のある人たちが、黙って支払っているから、お金がギリギリで生活している人たちが声を上げられなくなっているのだ。余裕のある人が、声を上げるべきなのに。

 

とにかく驚きと怒りで震えた。

 

ちなみに、私は、このまま5年ごとに免許を書き換えていくと71歳の書き換えの時に、実車講習を受けなければならない。うちの夫はラッキーなことに74歳で、実車講習を初めて受け、79歳で初めて認知症のテストを受けることになる。羨ましい。その方がずーっとお得感が…。

 

そのあたりの免許書き換えは、いつが最後(いつ免許返納するか)になるかとの戦いであるわけだから、タイミングが遅い方が良いに決まっている。

 

と、とにかく悶絶する日々であった。

私はモンブランが大好き。

秋になって栗が出てくると、どこのケーキ屋に行っても、とりあえずモンブランを買ってしまう。

どこのモンブランが一番美味しいか、チェックしているかのよう。

 

そういえば、亡くなった母親がモンブランを好きだったことを思い出す。

 

当時の私は若くて、どうしていつもモンブランばかりを購入するのか、てんで理解できなかった。

なのに、

今、私はそれをしている。

 

ある程度年齢を経た女性は、どうやら多くの人がモンブラン好き、らしいのだ。

 

馴染みのケーキ屋さんと話をしてもそうだった。

 

年配の女性は圧倒的にモンブラン好き。

そして、男性は、圧倒的にショートケーキが好き、らしい。

 

この間、ドラマの中でも、年配の男性はショートケーキが好きらしいことをセリフで言っていた。

 

確かに、我が旦那も、とりあえず、ショートケーキだ。

今の私には、それは全く興味のないケーキのひとつである。

先ほど、脚本家、山田太一さんが亡くなったというニュースを見て、寂しい気持ちになっています。

大好きな脚本家でした。

 

私の頭がぼけぼけで、タイトルは言えませんが、インパクトのある作品の数々は、

彼の有名な作品群とは別に、後期もたくさんあるのです。

 

山田太一作品の素晴らしいところは、

その発想力とか、ストーリーとか、そういうことに留まりません。

 

脚本として何よりも重要な、セリフの魅力です。

それは、山田太一作品に出演した方なら誰でも分かるはず。

私も一度でいいから、山田太一作品に出演したいと、家で脚本を読んでいたものでした。

 

そして、見ている側から分かることは、

下手な新人の役者でも魅力的に見せることが出来る、

それはそれは素晴らしいセリフ。

 

山田太一作品をきっかけに脚光を浴びた新人役者は数多くいると思います。

最初に見た時、とっても下手で、どうしよう〜という新人の役者が、

そもそもの魅力を発揮して、ドラマの中で生き生きとしていく姿をよく見せつけられました。

 

もう新作には出会えないわけだけれど、

古い作品でも、再演したり、これからもたくさん人々の目に触れて欲しいと心から思うのです。

 

ご冥福をお祈りいたします。