緑の灯火

ランダム・ウォーク 246 NTT・IWON の低迷。

 

NTT・IWON の低迷 


 2026 07 06 (Mon)
 
 株価の二極化が進んでいる。AI・半導体銘柄は暴騰し、IWONを売り出し中のNTTの株価は低迷している。
 
 IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)とは、NTTが提唱・主導する次世代の情報通信基盤構想である。
 従来の電子技術の限界を光技術に置き換えて克服し、AI時代に必須となる「超高速・大容量」「超低遅延」「超低消費電力」のネットワークとコンピューティング環境を実現する。
 IOWNの3つのコアテクノロジーIOWN構想を支えるために、以下の3つの主要な柱で技術開発が進められている。
① APN(All-Photonics Network):端末からネットワーク、チップ間に至るまで、すべての経路に光技術を適用する。 これにより、伝送容量が約125倍、遅延が1/200、消費電力が1/100になることが目指す。
② デジタルツインコンピューティング(Digital Twin Computing):現実世界のモノや人の状態をデジタル空間 上に正確に再現し、AIを活用した高度な未来予測やシミュレーションを可能にする。
③ コグニティブ・ファウンデーション(Cognitive Foundation):AI、IoT、ネットワーク、コンピューティングリソースをシームレスかつ最適に管理・制御するアーキテクチャである。 IOWNがもたらす未来と活用例この技術の進化により、以下のような分野でのイノベーションが期待される。
 AI・データセンターの省電力化:光電融合技術により消費電力を劇的に削減し、増大し続けるAIの処理能力 需要を環境負荷を抑えながら支える。
 遠隔医療・自動運転:超低遅延により、タイムラグのない遠隔手術支援や、リアルタイム性が求められる 自動運転・建設機械のリモート制御が可能になる。
 エンターテインメント:圧倒的な大容量通信により、高精細な映像や多人数同時参加型のVR/メタバース体験 などがストレスなく利用できる。
 
 NTTグループのiwonが宣伝されていますが、株価は冴えません。いつ頃から上昇しますか?
 大規模LLMが売りの、生成AI(チャットGPT,ジェミニー)さんにその理由を聞いてみよう。
 
 NTT:9432 の株価が本格的に上昇に転じるのは、IOWNがデータセンターなどで商業的な実を結び始める2026年度後半から 2027年度以降、
 および主要なロードマップである光電融合チップの本格量産が始まる2029年度(2030年前後)が 大きな節目になると市場では見られています。
 宣伝や知名度に反して株価が現在140円台前半と冴えない展開が続いている背景と、 今後の上昇トリガーについて解説します。
 
 株価が冴えない3つの主な理由
 
① 業績への寄与に時間がかかる「先行投資期」であるためIOWNは次世代の画期的な光インフラですが、研究開発や世界的なエコシステム構築には巨額の資金が必要です。
 直近の2026年3月期決算では大幅な減益を記録しており、続く2027年度も連続減益の見通しであることから、 市場からは「利益を圧迫する重い投資フェーズ」と捉えられています。
 本業(ドコモ)の苦戦と中計目標の後ずれ主軸であるNTTドコモの顧客流出や品質改善の遅れが重荷となっています。
② 経営陣は中期経営戦略の利益目標達成時期を、当初の「2028年3月期」から「2031年3月期」へ3年も後ろ倒しに 修正したため、これが嫌気されました。
③ 25分割による需給の緩み2023年7月に実施した1株⇒25株の超大型株式分割により、新NISAなどで個人投資家 層は拡大したものの、発行済み株式数が膨大になり、株価が1円動くのにも莫大なエネルギーが必要な「上値の重い需給構造」 になっています。
 
 いつ頃から上昇に転じるか?3つのシナリオ
 
① 短期(2026年後半-2027年):自社株買いと配当利回りによる下値の硬直化株価下落に伴い、配当利回りは 3.6%超にまで上昇しています。NTTは16期連続増配を予定する「国策・高配当株」であり、会社側も適宜自社株買いを 発表しています。
 現在の140円台近辺はPBR1.2倍前後と解散価値に近く、これ以上の下落は限定的で、利回り目的の買いによって緩やかに底を打つ可能性があります。
 
② 中期(2027年-2028年):生成AIデータセンターへの部分導入IOWNの強みである「圧倒的な省電力」は、 電力不足に悩むAIデータセンターで最も必要とされています。
 NTTは2026年6月に5億ドル規模のIOWN推進ファンドを設立しました。これらの投資が実を結び、データセンター 間の通信(APN)での本格導入や、それによる法人向けビジネスの黒字化・業績寄与が見え始める2027年頃が、 1つ目のカタリスト(株価上昇の契機)になります。
 
③ 長期(2029年?2030年):光電融合チップの量産と世界標準化IOWNの最終的なゴールは、サーバーのチップ 間まで光で結ぶ「光電融合技術」の確立です。競合する米エヌビディアなどの半導体大手も猛追していますが、 NTTのロードマップ通りに2029年度(30年3月期)前後に量産化が軌道に乗れば、通信株から 「世界的なディープテック(成長株)」へと評価が一変し、株価の本格的な大相場が期待できます。
 
 1. 「動かない株価」を味方にする思考法
 「安く多く仕込めるボーナスタイム」と捉える将来の値上がりを信じるのであれば、株価が低迷している期間が長け れば長いほど、同じ投資資金で「より多くの株数」を積み増すことができます。
 株数が多ければ、将来上昇に転じた際のリターンが何倍にも膨らみます。配当金が「待つための給料」になる 現在のNTTは配当利回りが3.6%を超えています。
 銀行に預けてもほぼゼロ金利の時代に、持っているだけで定期的にまとまった現金が入ってきます。 この配当をさらにNTT株の買い増しに回すことで、複利効果が加速します。
 
 2. 規律を維持するための3つの実践テクニック
 ① 定期定額の「自動積立」を活用する株価を毎日チェックして手動で買うと、「今買っていいのか」という 迷いが生じ、規律が乱れやすくなります。新NISAの「成長投資枠」や「つみたて投資枠」などを使い、 月1回など機械的に自動購入する設定にすることをお勧めします(ドル・コスト平均法)。 株価を見ない環境を作ることが最大の精神安定剤になります。
 ② 「株数」を目標にする(評価額は見ない)株価に一喜一憂するのではなく、「今月で合計〇株になった」と いう保有株数の積み上げをゲームのように楽しむのがコツです。1株140円前後という安さだからこそ、お小遣いの 範囲でも毎月数十株?数百株単位で着実に増やしていく達成感を味わえます。
 ③ 2つの「次のマイルストーン」だけをチェックする次のイベントがいつ来るか分からないと忍耐が続きませ ん。以下の2点だけを「定期チェックの節目」としてカレンダーに割り切って登録しておきましょう。
 
 
 
 NTT株は、IWON技術が素晴らしくてもそれが収益に結びつかなければ、株価は上がらないことを示している。
 量子コンピュータ、スーパーコンピューター(富岳後継)、業種・業界特化型の生成AIモデルを開発する富士通にも言える。
 IWON技術は来年にはデータセンターに導入し始めるが、巨大な資本を考えるとそれが株価に反映されるのは、 2028-2029年移行だろう。
 それまでは、3%を超える配当を狙いにもつのもいい。
 
 日電・富士通・トヨタの売り上げの伸び、私益の伸び(4-6%)に比べて、AI・半導体株は、その10倍から 20倍伸びている。
 機関投資家は、ベンチマークに負けることは敗北なんだ
 過熱であろうとなかろうと、この株式ゲームに参加しないことは FOMO (Fear of Missing Out)、許されない のだ。
 日電・富士通・トヨタの収益は、AI・半導体株に対して相対的に見劣りしている。
 10倍の成長の物語(ストーリ)が見えない。
 
 日経平均を動かしている外国ンお機関投資家のビジネス・モデルを理解しないといけない。
 技術的にいい会社と株価とは関係ないのだ。


 
 つづく