●吉馬を使った地方競馬 軸馬選定
この投稿は、
以下の4つの投稿の続きになります。
軸馬が決められないレースは、
レース選定をクリアしていても、
見することになります。
<軸馬選定条件>
1. 近2走の数値を、上回る他馬がいない
2. 近2走両方、もしくはどちらかが今回レースと同条件
3. 内枠の場合、実績があること
昨日の、川崎11Rで解説します。
10/14(土)川崎11R 1500m
5-08 ウインオーサム
前走 川崎1500「92」
前々走 川崎1400「96」
ウインオーサムの、
近2走における、
低いほうの数値は「92」
この「92」を上回る、
「93」を近2走で持つ馬がいたら、
原則そのレースはパスします。
また、ウインオーサムは、
前走が今回と同じ「川崎1500」なので、
条件をクリアします。
さきほど、
「原則そのレースはパスします」と書きましたが、
近2走において、
軸馬候補の馬と同程度の数値を持つ馬がいても、
軸馬候補が、前走と前々走を連勝、
もしくはそれに近い成績であれば、
軸馬として残すことを検討します。
わかりやすい例で、
近2走が「0.8秒差」「1.2秒差」で
圧勝の2連勝だった場合、
出した数値はマックスでない可能性が高いです。
つまり、ゴール前は流しており、
時計はもっと出た可能性があります。
それに対し、軸馬候補と
同程度の数値も持つ馬の着順が、
2着以下だった場合は、
わざと勝たなかった、
いわゆる「ヤラズ」でなければ、
能力をマックスに近いかたちで、
出し切っている可能性が高いです。
よって、軸馬候補が今回さらに
指数をあげてくれば、ほかに逆転する馬は
いないであろうという判断になります。
さらに理想をいえば、
軸馬候補は近走、指数をあげている
ことが好ましいです。
95→93→90 のように数値を落としていれば、
調子落ちを疑ったほうがいいでしょう。
それに対し、
85→88 のように、
数値を挙げてきているほかの馬がいれば、
今回は逆転されるかな、という読みがたちます。
この辺は、感覚的な部分もあるので、
実践を積んで慣れていくしかないと思います。
ここまで、
1. 近2走の数値を、上回る他馬がいない
2. 近2走両方、もしくはどちらかが今回レースと同条件
3. 内枠の場合、実績があること
1と2については説明しました。
3の「内枠の場合、実績があること」ですが、
1番や2番のような内枠で、
指数や着順を落としている馬は、
割り引いたほうがよいでしょう。
特に、差し、追込みの脚質であれば、
内枠からだと3~4コーナーや直線で、
外を回る可能性が高いです。
内枠からでも実績があれば別ですが、
実績がない場合、差して届かずの
4着、5着という結果は覚悟したほうがいいでしょう。
また、その日のすでに終了したレースで、
内枠が苦戦しているようであれば、
やはりトラックバイアス的に不利ですので、
勝負は避けたほうが賢明かもしれません。
簡単ですが、
ひとまず吉馬を使用した軸馬選定を終わります。
次は、
「相手馬の選定」になります。
明日の投稿になるかと思います。