読書な日々、日々。
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なかなか…

一月末に退社してから、再就職先を探し中です。
モチベーションが上がらないので、就職活動にも身が入りません。

皆様、構ってやって下さい。

風の鼓動(短編小説)

たなびく木々。
舞う木葉。
舞い散る雨。



ドウドウと風が唸る。
僕はその音を聞く。
また今夜も眠れそうにない。
僕の心が、魂が、風を呼んでいるからだ。


外は全くの無風。
遠くで犬の鳴く声や、ヒソヒソとした人の気配、車の音が聞こえる程に静まりかえっている。

けれど、僕の中には風が吹き荒れているのだ。
だから僕は眠れない。
たまには風に身を任せ、思うがままに乱れてみても良いかもしれないけれど。
こんなに強い風だと、僕もろとも無くなってしまう気がしてならないのだ。



外界への意識を遮断して、僕は風に意識を集中させた。
嗚呼、またこんな夜がきた。






風に身を任せ、僕はまた、死出の旅に出るのだ。




END

曇天の先に(短編小説)




空が一気に黒くなった。
黒い雲が押し寄せて、青空を飲み込んでしまったから。
よくある風景なのに、都会の人たちは大騒ぎする。
「不気味な黒い雲」とか、「異常気象の象徴か!?」だって。
笑っちゃうよな、ホント。


田舎にとっては惠の雨。
晴天で干からびちゃいそうな陽射しの後の雨。
緑の海になった田には、雨が必要なんだ。
しかも、少しだけ暑さが和らぐ気がする。これも結構貴重。


雲が過ぎたら、またすぐに陽は照る。眩しいくらいの青空に、真っ白な雲、緑の広がる田、蝉の声・・・
キャンパスに描かれた画みたいにくっきりとした風景。
俺、夏は嫌いだけど、この瞬間は結構好きかも。


曇天の先イコール眩しい夏。


そんな方式に気付いた、夏の風景。


END

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