先週、3月1日(金)に大藪春彦賞の贈賞式が行われ、行ってきました。ものすごく緊張しました。
右から大藪春彦賞選考委員の東山彰良先生、黒川博行先生、太田、松下隆一さん、同新人賞の安孫子正浩さん、大藪春彦賞選考委員の大沢在昌先生、同新人賞選考委員の今野敏先生です。
こちらは受賞者の三人、右から松下さん、太田、安孫子さん。
受賞の帯がかかった『未明の砦』三刷もできました。
未読の方は、この帯でぜひ。既読の方も余裕がありましたら、ぜひこの帯をお手元に。
デモクラシー・タイムスのインターネット配信番組『池田香代子の世界を変える100人の働き人』にゲストとしてお誘いいただき、ドイツ文学者・翻訳家の池田さんと対談いたしました。
配信は明日1月7日午後7時から。
以降はYouTubeでいつでも視聴できます。
番組のページは→こちらです。
『未明の砦』、これまでの著作、執筆や取材の方法などについてお話ししました。
ご興味のある方は、ぜひご覧ください。
明けましておめでとうございます。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
昨年7月には『未明の砦』の単行本を、8月には『彼らは世界にはなればなれに立っている』の文庫を上梓いたしました。『未明の砦』は第26回大藪春彦賞候補作に選ばれています。10月には2022年に続き、光文社文庫『Jミステリー2023 FALL』に、短編『夏を刈る』を寄稿いたしました。
今年は、念願の新作の長編小説に着手する予定です。ほかにも、いくつかの企画が進んでいます。詳細が決まり次第、随時、HP・ブログにてお知らせいたします。
また、『夜と霧』の新訳や『世界がもし100人の村だったら』『ソフィーの世界』などで著名なドイツ文学者・翻訳家の池田香代子さんのお誘いで「デモクラシータイムス」に出演することになりました。人前に出てお話しするのは恐怖に近いほど苦手ですので、おそらくこのようなことは最初で最後となると思います。ひとえに池田さんの『夜と霧』などに感銘を受けたからです。配信日が決まりましたらお知らせいたします。
表題は書評家・藤田香織さんによる『未明の砦』のレビューの冒頭の一文です。レビューのタイトルは『法やルールは「上のほう」の都合の良いようにしか変わらない、と思っているあなたへ』。現在、WEBマガジン・カドブンに掲載中です。
藤田さん、実にシャープで力強いレビューをありがとうございます。
少しでも興味を持たれた方、今すぐ読めますので是非ご一読を。→こちらです。
新作短編のお知らせです。
書き下ろしの短編ミステリを寄稿した『Jミステリー2023 FALL』(光文社文庫)が、10月12日に発売になります。同シリーズには、昨秋の短編『鯉』に続いて2度目の登板になります。
タイトルは『夏を刈る』
物語は、ある地方都市の古いお屋敷の解体作業中に、庭園の井戸から、半世紀あまり前のものと推定される白骨化した若い女性の遺体が発見されたことから始まります。敗戦からようやく華々しい復興を迎えた時代。そこに生きた三人の女性たちのひと夏の物語です。
アマゾンなどネット書店での予約もすでに始まっています。
Amazonは→こちらです。秋の夜長、読書好きの方はぜひ。
『未明の砦』の重版が決まりました。
お手にとってくださった読者のみなさま、また、熱のこもったレビューや書評を書いてくださったみなさま、店頭で応援してくださった書店員のみなさまのおかげです。どうもありがとうございます。
Amazonのページには、読書メーターに寄せてくださった読者の声を集めた紹介パネルがアップされています。ぜひご覧ください。一時的在庫切れは解消されており、発売以来「ミステリー・サスペンス・ハードボイド」に分類されていたのが、なぜか突如「文芸作品」に瞬間移動をしていました。謎です。
webで読める記事は、
武田砂鉄さんの書評→こちらです。
青木千恵さんの書評→こちらです。
女性セブン・インタビュー→こちらです。
未読のかたはぜひ。
Amazon Musicで配信された「JAM THE WORLD - UP CLOSE」青木理さん担当回でも、ゲストとしてお招きいただき、『未明の砦』についてお話いたしました。→こちらです。
昨日、東京新聞の読書欄に掲載された青木千恵さんの『未明の砦』書評、デジタル版が公開されました。ぜひご一読ください。
→こちらです。
吉田大助さんの書いてくださった書評も、随時、いろいろな地方紙に掲載されているそうです。お見かけの方は、ぜひこちらも。
また、先日、Amazon Musicで配信された「JAM THE WORLD - UP CLOSE」青木理さん担当回でも、ゲストとしてお招きいただき、お話いたしました。併せてお聴きになってみてください。
→こちらです。
最後に、ついに発見された登場人物の秘密をひとつ。
およそ見つからないと思っていたのですが、発見者はジュンク堂書店松坂屋高槻店の書店員さん。恐るべし。実は『未明の砦』と、鑓水シリーズの『天上の葦』には、ひとりだけ同じ人物が登場しているのです。再読の際には、探してみてください。