日本推理作家協会賞候補に…! | 脚本家/小説家・太田愛のブログ

昨秋発表した短編『夏を刈る』が、第77回日本推理作家協会賞短編部門の候補作に選ばれました。お手にとってくださったみなさま、応援してくださったみなさま、ありがとうございます。

 

『夏を刈る』は、光文社から刊行された『Jミステリー2023 FALL』というアンソロジーに収められた一編。

 

ある地方都市の古いお屋敷の解体作業中に、庭園の井戸から、半世紀あまり前のものと推定される白骨化した若い女性の遺体が発見されたことから始まります。敗戦からようやく華々しい復興を迎えた時代。そこに生きた三人の女性たちのひと夏の物語です。

 

未読の方は、この機会にぜひ。amazonでは→こちらです。

 

 

また、『未明の砦』と『彼らは世界にはなればなれに立っている』のオーデイブル版配信が決まり、しばらく前からAmazonで予約注文が始まっています。

 

『未明の砦』配信予定日は4月26日。ナレーターを務めてくださるのは声優の山内平さんです。『彼らは世界にはなればなれに立っている』の配信予定日は5月17日。こちらは、『犯罪者』オーディブル版でも素晴らしい語りを聴かせてくださった、青木崇さんのナレーションです。

 

オーディブルで初めて拙作にふれてくださる方も随分、増えたようで、ウォーキングや通勤の折に『犯罪者』や『幻夏』を聴いているという感想もしばしばいただきます。『未明の砦』、『彼らは世界にはなればなれに立っている』、まったく趣の異なる2つの物語をぜひ楽しんでください。