明けましておめでとうございます。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
昨年は『未明の砦』が第26回大藪春彦賞をいただき、短編『夏を刈る』が第77回日本推理作家協会賞にノミネートされました。
既刊の『犯者者(上・下)』『幻夏』『天上の葦(上・下)』のトリオシリーズは、読者の方々の推しと書店員さんの応援で昨秋、累計60万部を超えました。ありがとうございます。
トリオシリーズとは趣の異なる『彼らははなればなれに立っている』も熱い感想を寄せて下さる読者の方々に支えられて幸福な一冊となりました。
昨秋からは長編『ヨハネたちの冠』の連載が「別冊文藝春秋」でスタートし、先月20日配信の2025年1月号に「第二章 自転車がつなぐ」全文が掲載されています。
今年のお仕事も『ヨハネたちの冠』から始まります。首都近郊のスーパー教育特区に住む3人の子供を中心に、他人の名を騙って子供たちの前に現れた謎の男、秘密を抱えたホームレス、戦後、公職追放を経験した政治家を祖父にもつ現役の文科大臣など、さまざまな人物が登場する物語です。今年は、いよいよ連載も佳境に入ります。次回配信は2月20日の予定です。
また、この春、初の短編集を上梓する予定です。詳細が決まり次第、当ブログ・ホームページでお知らせいたします。
本年が皆様にとって幸多き年になりますようお祈り申し上げます。
2025年年元日