日々を生きる。~大切なものを失って得たもの。 -209ページ目

休日の仕事

日曜の朝が始まった。


雨戸は妻が開けた。


その間、俺は犬を散歩させた。



雨が降っていたが、それほどでもなかったので傘も差さずに家を出た。

すぐに雨がひどくなり、濡れながらの散歩となった。

老犬の糞の始末をするのが煩わしかった。



家に戻り部屋を箒で掃いた。

少しの皿とカップがシンクにあったので、それも洗った。



妻は不機嫌だった。

「箒なんかで掃いたところでゴミは取れないでしょ。掃除機かければいいじゃない」

箒で掃除をする理由はあった。

妻がテレビを観ていたからだ。


しばらくすると、妻が朝食の用意を始めた。

片付けなどを済ませ、居間に入ると、妻子はすでに食事を済ませていた。


「私はこれから出かけるから、何か適当に作って食べて」

妻は習い事に出かけるのだった。

そのほかに、いくつかの用事を俺に言い渡し、妻は家を出た。

俺は野菜を刻みながらいろいろなことを考えた。



怒りはなかった。




心の中にだけある想い。



俺は声も出さずに笑った。


口元だけで笑う、いやな笑い方だな。

そう思い、ある考えを頭から追いやった。

朝の仕事

目覚めて時計を見ると、九時三十分だった。

今日は、午後からの出社だった。

俺は、朝の仕事をはじめた。


昨日、深夜に帰宅すると、冷蔵庫に雑酒が入っていた。

俺はそれを飲みながら、居間でまどろんだ。

妻子はすでに眠っている。

ひどく疲れていたせいか、そのままソファーで眠ってしまった。

それから布団に移動する。

立ち上がると、かすかに眩暈がした。





朝の仕事は、雨戸を開け、犬を散歩させる。

シンクにたまった皿も洗う。

自分の食うものも作らねばならなかった。


それから、今日はゴミを出す日だった。



玄関を開けると、外は曇っていた。


灰色の空が、少し傾いたような気がした。

少し、頭がふらつく。

傾いたのは、空ではなく俺の頭だった。



ゴミ集積所を覗き込む。

俺は愕然とした。

ゴミがひとつも積み上げられていない。

この時間に、すでに、収集されたということなのか。

いつもなら、十時くらいまでその場所にゴミは積み上げられているはずだった。

ゴミ処理場に直接持ち込もうか。

そのときそう思ったが、ゴミ処理場がどこにあるのか、俺は知らないのだった。


ただ、そのまま家の中にゴミがあると、妻の謗りを受けることになる。

ネットで場所を検索した。

ゴミを直接持ち込むのである。

弁当を作る時間を考えるとぎりぎりだった。

こうして、ブログを更新する時間は。

俺は、キーを叩きながら考えていた。




時間配分

出社までの時間、娘のパソコンでブログを更新したかった。

だが、無線LANアダプターが引き抜かれていた。

妻が持ち去った。

パソコンなどしていないで、壁でもはがせ。

妻の声が聞こえてくるような気がした。



昨日、娘のパソコンでネットを楽しんでいるうちに、出社時間となった。

俺は慌てて皿を洗い、部屋を片付け家を出た。


迂闊だった。


ガスの元栓とパソコンのコンセントを引き抜くことを忘れたのだった。

通勤途上で気付いたがもう遅かった。


案の定、妻から激しい内容の叱責メールが届いたのだった。




これは、俺自身が悪いと素直に認めざるを得なかった。

何度も言われていることなのだ。

元来のだらしなさが、どうしても改まらない。

俺は馬鹿だ。

目先の関心事に回りが見えなくなる。


今日は、注意しよう。

飯を作り、壁をはがし、できればブログも更新する。

時間配分が肝、だ。






*娘のパソコンを使う理由。

俺のパソコンでは、グーグルアースは使えない。
それに、早い。
快適なのだった。