日々を生きる。~大切なものを失って得たもの。 -171ページ目

「怒り」との、折り合いのつけ方

怒りがわいたら十まで数えよ。

はなはだしい怒りならば百まで数えよ。


by トマス・ジェファーソン



怒りという感情は、捨てたほうがいい。
捨てられないまでも、長く持続させるべきではない。

怒りによって、冷静さが失われる。

当然、正しい判断ができずに失敗の原因にもなりかねない。
物理的にも、ストレス物質で脳はおろか体中が満たされる。
健康にもすこぶるわるい。




映画「インクレディブル・ハルク」では、主人公は怒りによって、緑色の怪物に変身してしまう。
それを防ぐため、精神修行で、自らの感情をコントロールしようとする姿が映画の中で描かれている。
その姿はまさに禅寺で悟りを拓こうとする修行僧のようである。
怒りは爆発的な感情で、その力も強大である。
しかし、本人にとっては忌まわしいもので、何も得られない。
そんなメッセージがこの映画から読み取れるのだった。

映画「スターウォーズ」でも、怒りはダークサイド(負の力)として描かれていた。
主人公は、愛するものを救うため、みずから進んで、怒りや憎しみに身を任せた。
結果、愛する人を救うことは出来なかった。



愛について

その人をよく知らなければ、むろん愛するということも可能であろう。


by チャールズ・ブゴウスキー




彼の作品は、遺作の「パルプ」を最初に読み、あとは名前は失念したが短編集を読んだ。


老いて最強なれ。


彼は年老いても、むちゃくちゃな小説を書いていた。


卑猥な言葉が並び、どの作品も、いい加減なやつらばかり登場する。


それでいて、面白い。


ギャグのセンスがすばらしい。


とても老人が書いているとは思えなかった。




それは、作者本人の分身でもあった。



タイトルとはかけ離れてしまったが、上記の言葉は、彼らしい、愛についての考察である。



破天荒なじじいだった彼も、白血病でこの世を去った。


(肝臓ガンとかであれば、頷いてしまうのだが)



そして、彼の墓には「DON'T TRY」と刻まれている。





最後に


愛は探求。結婚は服従。離婚は検死。


by へレン・ローランド

結婚

とにかく結婚せよ。

もし君が良い妻を持つならば幸福になるだろう。

もし君が悪い妻を持つならば哲学者になるだろう。

by ソクラテス




ソクラテスの妻は歴史上名高い悪妻だった。

夫に水を浴びせる。

公衆で夫の服を剥ぎ取る。



日々を生きる。~妻よ。おまえはいったい何を望んでいるのか。




今朝方、妻に、両親の神棚に供えたコップの水を、顔に浴びせられた。

コップは無惨にも、布団の上に打ち捨てられ、割れずに水の染みをつくった。

それでも、ひるまなかった。

話すきっかけをただまった。

愚弄。侮蔑。

いつまでも、続いた。

話が途切れたので、俺は一言しゃべった。

それを、妻は徹底的に否定した。

その中で、どうにもがまんがらない事を言われたので、俺は声をあげた。

「それとこれとは関係ないだろう!!」

妻は更に俺の言葉を否定し、時間の無駄だと、捨て台詞と共に、きびすを返した。



ソクラテスは言った。

妻とつきあっていれば、どんな人ともうまくやっていけるはすだ、と。

俺は不遜でぞんざいな、こんな妻とつきあっていけるのだろうか。

つきあっていければ、こうはなっていなかっただろうと、思う。

ソクラテスには、ダイモンがあった。

俺には、拠り所となる信仰など、なにもなかった。

それでも、つきあっていく。

このままで、終わりたくはなかった。

地面に顔を押しつけられながら、言う事でもないのだけれども。





最後にもうひとつ、ソクラテスの言葉を記して締めくくる。



結婚をするべきか、結婚しないべきか。

どちらを選ぶにしても、後悔するだろう。


by ソクラテス