日々を生きる。~大切なものを失って得たもの。 -173ページ目

ありがとうございます。

読者の皆様、コメントありがとうございます。

皆様全員のコメントは、励ましの言葉として、受け止めています。

励ましの心遣いが、文面から感じとれて、感慨とともに読ませて頂きました。

私が気分を害するようなコメントは、ひとつもありませんでした。

その点は、誤解のないようにお願いいたします。

読者の皆様、本当にありがとう。



関東某所。

国道脇の駐車場。

車中から。

言葉とは己の心情風景

言葉は思考の物質化である。


頭で考えたことが、文字になる。


つまり、物質化だ。



ブログに並べられた言葉は、俺の思考と同じとも言える。



恐ろしいことだと、思う。



自分では、前向きに生きようと思っていても、言葉を見ればそうでないということが一目瞭然だった。



嘆き。悲しみ。怒り。あきらめ。


俺のブロブの要素は、それらで埋め尽くされている。



マイナスの要素を考え、ブログに書く。


そして、負の方向へ落ち込んでゆく。







もうやめよう。



ほんと、やばいよ。



自分で自分を、切りつけているのと同じことだ。





前向きに考えられるまで、自分のことを書くのはやめます。

妻の言うとおり、金がなかった。


就職活動も先が見えず、支払いは待ったなしだった。


どうすることも出来ない。


退職にあたり、幾ばくかの資金はもらえそうだったが、支払いはその前だった。


最短で仕事を決めても、どうしても、金が足りなかった。




金を借りるしかない。



しかし、借りるあてもなかった。




ふと、叔父の顔が浮かんだ。




あることをきっかけに、俺は俺で無くなった。


一人の男としての尊厳は、恥に変わった。


それは、一生消えないだろう。




そんな俺を理解してくれた、二人の叔父。


頼れるのは、その二人以外になかった。


逆に言えば、その二人以外の親類は、俺を恥辱にまみれた木偶としか見てはいないだろう。




しばらく考え、携帯をコールした。


3回。


そこで俺はボタンを押した。



携帯を握りしめたまま、しばらく待った。


俺の着信を知って、叔父がかけ直してくると思ったからだ。


しかし、携帯は鳴らなかった。





家には帰れなかった。


妻からの、人を馬鹿にしたようなメール。


それだけで、家に戻らない理由には十分だった。


町をぶらついているうちに、日が暮れていた。



二人の叔父うちの、一人。


考えた挙げ句に、携帯をコールした。


叔父はすぐに出た。




「どうした」


「いや・・・・・・特にどうと言うこともないのだけれど」


言葉に詰まっている俺に、叔父が唐突に言った。



「大変だろう?」



叔父の言葉に、俺ははっとした。


躊躇したが、思い切って俺は話を続けた。



「相談したいことがあるのだけれど」


「わかった、いつでもきなさい」


叔父は即答した。


それだけで、何も訪ねようとはしなかった。




相談できる親類が、俺にはまだいるのだ。


そう思うと、救われたような気持ちになった。


金を借りる借りないは別にして、叔父と話をしよう。


そう思った。





車の中だった。


フロントガラスの雨滴が流れ、街灯に照らされ、滲んでいる。


滲んで見えたのは、涙のせいだった。



涙は止まらなかった。



それは嗚咽とともに、ジーンズに滴った。