祭
本日、地元でお祭りがあった。日頃お世話になっている町会の方々への挨拶も含め、幾つかのお祭りを廻ってみることにした。そんな中、2組の保護者にお会いし、「最近、ブログが更新されていない!」という素晴らしいご指摘を頂戴してしまった。早速、帰宅し現在、パソコンの前にいる。
しかし、実際に歩いてビックリしたのが、顔見知りの多さである。特に小さな子どもの顔を見ていると、当園の園児しかいないのではないか、と勘違いしてしまうほどの多さであった。結果的に3つのお祭りを廻り、40人近い園児に会うことができた。その子供たちの保護者の方々を含めると、100人以上の知り合いに会ったことになる。
物騒な話が多い昨今、「地域で子育て」という言葉を耳にする。しかし、世間は警備会社やセキュリティーグッツが馬鹿売れしているし、隣の人の顔も分からないというのが実態である。
ところが、こうやってお祭りを歩いてみると、意外と自分の知り合いが多いことに驚かされる。当園はバスを使っていないため、保護者の方々には徒歩か自転車で送り迎えをしていただいている。従って、園児のほとんどが地元の子供で構成されているのだ。雨天の場合などは、ご面倒をおかけするが、結果的に、この「アナログさ」が職員との日々のコミュニケーションに一役買っているのだ。放課後などは、園庭が保護者で溢れかえり、育児相談所のようになっている。
地域に子供がいるということは素晴らしいことである。さらに、彼らが地域の大人に見守られて育つというのは、「防犯」「非行防止」にも間違いなく良い環境であると考える。
難しくノウハウが語られがちの「地域で子育て」も、幼稚園がバスを使わないだけで、その多くが解決される。園児集めに走らず、家庭と園とのコミュニケーションを大切にし続けた園長の判断に感謝である。
最近思うのだが、幼稚園が世の中に対して果たせる役割はまだまだ沢山あると考える。体育館を建て、それを週末は一般開放したり、子育てセミナーを開いたり、料理教室を開いてみたりとまだまだ夢は広がる。
近江商人の言葉に「売り手よし、買い手よし、世間よし」という言葉があるが、私も幼稚園運営をする中で、もう一度幼稚園が今後、社会に対してどんな役割が果たせるかを考え直していきたい。
それぞれのステージ
わずか5日間の沖縄でのビーチパトロールを終え、東京に帰ってきた(実労は3日間)。
死ぬほどパドルトレーニングをさせられて、間違いなく大胸筋と三角筋が進化を遂げた。正確に言えば、退化していたものが元に戻ったという表現が適切である。そして、何より人生史上屈指の日焼けを終え、体中がズルムケである。
さて、そんな自分であるが、今回の旅には大きな目的があった。それは、人生の師でもあり、ライバルでもある吉田竜平君の夢を聞き出すことである。ただ、夢を聞き出すだけではない、わずか5日間の間で、彼の夢に対して何かしらの貢献をしたいと考えていた。というのも、彼と出会って以来、世話になりっぱしの自分がいる。正直、自分なりにふがいなさを感じている部分もあった。そんな彼に何か恩返ししたかったのだ。
今回のパトロールはお盆真っただ中ということもあり、ビーチはガラガラであった(穴場スポットということもあるし、お盆には海に入らないという風習があるようである)。そのため、彼の夢を聴く時間は十分あった。実は、私は約3ヶ月前からコーチングを習いに塾に通っている。最近では職場の部下の目標設定などにそのスキルを活用しているため、職場での行き違いの問題が激減した。そのスキルを使い、彼の夢と今やるべきことを一緒に整理してみることにした。
すると、「ライフセービング全日本選手権」「第二子誕生」等、意外にも課題は山積みであった。自分や家族の将来に対して責任感の強い彼だからこそ、自身の人生に課題を多く見いだせているのだろうと逆に感心してしまった。しかし、その課題を一つ一つ整理していくと、結果的に最優先的課題が「引越し先の新居の壁を塗ること」という結論に至った。翌日、早速、飛行機の出発までの時間を利用して新居の壁塗りをしてみた。
人生初の左官業であったが、竜平君の夢につながっていると思うと、気合いが入りまくった。また、新居を訪れ、竜平君の家族に会う中で、彼が自分にはない「家族」という基準の中で生きていることにも改めて気付かされた。あまりに素敵な家族と新居に、自分の結婚に対するあこがれが少しだけ上がった。
そして、家での作業を終えると、竜平君は自分を彼の新しいビジネスのステージである嘉陽ビーチへと連れて行ってくれた。来年、竜平君はビーチアトラクション関係の仕事で起業をする。そこは、どこまでも透き通った海水に恵まれた素敵なビーチであった。わずか30分程度ではあるが、シュノーケリングをした。
旅も終りに近づいていたため、臭いことの一つも言いたくなり「お前の職場は世界一デカいな」なんて言ってみた。馬鹿にされるかと思ったが以外にも「そういえばそうだな・・・」なんていう素直な答えが返ってきたので、逆にビックリしてしまった。しかし、そんなことを言いながら海を眺めている竜平君が、めちゃめちゃ格好良いのだ。
しかし、それは竜平君だから格好良いのだ。自分は正直、自身が海で生きるべき人間だとは感じない。あくまで、自分は都会で経営者として生きるべき人間である。きっと、赤いエプロンをして、職場に立っている姿が板につけば、一番格好良いのだ。
「収まるべきところに収まる」という言葉は、あまり聞こえが良い言葉ではない。しかし、実は人間は自分が収まるべき場所(ステージ)を知っている人間こそが格好良いのだと思う。情報化が進み、これだけ人生の選択肢が広まる中で、自分が生きるべき道を見いだせている人間こそが格好良く見えるのである。だから、そんな彼の姿を見て、たとえ間違っていたとしても、今は自分の前に見える景色をただひたすらに走り抜けようと気持ちを新たにした。ライバルとは多くを語らずとも、背中で何かを伝えてくれる存在である。
※上の写真左が吉田竜平君、左は尾口秀明君
※下の写真は嘉陽ビーチ
パトロール初日
今年も毎年恒例の沖縄ビーチパトロールに入っている。
お盆休みを利用して、18歳の時からの親友竜平と一緒に、水辺のライフセービング(砂浜の監視員)をしているのだ。
パトロールに入る前に、多少のトレーニングは積んできたものの、元全日本チャンピオンのトレーニングは半端ない。実は、昨日はシフトの関係で竜平と一緒に浜に入ることはなかった。したがって、今日が竜平と一緒に浜に入る初日。トレーニグを終え、どうなってしまうのか楽しみである。
昨日の段階で、他のメンバーとトレーニングをしたのだが、今日すでに全身を筋肉痛が襲っている。せっかくのお盆休みを使い、ここまで来たのだから、精一杯やりぬいてやろう。
アートディレクター水野学氏
昨日、新丸ビルで開催された水野学氏の講演会に参加してきた。
とても、謙虚で話が面白い方である。
過去3年間、自分はデザインと教育がもう少し関わりあえないかと考えている。
しかし、教育というのはどうしてもお金のない世界なので、そういった
デザインとはかなり無縁の世界である。最近でこそ、佐藤可士和氏が「ふじようちえん」
「明治学院大学」を手掛けるようになったが、一般的ではない。
デザインと聞くとおしゃれ、スケッチといったイメージをお持ちだと思うが、自分の考える
デザインとは、物事の強調すべき部分と、捨てるべき部分を明確にすることだと考えている。
自分たちが最も伝えたいメッセージを浮き彫りにして、それをどう表現するかを考えていくのである。
こう聞くと単純な作業のように聞こえるが、これが結構難しい。組織の内部に入り込んでしまうと、
中々、自分の頭を棚卸できなくなってしまうのである。
世の中には、経営と教育を同じ土俵で話すことにまだまだ抵抗を感じる人が多い。しかし、
少子化の中、そうも言ってられる時代ではない。そもそも経営は毛嫌いされるようなものでもない。
私は経営をどうやったら、多くの人から「ありがとう」と言ってもらえるようになるか、を試行錯誤していく
ことであると考えている。そのためには、自分たちがこういう価値を世の中に提供して、社会や職員を
幸せにしていきますということをメッセージとして流していかなければならないのである。
だからこそ、今、私は教育にはデザインが必要であると考えている。
そんな中、昨日の講演会の最後に水野氏に「お金がかけられない教育の世界において、
どうやったらデザインが広がると思いますか?」ということを質問してみた。すると、水野氏からは
「アートディレクターにはお金で仕事をするタイプと、情熱に突き動かされて仕事をするタイプの
人間がいます。私は情熱で動く人間です」
という回答が返ってきた。ものすごく潔い回答で、とても格好良いと思った。
先週、とある研修でHという巨大広告会社に行った際、同じ質問をしたが
「お金にならない」と一蹴されたばかりであったため、感動さえ覚えてしまった。
自園にお金があったとしても、Hではなく、この人と仕事がしてみたいと思った。
やはり、デザインというものは人と真剣に関わる中でしか見えてこないものがあると考える。
水野氏はそういった人間性を評価されているからこそ、世の中のトップを走り続けられているのだと
思う。自分が将来、トップになったとき、お世話になりたい人がまた一人増えた。
Not only ドーナツ!
今日は素敵な出会いがあった。
先日行き、気に入ったドーナツ屋さんNeynに改めて行ってみた。
ドーナツ2つとコーヒーを頼み、椅子に腰をかけようとすると、一人の男性店員が
声をかけてきた。藤川真至さんというストアマネジャーの方だった。以前、別の店舗に
行った時、私の顔を記憶して下さったらしく、私に声をかけてくださったのだ。
一客として、最も嬉しい事。それは、顔を覚えてもらえることと言っても良いのではないか?
今までにない付加価値ドーナツというのがNeynのテーマらしいが、店員が常連の顔を
覚えることも、十分付加価値と言えるのかもしれない。それだけで、
また行こうという気持ちになる。
考えてみれば、近所のミスタードーナツは何度店を訪問しても、店員は一向に
私の顔を覚えてくれない。いや、覚えていても声をかけないのだろう。Neynにまた
惚れ込みそうだ。
さて、その藤川さんだが年齢を聞けば自分と同い年(28歳)!!以前は
バックパッカーで、世界を周っていたという。しかし、帰国後、とある雑誌で山田社長のことを
知り、現在に至るという。動機は面白い経営者のもとで学びたかったのだという。
ほんの少し経歴を聞いただけだが、実に魅力的である。特に
その行動力には目を見張る。バックパッカーというのも凄いが、変わった社長のもとで
学んでみたいと思い、就職したという思い切りの良さが気持ち良い。
キャリアだけを聞けば、どんな豪傑かと想像されてしまうかと思うが、パッと見、
実に人当たりが良い、さわやかな青年である。見た目も中身も暑苦しい自分としては
うらやましい限りである。
とにかく、自分と同じ若年で経営に関心を持ち、具体的な形でアクションを起こしている人は
魅力的である。知っていると出来るとは全く別物。知識過多でアクションのない人間は意外と多い。
自分もそうならないように気をつけていきたい。
約1時間程度、店舗に居座ってお話をしたが、藤川さんとの出会いで、
不思議と自分の中に勇気が芽生えた。自分の明日に対する向き合い方が変わりそうである。
自分は付き合う人がどんな人かで、その人の人生が決まると考えている。昨今不況の中で
夢やビジョンを語ることに対し、冷たい目を向ける人間も少なくない。そんな中でも、
東京のど真ん中で夢を持ち、経営に向き合っている藤川さんは自分にとって非常に
魅力的な人であった。また、一人長く付き合いたい人に出会うことが出来た。
Neyn最高!!
