奉仕するリーダーになりなさい　世界ナンバー２セールスウーマンの奮闘＠和田裕美

リーダーに向かないリーダーが求められている

奉仕するリーダーになりなさい世界ナンバー2セールスウーマンの奮闘 (角川oneテーマ21)/角川書店: ￥820; Amazon.co.jp

外資系営業会社で世界ナンバー２の称号を手に入れ
現在は「陽転思考」のもと、全国各地で講演をされ
『和田裕美の人に好かれる話し方』など著書も多数、ファンの方も
多いことでしょう、和田裕美さんの新刊です

未来のことはいつの時代も予測不能なのでしょうが

これほどまでにぐちゃぐちゃで、今まで善しとされていたことでさえ
数年後には亡きものになってしまっているような

これかどうすればいいのか
どの道を選択し突き進めばいいのかなかなか不安になることもあります

そんなときに、「オレについてこい」なんて言われたら
無条件にそちらになびいていっちゃいそうな、弱っちい私なんかは
思ってしまったりもして
現に上司につく人は、どちらかというと決裁権をもとに
部下に指示して組織を動かしていくような方が今でも大半ではないかと
そんなことを想像したりもします

ただですねぇ、よく経営者は孤独だって書かれている著書を見かけたり
私自身も経営者の方々からお話を聞かせていただいたりもしますが
上司と部下の間に溝ができてしまう、それもこの「オレについてこい」
タイプなのではないかと感じたりもします
「オレについてこい」というのは、上司のやり方でやるということ
合っているとか間違っているとかではなく、部下は奴隷だと
宣言されていることに他ならないわけで
奴隷になりたい人なんて

今の日本、昔も含めていないのではないか

仕事の結果で評価されるのが本来の姿かな
上司と部下の意見が対立して、上司の方法で
チャレンジして、誰が責任をとるとかしてくれるのだろうか
上司が自己弁護することものあるのではないだろうか

TBSドラマ『半沢直樹』でもそうですが、家族もいるし、なかなんか減俸を
申し出るサラリーマン、生活環境を変えることは
なんだかんだいって、家族がいると避けたいものですから
自分じゃなく、ほかの人にその責務を担ってほしいと思うのは
まぁまぁ、あるかもしれません

日曜劇場半沢直樹オリジナル・サウンドトラック/SMD itaku (music): ￥2,000; Amazon.co.jp

人と人の関係に、上も下もないですよね

この本の指摘する「奉仕するリーダー」
このリーダー像は、今までなかったのではないかなぁ～

人間は決まって話したがり、『聞く力』というベストセラー本が
ありますが、社内社外問わずコミュニケーション能力は必須で
話すことも重要ですが、聞くこと、聞き上手、弱っちいように見えても
ちゃんと組織を引っ張っていける、そんな人がこれから求められる
真のリーダー像なのではないかなかなか新鮮でした

あとは、そうなんですよね、「結果を出すから信頼される」
ビジネスって、結局のところここなんじゃないかと感じることが多くなりました
新規ビジネスの提案をして、とってもいいじゃないか儲かりそうだ
世の中のためにもなるし、未来も開けそうだなんてことでも
そこに実績がないと、結果を出していないと、まぁなかなかねってことも