【名作シリーズ】 お金がない 第2話「仕事もない!」
企画:石原隆、鈴木吉弘
プロデュース:塩沢浩二
脚本:両沢和幸
演出:若松節朗、木下高男、本広克行
音楽:服部隆之
制作:フジテレビ(制作協力:共同テレビ)
主演:織田裕二
助演:財前直美
出演:東幹久、石橋凌、井ノ原快彦、今井雅之、梶原善、金田明夫、高樹沙耶、高杉亘、田口浩正、富田樹央、松崎しげる、森廉、芳本美代子(五十音順)
やっぱりおもしろい。考えてみると00年代よりも90年代の方が楽しめるドラマが豊富だったと思う。たしかに90年代のドラマはストーリーが王道だけど、企画だけで中身のないのドラマが多い00年代のよりはマシかもしれない。
今回は萩原健太郎(織田裕二)と大沢一郎(東幹久)がメインだった。序盤は健太郎が重要な書類を盾に柏木麗子(高樹沙耶)に中途採用を迫るが失敗に終わり、柏木によって健太郎は神田美智子(財前直見)と一緒に働く清掃会社を4ヵ月分の給料と引き換えに退職へと追い込まれた。柏木はなんとも恐ろしいキャラだから、普通ならもう退散するんだけど、仕返しを考えるのが健太郎らしい。健太郎が借金の取立てから暴力を受けているのを傍観していたと言いがかりをつけて大沢を引っ張り回し、大口の契約まで取り返してしまった。
それにしても健太郎と大沢がいい感じ。柏木の部屋に侵入して取引先の情報を盗んだり、取引先と契約を結ぼうと接待の席でナマケモノの真似をしたりするシーンはまるで昔からの親友みたいだった。ちょっとやんちゃな健太郎とお坊ちゃまの大沢がぴったしハマってる。やっぱりキャラづくりは大事だなぁと再確認した。神田慎吾(松崎しげる)もキャラいいしね(笑)
最後は氷室浩介(石橋凌)が柏木に健太郎を紹介して終わるもんだから、ますます次回以降が楽しみになってしまった。現在放送中のドラマの感想が滞っているのに…。
【名作シリーズ】 お金がない 第1話「ブタの貯金箱」
企画:石原隆、鈴木吉弘
プロデュース:塩沢浩二
脚本:両沢和幸
演出:若松節朗、木下高男、本広克行
音楽:服部隆之
制作:フジテレビ(制作協力:共同テレビ)
主演:織田裕二
助演:財前直美
出演:東幹久、石橋凌、井ノ原快彦、今井雅之、梶原善、金田明夫、高樹沙耶、高杉亘、田口浩正、富田樹央、松崎しげる、森廉、芳本美代子(五十音順)
名作を取り上げようと思い、まず「お金がない」を見直してみたら、やっぱりおもしろかった。当時すごく評価されていたのもあってキャストやスタッフの面々が時代を越えて現在でも活躍している。
ストーリーは貧乏というテーマを取り上げているので暗くなりがちだけど、萩原健太郎(織田裕二)の明るいキャラがいるおかげで、楽しんで見ていられる。健太郎の影響か、周りも明るい人ばっかりだし。それでいて貧乏で苦しんでいる様子が冒頭でしっかり描かれていたから、思わず応援したくなってしまうつくりになっていた。
序盤には会社が倒産したり、借金の取り立てが来たりと不運が続き、一時は窮地に追い込まれるが、同級生の神田美智子(財前直見)の協力があった。美智子という存在もまた健太郎と同じく明るいキャラでストーリーには欠かせない。まだ健太郎と美智子の関係はあまり描かれていなかったが、後々小出しにしてくるのだと思うので楽しみ。その点で徳川家安(梶原善)の存在は重要かも(笑)
そして、また立ち直るかもと思いきや大家さんに追い出されてしまうが、その原因となった大家さんと家賃の滞納でもめるシーンは次男の萩原祐介(富田樹央)の苦労をうまく描けていた。祐介が家計を切り盛りする中でお金が不足したために家賃を滞納して、それを健太郎に隠していたわけだけど、祐介自身が苦渋の選択の末にやったことだというのが大家に向かって包丁を突き刺すシーンからも感じ取れた。貧乏にとっては生活費すら捻出することが困難なのが悲しい現実で、その現実と小学生の頃から戦わなければならなかった祐介の苦労を考えると胸が痛くなった。その前に焼肉を食べているときの子供たちの笑顔があったから余計にそう思える。
終盤はタイトルにもなっている三男の萩原浩(森廉)のブタの貯金箱を壊し、スーツを質屋から取り戻し、そして大沢一郎(東幹久)をファイルで取引をして徐々に貧乏から脱出していく展開になった。スーツがあるかないかで貧乏かそうでないかを表しているようと考えると、まさにこれからといった感じで終わったので2話以降への期待が膨らむ。今さらながらハマってしまいそう。
スシ王子【完全フライング!!放送前に全部見せますスペシャル】
なんと、すでにクランクアップしているとは…。春の放送を予定してつくっていたのだろうか…。
番組を見た感じ、枠的にもトリックを連想するつくりではある。とは言え、堤幸彦のドラマは事件もの関連で定評がある割に、医者やらエロやら演劇やらと他のテーマは滑ってるので、スシを取り上げた時点で視聴率はあまり期待しない方がよさそう。(CMなんかは下北サンデーズを引き継いでる感じがする。)
現実は金曜ナイトドラマの枠は時効警察>TRICKなのかも。ただ、日テレ系の土曜9時枠を彷彿とさせる、強烈な印象を残すB級ドラマとしては楽しみ。くっだらなくていいから、一本の軸がぶれないように、常識をぶっ壊したらおもしろい。
サマータイムマシンブルース
プロデューサー:本広克行
演出:本広克行
原作・脚本:上田誠
音楽:?
企画・制作:ROBOT
主演:瑛太、上野樹里
出演:川岡大次郎、佐々木蔵之介、永野宗典、本多力、真木よう子、ムロツヨシ、与座嘉秋ほか(五十音順)
コレクターズエディション(左)とスタンダードエディション(右)
関西を中心に活動する劇団ヨーロッパ企画の同名舞台作の映画化で、SF研究会に突如現われたタイムマシーンによる時空を越えたドタバタコメディが繰り広げられる。
事前に知識がないまま見たけれど、個性豊かなSF研究会の部員たちのドタバタ劇にすっかりハマってしまった。風呂場で新美優(与座嘉秋)のVIDAL SASSOONが消え、風呂上りの甲本拓馬(瑛太)の話のつじつまが合わなくなった辺りから「ん?」と思せといて、タイムマシーンが現われると一気にストーリーが展開し、散りばめられた布石が次々と解決していく明快さがとても心地よかった。絶妙な間隔で「なるほど」と思わせてくれる。特に河童の銅像の由縁が曽我淳(永野宗典)にあるというくだりは圧巻だった。
終盤は100年以上の月日を経たリモコンを無事に手に入れ、運命はそのままになったのでハッピーエンドと思いきや、実は田村明(本多力)が柴田春華(上野樹里)の子供で、しかも父親は拓馬ではないというオチが待ち受けていて、最後の最後まで楽しませてくれた。拓馬の心境は複雑だけど、本当に運命というものがあるのかどうか、それは拓馬の手にゆだねられた、というところか。
ストーリーを支えたのは脇役で、優と小泉俊介(川岡大次郎)と石松大悟(ムロツヨシ)の三人組の馬鹿っぷりは笑える。そのキャラの評判がよかったのか、翌年の「UDON」にも登場しているほど。「UDON」に登場したのはヨーロッパ企画から参加した永野宗典や本多力もそうで、特に永野宗典の演技は印象強かった。保積光太郎(佐々木蔵之介)も「UDON」に出ているけれど、なんだか損した感じだ(笑)
「踊る大捜査線」がツボな人は見て損なしなのでどうぞ。
ホタルノヒカリ第二話
プロデューサー:櫨山裕子、内山雅博、三上絵理子
演出:吉野洋
脚本:水橋文美江
音楽:菅野祐悟
制作:日本テレビ放送網(協力:オフィスクレッシェンド)
主演:綾瀬はるか
出演:板谷由夏、加藤和樹、国中涼子、武田真治、藤木直人ほか(五十音順)
視聴率:15,2%(予想は16%台)
2話になってドラマの方向性が示された感じ。各々キャラも確立されてきた。心配していた高野誠一(藤木直人)の違和感もなくなったし、急に地方色が出てきた神宮司要(武田真治)やホモ疑惑が濃厚な二ツ木昭司(安田顕)など徐々に脇役は揃ってきた。しかも気になるの誠意の元妻(黒谷友香)が回想シーンに登場したので、まだ色々とストーリーの要素は残されているみたい。
今週は晴れてアホ宮になった雨宮螢(綾瀬はるか)だが、先週同様恋愛下手っぷりを露呈する展開だった。先週と違ったのは、気持ちに素直に動けない螢を見かねた誠一が螢を全面的に援護したということ。徐々にだが、螢と誠一の間に絆みたいなものが生まれ、成果を出し始めた。ただ、要が三枝優華(国仲涼子)の援護すると宣言したので、螢たちも油断はできない。対立構造がはっきりしてきたので、次週以降の見どころはその辺りになりそう。
それにしても、綾瀬はるかの干物女がピッタリ当てはまった感じ。冒頭にメールで自衛隊みたいな返信をしたかと思えば、終盤でまっすぐ気持ちを表し過ぎたメールを送信して亀みたいになったりする螢のダメっぷりを好演していると思う。この調子でいけば、しばらく楽しめそう。