水を、スーパーやコンビニなどで買っている人もいるでしょう
人間の肉体において水が占めている割合は、なんと約60%。そのくらい、人間の身体と関係が深い水を、コンビニや宅配などで買っている人もいるかと思います。
では、わざわざお金を出して買っている水を、どうやって効率よく摂取したらいいでしょうか。
そこで、身体の様子に合わせた、効率の良い水の摂り方を考えてみましょう。
体内に水分を補給するのにあたり、いくつか押えたいポイントを挙げましょう。最初に、まず当たり前のことですが、汗などで外に出た分と同じだけの水分を体内に取り込む必要があります。
人間の体液は、きわめて海水に近い構造をしていると言うことが知られています。しかし、体内の水不足に海水で補給することは出来ませんよね。
その海水に似た体液の構造は、バランスよくミネラル成分を含んだ水です。つまり、体内に不足した水分補給のためには、ミネラル分を含んだミネラルウォーターが合っているでしょう。
では、まずミネラルウォーターを毎日摂り入れる習慣として、朝起きたら一杯の水を飲み、朝食をとる準備をしましょう。朝食をとることは、便秘解消にも役立つのです。
では次に、一日5回くらいのタイミングで、コップ一杯の水を飲むことを心がけましょう。人間は一日1リットルの水分を摂ることが身体に良いと言われいるのです。つまり、喉が渇く前になるべく多くの水分を摂取すれば、身体の代謝も改善されるのです。
また、お風呂から上がったら、汗をかいた分の水分は摂りましょう。そして皮膚からはスプレーなどでも水分を補給しましょう。
人間の身体は水分不足により、さまざまな弊害が見られます。便秘、老化はその中でもよく知られていますが、水分を摂ると浮腫むから、太りから、という誤解をして水を飲むことを控える人もいるかと思います。
もし、あなたが便秘に悩まされているなら、硬度の高い硬水を摂ってみるといいかもしれません。ミネラル分が豊富な硬水は、腸の蠕動運動を促し、排便に繋げてくれます。
また、老化防止のためには、ミネラルの一種カリウムイオンの減少を防ぎましょう。そのためには、カリウムを含んだミネラルウォーターを積極的に摂取し、新陳代謝を高めることが大切です。このように、健康を維持し老化を遅らせるためには、身体に良い水を、いいタイミングで摂取しましょう。
下水などの工夫による水の再利用というものを考えましょう
地球上の70%は水と言われています。けれども、そのうち利用可能な水は河川水、淡水湖、浅い地下水など1%以下でしかありません。
こうした現状のもと、 近年の世界的な人口増加、産業の発展は水不足という問題を引き起こしています。
生活用水の不足、農産物の生産への支障、生態系への悪影響などといった問題が水不足によって生じてきます。また不衛生状況に陥っての伝染病の発生などということも起こってきたりします。
水不足の危険度の高い地域としてのアフリカ、インド、中近東、さらにこれに準ずるものとしての中国、東ヨーロッパ。
そして、地球規模の急速な人口増加と都市化によって、ますます水資源の確保が求められるようになっています。それが国際紛争の引き金になったりもしてきているわけです。
一方、降水量も多い日本については、生活用水としてはほぼ足りている状態と言えるでしょう。
そうは言っても、日本の現状では食糧自給率が50%を切っています。従って、食料品の多くは輸入に頼っているというのが現状です。
つまり、必要とされる食糧の生産にとっては外国の水が必要とされているわけです。ですので、日本も水資源の問題については、決して安閑としてはいられません。
そして、水の再利用によって、水不足を解消していくということを考えていくこともできます。それは例えば、下水や、廃水の処理の変更や工夫といたことによってです。
そして、従来のやり方から一歩、踏み出していかなければなりません。つまり使った水を環境汚染にならないように、ただ捨てるというだけでは十分ではないのです。
水の再利用ということを考えていかなければなりません。それには廃水や下水から不純物をより分け、その中の資源を回収していくということが必要になってきます。
そしてその方法としては膜濾過技術や、微生物による浄化といったものが考えられます。そのコストを抑えるためにもさまざまな研究、開発が進んできているのです。
その70%が水分である人間の身体
水は、人間にとって、欠くことのできない大切な物です。
約70%の水分からできている人間の身体は、水を過不足のないよう取らないと、深刻なダメージを受け、病気になってしまうこともあります。
しかし、苦も無く、水道の蛇口から水が出てくる生活をしていると、水の大切さ、水の価値について、すっかり忘れていることが多いのではないでしょうか。
もし、全然雨が降らなくなってしまったら、どうなるでしょうか。
いつもは、水道水の供給がストップするなんて考えられないのに、雨が降らなければ、ダムの水が減り続け、取水制限、断水となってしまうのです。
また、浄水場の汚水処理能力が低下して、水道水を一切供給できなくなり、蛇口をひねっても、水が出てこないことだってあるのです。
暑い夏、喉がカラカラに渇いているのに、水がないので、水を飲むことができなければ、具合が悪くなってしまいます。
水不足になった時に困らないよう、人間の身体が常に必要としている水を、家庭で保存しませんか。
保存の目安の量は、飲み水なら、一人1日2リットルの水があれば大丈夫です。4人家族だったら、2リットル×4=8リットルの水を、各家庭で保存しておきましょう。
家庭で保管するなら、ペットボトルや缶入りの水が便利だと思います。1本の水を使ったら、新しい水を補充というように、次々と水をローテーションしておけば、いざという時に、賞味期限切れの水しかない、という事態を防ぐことができます。
入浴後は、なるべくならお風呂の水を抜かないようにして下さい。緊急の断水時に、トイレに流す水と手洗いの水を、浴槽内の水を使うことで確保できるからです。
普段、水の有難さを感じていない人でも、水がどれだけ大切であるかを再認識し、水を大切に使い、あまり水を汚さないようにし、水を常備しておいて下さい。