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第8回 マインドウイルスとメディア

前回は、戦時中は故意に創られたマインドウイルスのお話で締めくくりました。


ポイントしては、DNAの使命を覆すほど強いマインドウイルスが存在するということです。
その結果、『生命の存続そして種の拡大』という使命より

戦時中には上位に『お国のために死ぬこと』が来てしまいました。


でも、戦時中に作られたマインドウイルスは非常に脆弱なウイルスでした。
なぜかというと、非常に短い期間に存在しなかったからです。
これは、致命的でした。


ウイルスは、たくさんの複製を作り、長く生き残ること使命・・・それはDNAが人間に与えた使命と同じです。
そうした意味において、非常に優秀なマインドウイルスとして、代表的なものは『宗教』がまず挙げられます。


共存するための規律があり、伝道師が世界中に伝え歩いています。
これは非常に優秀なマインドウイルスですね。


だって、世界中に拡散しただけでなく2000年近くそれは生きているわけですから。


でも、太古から宗教間で戦争がありました。
現代でも、それは続いています。


ここでもマインドウイルスが、単純に人類を繁栄させるためのものではない、ということがわかると思います。


戦時中の『お国のために死ぬこと』という美学も2000年以上続く宗教も所詮は
ただの情報です。


前者は、この情報を流すことで何が起こるか予想できます。
これは悪意ある人間が、悪意を持って作っているわけです。
しかし、そうした悪意を持って創られたわけではない宗教でさえ対立・争いを生んでしまう。


マインドウイルスは生産者の意図など関係ないということがうかがえます。


さて、前回の話に戻ります。
私たちは、生まれたときから様々な情報にさらされ続けています。


戦時中は、ラジオ・新聞が恐ろしいマインドウイルスを撒き散らしました。
現代は、非常に怖い時代です。

日本なんて、宗教色がとても薄いし、現代ではマインドウイルスなんてあんまり関係ないんじゃないの?
と思えるかもしれません。

しかし、戦時中とは比べ物にならないほどメディアが存在しています。
そして情報化社会といわれるゆえんは、そのスピードが近代と比べても桁違いに早い!ということです。


そのため、様々なマインドウイルスが大量生産され、瞬時に全世界に伝わります。
この話の何が怖いか、については以下のお話を参考にして欲しいと思います。




100人の村のお話

『想像して欲しい。100人の村がある。透き通るような美しい海に囲まれた村だ。
毎日は、喜びに溢れている。人々の笑顔は絶えない。

だが残念なことに、10年に1回はサメに漁師が襲われる。
人々はこの戒めを胸に、また漁に出る。
そんな暮らしが何世代にも渡って続けられてきた。

ある日、この事実を3650の村が共有できるようになった。
すると、毎日誰かがサメに襲われている情報が飛び交う。
平穏だった村は一気にパニックになってしまった』


何が怖いのか、ちょっと伝わりましたでしょうか?
現在は、個人でもメディアを持っている時代です。ブログしかりツイッターしかり、フェイスブックしかり・・・。


そして、人間が本能として持つ『危機』『危険』などに関わる問題は非常に関心が高く、
また瞬時に広まりやすいんです。


だから、世の中良い話より悪い話の方が圧倒的に多いんです・・・。


次回からは、とうやってマインドウイルスと付き合っていけばよいのかについて説明します。


今日はここまで。