前記事の続きだけど、今回はお久しぶりのマクロス7単独記事かも
ちょっと過激な内容かも
マクロス7船団が謎の武装組織バローダ軍の襲撃を受けるところから始まる物語……
ひとつ前の記事で書いたようにこの神話エピソードがモデルかも……
北欧神話アース・ヴァン戦争(Æsir–Vanir War)
おそらくマクロスワールドではASS-1落下以前の世界の古代神話は全てプロトカルチャー人の伝説という扱いだと思うから……
この北欧神話原典『古エッダ』に収められたアース・ヴァン戦争物語に相当する出来事が50万年前のプロトカルチャー時代に発生……
さらに「ギュルヴィたぶらかし」の法則という繰り返しの原則に従って、地球人も古代に似通った経験をして、再び2045年に再現されたのが「バローダ戦役」なんじゃないかな……
上の記事でも書いてるけど……マクロス7船団を襲ったバローダ軍は北欧神話ヴァン神族軍にあたる組織
北欧神話アース・ヴァン戦争初期の魔女グルヴェイグの襲撃がちょうどシビルちゃんの襲撃に相当する展開……
北欧神話における……
魔女グルヴェイグ(Gullveig)の特徴は……
①本来巨人女神なのにマイクローン化して単独でアースガルドに潜入
シビルちゃんも自由気ままに単独行動でマクロス7船団に侵入してたよね
そもそも諜報潜入工作用エビルとして設計された素体だから得意技だよね……
②アース神族にとって未知の“魂を直接操作して洗脳するセイズ魔法”の使い手
シビルちゃんも人からスピリチア奪ったり、北条アキコさんに憑依して操ったり
まさに
操魂・吸魂・洗脳・憑依魔女……
北欧神話においてもグルヴェイグは初めにアース神族女神の家を回って治癒魔法や運命恋占い・恋愛系魔法で取り入って、最終的にはセイズ魔法で操ってアースガルドに混乱を惹起したそうだから、バサラ様に近づくのにアキコさんや花束の少女に目を付けるとか女性から狙うところもそれっぽいかも
③セイズ魔法には性的秘儀式がある
吸魂キッスでスピリチアを奪うところとか……露出度高めでナイスバデーなセクシー容姿で性的秘儀を暗喩してるのかも
シビルちゃんのデザインは……
尖った耳や冠は北欧神話の光の妖精エルフ、ゾラ人との関係は不明
額のビンディにボディライン強調の衣装はインド密教神話の女神
手足にヒレのあるデザインは人魚
胸だけ露出したような着衣とかはミケーネ…古代地中海文明要素も感じるね
マクロス7はバサラ様の名前でも分かるように北欧神話以外にも
インド神話・密教神話要素もスッゴク入ってるから、他のプロトデビルン同様そっち系の意匠かも
それにインド神話・密教神話には北欧神話セイズ魔法以上に強い性的要素がある
ヒンドゥー教の最高女神シヴァ神妃の女性的力動概念であるシャクティ(性力)の教義を説くシャークタ聖典やそれを基にした密教聖典……いわゆるタントラが有名だったりする……
そこから性的秘儀をもって宇宙の最高神理を得られると説くタントラ密教が発達…
マクロスに恋愛が必須なのは、この性力エネルギー・シャクティ思想がプロトカルチャー神話の根底に流れてるからかも
キャラクターひとりで複数の神話キャラを受け持つマクロス……
もしかするとシビルちゃんの北欧神話要素はグルヴェイグだけど……
インド神話・密教神話要素は女神カーリーや女夜叉ダキニ(荼枳尼天)あたりなのかも
額に第三の目・サードアイ(アージュニャー・チャクラ)を持ってるしインド女神なのは確実
あとね……キス魔なシビルちゃんにはグルヴェイグ以外のモデルがあると予想中
別の記事で書く予定かも
バサラ様のインド密教神話ネームに関する過去記事
④3度槍でめった刺し後に火あぶり解体食処刑されたのに3度とも蘇る
槍は「集団レイプ」の隠喩という学説も唱えられている
バローダ第四惑星に封印されてただけで死んでない
シビルちゃんも自爆でもしない限り基本不死身っぽいかも
③と④の項目……私はスッゴク重視してる
よく少なくない神話研究者がグルヴェイグや女神フレイヤを美しい豊穣の女神であるとともに……奔放多情淫乱で誰とでも寝る貞操観念皆無の女神という評価を与えてるけど……
アース神族によるグルヴェイグ処刑 Lorenz Frølich (1895)
近現代の価値観、一夫一妻制至上主義的価値観に捕らわれ杉な解釈な気がする……
セイズ魔法は性的関係を持つことで相手の魂を支配する魔法だから、むしろ選んだ洗脳対象者……男女問わず……を狙って誘惑してるんじゃないかな……🤔
だから誰とでも寝るんじゃなくて、洗脳する価値のある狙った相手と寝る……
グルヴェイグにとっては「集団レイプ」も、実はセイズ魔法でのアース神族支配を拡大するための手段……グルヴェイグを捕縛したセイズ魔法のかかりが浅い指導層のアース神族を洗脳するチャンスかも
アース神族はグルヴェイグの解体した内臓を焼いて食べたそうだけど、心臓を食べた悪神ロキがフレイヤには従順になったのって、肉にマクロスΔのセイズノールみたいなセイズ魔法の効き目を深くする秘薬なんかが入ってたりしたのかも……
そもそもヴァン神族は親子兄弟姉妹の近親相関がデフォ
優秀な血を濃くすることでより強い子孫ができるという優生的な思想を持ってたはず……遺伝学も北欧から生まれたし……馬とか家畜を見てたらそうなるか……
だから同族以外との性行為はセイズ魔法目的と割り切ってる気がする……
一方で女神フレイヤの神獣は多産の象徴である豚と猪
複数の有力者の子供を産むことで自分の立場を強くする……いずれフレイヤが生んだ子供たちが神族の重要ポストの多くを占めることになる……
貞操観念よりも味方になる頭数を増やせる可能性を高める方が重要だったのかも
それに南方由来が多い性病も北欧ではまだ少なかった可能性もあるかな……
処女性が持てはやされるようになったのも一神教覇権時代からで、むしろ跡継ぎ誕生が支配層の至上命題である時代は、経産未亡人は女性側不妊要因を減らせるということで、正室・側室・愛人候補で引っ張りだったという話もあったりする……
ただ北欧神話では処女のまま死んだ女性は処女神ゲフィオン(実は処女じゃない
)の元に行くとされてるので、処女性になんらかの神秘性を付与しているのは間違いないとも思う。
古代北欧ではバイキングなどでも女性指導者が多かったり、女性指導者をフレイヤと呼ぶのは多産力も指導者に必要とされた要素だったからかも
あと解体して食べられたのに3度蘇ったとか……
常識的にはあり得ない話だけど……
そもそもグルヴェイグ・女神フレイヤのセイズ魔法って洗脳魔法
みんな集団洗脳状態・集団催眠状態で……誰かアース神族の女神をグルヴェイグだと思い込まされて処刑してたりするんじゃないかな……それをグルヴェイグ自身が遠巻きに眺めているような……
だからグルヴェイグが処刑されてるわけじゃないから、蘇ったかのように見える……とか……
まあマクロスはテレビアニメだから直接的に映像で性的儀式を表現するわけにはいかないから、キスあたりでフンワリ扱いしてるのかも(^ε^)-☆Chu!!
でも性的儀式という意味で恋愛は絶対に外せない要素にもなっているはず……あとマクロスには歌があるから「ルン花」みたいに歌詞内容を工夫することで性的儀式を織り込んでたりしてると思う
⑤北欧神話研究者の多くがグルヴェイグの正体を女神フレイヤだと考えている
女神フレイヤに悪精霊が憑依した存在とみなす説も
猛威を振るった魔女グルヴェイグが美しい愛と豊穣の女神フレイヤになる訳だから悪霊憑依説が出てくるのは不思議ではないかも
アースガルドの美少女アイドル黄金林檎女神イズンの冥界下りでも……彼女が冥界では狼のように獣化した……みたいな神話があるから、悪霊憑依による獣化概念……狂犬病に由来すると言われる狼人や吸血鬼の原型……は北欧神話にもあったと思う……
エビルシリーズにサブユニバースのエネルギー生命体が憑依した設定との親和性も高いよね
⑥グルヴェイグの語源は古ノルド語で“黄金の途”
マクロス・サーガでは「黄金」の意味するものは“スピリチア”
シビルちゃんも復活後の第一声は“スピリチア”……スピリチア命なのはわかる
マクロス7では描かれてなかったけど実はシビルちゃんのモデルになったある古いSF映画では、まさに“スピリチアの輸送路”みたいなものが描かれていたりする……これは別の記事で書くかも
あと……
ちょっと気になってたこと……マクロスゼロのサラ・ノーム様と……フェイスペイント似てるよね……