『Flowers of the Forest』を観るのは日本初演の2017年、NHKバレエの饗宴2018年に続いて3回目か。
作品については、以前書いた記事が気に入っているので再掲。
前半のこのパドドゥが大好きで、生まれ変わったら踊りたいパドドゥであることは今も変わらない。
久しぶりの再演を観て、バレエ団のダンサーたちの入れ替わりに時間の経過を感じた。
どこまでも好きなのに、初めて目にしたものが最高だと思うのは記憶が美化されているのか何なのか、比較対象があるものとして観てしまうのがもったいない。
細かい足さばき、ひっきりなしに続くジャンプ、2台のピアノの迫力が増すほどに、踊りにも勢いを感じた。
こうして一度に見比べれば作品自体にも若さとエネルギーが充満していて、3作品のうち、ビントレー氏が最も若い頃の作品であることも関係していると思う。
また、音楽性に優れている、というのは具体的にはどういうことを指すのか、観ながら疑問に思った。
かつて観たものがとりわけ音楽性に優れていたことが今頃になって再確認されて、でもそれをうまく書き記すことができなくてもどかしい。
また観る機会があるとうれしい。