御朱印の郵送対応をしているお寺「塔世山 四天王寺」へ参拝に行きました
近くに行ったついででしたが、せっかくのご縁なのでお参りをと思いまして
郵送対応をしていない御朱印や、ご本尊などの重要文化財もしっかり拝見してきたのでご紹介します
場所は三重県津市
塔世山 四天王寺の住所は
「三重県津市栄町1-892」
無料の駐車場も完備されていて、参拝しやすい環境です。

三重県津市栄町1-892
大通りから一本中に入った道沿いなので、交通量が少なく出入りしやすい
駐車場内から直接敷地へ入る道もありますが、あえて正面に出てからお寺さんの中に入りました
山門(指定有形文化財)
本堂へ行く手前に山門と呼ばれる建築物があります。
これは「四脚門(しそくもん)」と呼ばれる建築構造だそうです。
中庭を通り抜けるとそびえ立つ立派な門。
こちらは1641(寛永18)年に建てられたものらしいです
仏様
ご本尊 【薬師如来像(重要文化財)】
伊勢の国 四天王寺の「薬師如来像」は、平安時代に生きた物部美沙尾(もののべのみさお)という女性の発願によって造立されたものです。
病に伏せていた物部美沙尾は、病気平癒を祈願して薬師如来像の造立にとりかかります。
しかし物部美沙尾は仏像の完成を見届けることなく亡くなってしまい、願いを継いだ僧・定尋によって1077(承保4)年2月に「薬師如来像」が完成しました。
公式HPより引用
本堂の正面右側に鎮座されている薬師如来様は、大きさはないものの、圧倒される存在感がありました。
うつ病を患っている私にとっては、心を委ねたくなる存在に思えましたね
やさしい微笑みで、何とでもなるよと言ってくれたきがします。
観音様
観音様を紹介するうえで欠かせないのが月と女性と聖徳太子です。
月は、古くから仏教で大切にされている祈りの象徴です。
四天王寺は、女性の祈りが込められた場所。
重要文化財の薬師如来像は、平安時代のお姫様が病気平癒を祈願して建立したものですし、境内には織田信長の母や藤堂高虎の妻が眠っています。
こうした背景から、月と女性をテーマに、四天王寺を開いた聖徳太子の化身である救世観音像を建立しました。
公式HPより引用
こちらの観音様は本堂の左後方に鎮座されていました。
比較的新しく建立されたようで、きれいな装飾で輝いていました
建立されたのは2022年2月22日。
木の伐採から10年の歳月をかけて冨田仏師によって完成されたそうです。
使われている木は伊勢神宮などでも使用される木曾ヒノキ。
しかも、雷が落ちた木を選んだそうですよ
三面大黒天(織田信長公祈願)
四天王寺の三面大黒天も、大黒天・毘沙門天・弁財天の三つの神様が合わさったお姿をしていて、戦国時代に広まった三面大黒天信仰の影響で作られたと考えられています。
また、大黒天は五穀豊穣の神様であり、にこやかなお顔やふくよかなお姿は、豊かな実りを思わせます。
公式HPより引用
こちらは本堂の正面左側に鎮座されていましたが、威厳を感じる仏さまでした。
商売繁盛は今の私には無縁ですが、色々と天候不良で不作が多い近年では五穀豊穣は切にお願いしたいところですね
ここでは、無料で特別御朱印が配布されていました。
本堂の中にはご住職さん他、誰もいなかったので本当に貰っていいのか不安になり、納経所で確認しました。
「こちらは無料でお持ち帰りください」と言っていただきました
聖徳太子像(重要文化財)
およそ800年前の鎌倉時代に制作された聖徳太子16才の像。
両手に金色の柄香炉を持ち、父である用明天皇の病気平癒を願う様子を描いたものです。
ふっくらとした顔立ちや、朱をさした唇が若々しい印象を与えますが、そのなかにもどこか強い意志を感じられます。
渋みのある色調で描かれながらも、袈裟の文様の一部に金や赤を使っており、画面を一層引き立たせています。
制作:鎌倉時代/技法:絹本着色/大きさ:112×39.5cm
公式HPより引用
こちらは本堂内にある右側の部屋に飾られていました。
本当に16歳なの?と思うくらい凛々しいお姿でした
藤堂高虎、同正室像(重要文化財)
藤堂高虎公像
藤堂高虎夫人像
藤堂高虎公は、戦国時代から江戸時代にかけて活躍した武将です。
藤堂高虎像は脇には太刀を下げ、鋭い眼光と大きな口元が、高虎公の威風堂々たる様子を如実に再現しています。
正室は名を久芳院といい、像では逆に左向きに座っています。桃山時代に流行したぶどうや柳などの華やかな模様の打ち掛けが描かれており、津城で急逝したあとは四天王寺の墓地にて葬られました。
高虎公は1608年に津藩(現在の三重県津市)の初代藩主になり、関ヶ原の戦いで戦場となり焼けてしまった津城や津のまちの復興に尽力しました。
四天王寺も焼失しましたが、藤堂高虎公の正妻の菩提寺として、高虎公により再興されました。妻を大切に想う高虎公の愛情深い一面がうかがえます。
公式HPより引用
こちらは聖徳太子像の左隣に飾られていました。
津藩主として尽力された方なんですね。
存じ上げなかったので勉強になりました
御朱印・お守り
本堂を参拝した後、本堂のお隣にある納経所で御朱印とお守りを頂きました。
参拝者のみ授与の御朱印
・薬師如来(重要文化財)
・三面大黒天(織田信長公祈願)
どちらも1枚500円でした。
私は御朱印帳を持たず、はがきファイルに入れて保存しているので、書き置きで頂きました。
もちろん、この2種類は御朱印帳に直接書き込んでもらえます
あと、郵送対応もしている「聖徳太子1400年限定御朱印」も御朱印帳に直接書き込んでいただけるみたいですよ
・透明箔押し御守「蓮華の虹守(れんげのにじまもり)」
1体:2,000円
こちらは透明の板に印字されたお守りです。
「蓮の花が象徴する清らかな心と、虹がもたらす希望の光が、迷いを晴らし、明るい未来へと一歩を踏み出すお手伝いができますように」という祈りが込められています。
今の自分にピッタリすぎるお守りです。
光の当たり方で色合いが変わるのも綺麗です
他にもお守りがありましたが、今回はこちらの1体のみにしました。
その他の授与品はこちら
まとめ
用事のついでにと思って参拝しましたが、もう少しゆっくり滞在したかったというのが本音です。
他にも、織田信長のお母さんのお墓など、偉人たちのお墓もあるので、次行けた時は参拝したいと思います。
郵送で御朱印を頂いたご縁で知れた歴史もあったので、どんな出来事も意味があるんだなと感じますね
遠方で難しい方も是非、郵送対応している御朱印を頂いてみてください。
きっと心温まりますよ
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