午後の紅茶を一年で365本消費する自由人 -32ページ目

悪魔の囁き(4)

彼は…本当に私の事好きなのかな?

私の全部を知ったらどう思うかな?

『今度何時会える』
今度は彼から誘いが来た。

『そうだね。金曜日はどう?』

『あけます。待ち合わせは…この前の場所でいい』

『いいよ。』
金曜日に会う約束をした。

初めて…会う時よりは、ドキドキは無かったが…楽しみだった。

『お久しぶり。今日はどっか行こうか』

今日の彼は以外と引っ張ってってくれる気がした。
彼も二回目だし、メールでかなり仲良くなってたからかな?

それとも彼氏ヅラでも?

『カラオケは?』
夜はゲームセンターかカラオケしか遊ぶ所なくて…。
二人で二時間位歌ったかな?
凄く歌が上手でした。
私の好きな歌沢山歌って貰いました。

二時間なんてあっという間に…カラオケ終了時間。

車に乗り…ますます仲良くなった私達。
まだ帰るには早いので、ドライブしながら夜景を見にいきました。
運転中…

彼が…先に仕掛けてきた。
ゆっくりと、私の手を握ってきた。

彼の手は大きくて…私の小さな手は直ぐに飲み込まれた。

『ちょっと…恋人気分?』

二人で照れ笑いした。遠くの街の明かりがとても…綺麗に光っていた。

今日の私達は誰が見てもカップルだった。



悪魔の囁き(3)

本当に作る日があるかなんて…解らない約束を彼は楽しみにしていた。

彼の嬉しいそうな顔に向かって…
私はまた嘘を着いた。
『じゃぁ…付き合ったら作りにいくね』
付き合う事なんか考えてないのに…

ただその日、その時、その時間を楽しく過ごせれば良かったからだ。

『〇○○チャンがいいなら、付き合いたいなぁ』

『まぁ…もっと仲良くなったらね』
って…また曖昧な返事をして。何よりも自分が大切な私。
今の生活を・この楽しい遊びを壊されたく無くて。

彼が私の事を好きになってる事を…彼と別れ家に付く前に知った。
『今日は楽しかった。また会いたいな。○○○チャンの事マジで好きになったよ。付き合って欲しいよ。
今度カラオケでも行こうよ。 オヤスミ』

告白って感じじゃ無かったが…私の顔は綻んでいた。

久々の告白。
誰だってドキドキはするよね?
私もした。
でも…その時告白の返事はしなかった。

『ありがとう。また会おうね☆おやすみなさい』

旦那も居るのに付き合える訳がない。
不倫は無理…

張れる事はないと思うが、この人とは駄目。私が夢中で好きにならない限り…皆遊びになっちゃう。

私が会いたくて夜中でも会いに行く男じゃないと…。

だからだね。
私が旦那を好きじゃない理由が…
付き合って今まで…自分が幸せになりたい、一心で…心から惚れては居なかったからだ。だから、結婚しても詰まらないんだ。

悪魔の囁き(2)

一台の黒い車が近づいてくる。

物凄い心臓の鼓動。
皆に聞こえるくらいだった。

『来た』

助手席の窓が空いた。私も窓を開けた。

ゆっくりと…彼の髪・目・頬・唇…が見えた。
『今晩は。○○○ちゃんだよね』

実物で初めて見た顔。少し細めの目、髪は茶色で私に微笑んでいた。
『初めまして。○○○です。』

緊張しながらも…笑顔で返した。

以外にもお互い好印象で…
私はちょっとホッとした。もし…変な顔してたらと、心配してたからだ。

『オレの車でいい?』
彼も…少し恥ずかしそうに。
後で知ったが彼もこのサイトで会ったのが二回目で、1人目に最悪の結果だったらしい。
二人でドライブした。車の中で…色んな話をして…二人で笑った。旦那以外の人と二人っきりなんて初めてで…窓の外ばかり見ていた。

でも…嬉しかった。
沢山誉めてくれて…可愛いなんて言われて。
結婚してからそんな事言われた事無くて、堪らないくらいの感覚だった。

時間なんてあっという間に過ぎていた。
『もうこんな時間だね。○○○チャンは明日大丈夫?オレは平気だけど…』

『え…。』
時間なんて私には関係ないよ。だって…ズッと家だからね。

『大丈夫だよ。』
もっと居たくて…答えた。

『じゃもう少し』
彼は照れながら…言った。

『また次会えるよね』『会えるよ…お味噌汁作らないとね』