このハガキの解説によると、イギリス人は神経質に騒ぎ立て(られ)るのが嫌いだそう。
そのため、もしもイギリスのホテルやお店やレストランやタクシーで質の悪いサービスを受けても、その場で騒いだり文句を言ったりしてはいけません。
「経営者を呼んでちょうだい!」と憤慨するなど、もってのほか。笑
例えば、この漫画では
This meat is as tough as old boots. How's your fish?
この肉、硬くてかみ切れないよ。そっちの魚はどう?
It tastes off. And these vegetables are cold.
傷んでる*。それに野菜が冷えちゃってるわ。
This wine is awful - I asked for dry and they've given us sweet!
ワインなんてひどいよ。辛口を頼んだのに甘口をよこしやがった!
And look, there's a worm in my sode-salad...
ねぇ見て、サラダの中にミミズが…
と、不満だらけの二人ですが、店員に
How is your meal? Is everything all right?
お食事はいかがですか?何かお気づきの点はございませんか?
と聞かれると、
Oh, yes. It's all lovely!
どれも素晴らしいです!
Excellent, thank you!
大変けっこうですわ。ありがとうございます!
と笑顔で答えています。
これぞ、「真のイギリス人」。
でも、これではお金を払っている立場なのに泣き寝入りすることにもなりかねないので、どうしても納得いかなければ、後日タウン誌にコメントを投稿してもいいでしょう。
ただ、決してその場で文句を言ったり、騒ぎ立ててはいけないそうです。