まず、普通話の四声をまとめた図を見てください。
次に、第ニ声は、最初に中くらいの高さ(3)で声を出し、それから最も高い(5)までクイッと上げます。
この、『最初に中くらいの高さ(3)で声を出し、』というのがポイントです。
これを、例えば第一声と同じように高い音で言い始めてしまうと、後半は音を上げられません。つまり、第二声になりません。
そうすると、第一声と第二声の区別がつきにくくなってしまいます。(実際にそういう生徒さんは大勢いました。)
そして、少し複雑な第三声です。
第三声は、最初に第ニ声よりさらに低い音(2)で声を出し、それから最も低い(1)までしっかり落とし、それから中くらいの高さまで上げます。
実際に教えていると、後半に音を上げることを意識してやり過ぎる人が多いのですが、それよりも、前半に最も低い(1)までしっかり落とすことがポイントです。
しっかり落とさず、後半に音を上げることばかり一所懸命やると、第二声との区別がつきにくくなってしまいます。(実際にそういう生徒さんも大勢いました。)
最後に、第四声は、最初に最も高い音(5)で声を出し、それから最も低い(1)まで、ストンと落とします。
如何でしたでしょうか。
活字だけで表現するのは難しいですし、どこにクセがあるかは人それぞれなので、実際には対面で説明するのがベストです。
(この記事を書いていてつくづくそう思った…。)
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