「中国語は発音が難しい。」と色々な人から言われますが、日本の私たちにとって、中国語(普通話)の発音が特別に難しいということはありません。
客観的に見ると、英語の発音の方が難しいと思いますよ。
実は、皆さんが難しいと感じているのは、発音よりも声調だと思います。
声調は音の上がり下がりのことで、普通話には4種類の声調=四声があります。
四声は慣れないうちは難しいですが、もっと厄介なのは、言い間違えると場合によっては意味を誤解されてしまうことです。
つまり、
・発音の間違い→意味が通じない
ですが、
・四声の間違い→意味が通じないか、
誤解されて通じる
ということで、四声の間違いは致命的です。
私も上海に住んでいた頃、レストランで店員さんに「コップをください。」と言うところ、四声を間違えて「布団をください。」と言ってしまいました。
・コップ=「杯子 beizi(ベイズ)」
・布団=「被子 beizi(ベイズ)」
上の「bei(ベイ)」は第一声
下の「bei(ベイ)」は第四声
一緒にいたお義兄さんに、「レストランで布団もらってどうするの?」ってからかわれちゃいましたよ。
また、先日の中国語レッスンで生徒さんが、「水餃子」と言いたいところ、「寝る」と言ってしまいました。
・水餃子=「水餃 shuijiao(シュイジァオ)」
・寝る=「睡覚 shuijiao(シュイジァオ)」
上の「shuijiao(シュイジァオ)」は第三声+第三声
下の「shuijiao(シュイジァオ)」は第四声+第四声
では、久しぶりにマオマオにこれらの違いを再現してもらいましょう。
(ちなみに、最後のマオマオの仕草がとっても可愛いです!)
このように、声調を間違えると大変ですが、冒頭に書いたように多くの人が難しいと感じています。
そこで、後日「初めてでもできる!四声を上手に言うヒケツ」をお伝えします。
お楽しみに!