経営の勘どころ・つかみどころ -18ページ目

カラスでも分かるのに、何故大人は、お客様の顔色が見分けられないのか!?


 尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件が未だ尾を引いている。

10月下旬にハノイで開催された国際会議での日中首脳のぎこちない表情は、

両国の冷えた関係を如実に写し出していた。


話を転ずるが、相手の表情で状況を見分ける能力は

人間だけの特殊能力ではなく、カラスにも

人間の男女を見分ける能力があることを宇都宮大学が発表した。


帽子で髪型を隠した男女の写真を餌の蓋に貼り付け、

男女別々のグループに分けて餌を与え続けた後、

今度はグループを一緒にして、

別の男女の写真を貼り変えた餌の容器を置いたところ、

カラス達は見事に男女を見分け、

各々正確に餌の容器を選んだという。


人間もカラスも普段は意識しない潜在意識の中で、

周囲の状況を正確に分析する能力を共通保有しているのだろう。

いわばそれは生存能力に近いものなのかも知れない。


これ程の能力を持つ人間が、

仕事の面で大切なお客の顔色を見分けて、

的確なニーズを捕捉できないのは何故なのだろう。


それは自我という自意識に自縄自縛され、

自己の欲望、惰性、保身を優先しているからかも知れない?

経済や生活を支えるものを忘れかけた日本! 水と空気と安全は金では買えない!

 
  先日国税庁は民間企業の給与実態の調査結果を公表した。

それによると09年の平均給与額は405万円で、

前年比23.7万円(▲5.5%)減少した。

1949年統計以来最大の減少額・減少率を記録し、

平均給与水準は21年前の1989年水準まで逆戻りした。


なかでも最大の下落率を記録したのが

日本経済のエースたる「製造業」だった。

リーマンショックの後遺症と団塊世代の大量退職が重なったことが、

下落要因と分析されているが、

1989年のバブル経済ピーク期を境に転落の一途を辿る経済は、

今なおデフレ経済と円高に悩まさる。

縮ゆく国内経済と財政逼迫や少子高齢社会到来に伴う負担増を敬遠して、

企業の海外定住化も加速している。


「ものづくり日本」に自己陶酔している時代はもう終わったのかも知れない。

折も折、尖閣諸島での中国漁船衝突事件が発生し、

大きな外交問題に発展した。

国の経済も国民の生活も、国家主権を基盤とする平和があってこそ成り立っている。

デフレだ!円高だ!格差だ!も分かるが、

金では買えない国の安全保障を真剣に見つめ直す時期がきたようだ。

猛暑列島・日本で、今一番ゾクゾクするほど涼しいものは何?

 8月末日で東京の熱帯夜が今年48日目を記録した。

1994年の47日間の記録を更新した模様。梅雨明け以後、

病院に搬送された熱中症患者は4.7万人を突破。

既に400人以上が熱中症で死亡している。

猛暑の被害はこの春の新型インフルエンザよりもはるかに深刻だ。


それにしても今年は、口蹄疫による畜産業への被害を含め環境に絡む災害が際だつ。

人類の大量消費経済に自然が牙を剥き始めたのかも知れない。


さて、その経済だがこちらも変調著しい。

世界経済は金融危機から財政危機に飛び火し、

先進国はデフレ地獄の淵に立たされている。


今や米国も欧州も自国通貨安を放置して外需取り込みを目論む。

その煽りを受けて円は独歩高。景気回復に水を差す。

30日、政府・日銀は追加経済対策と金融緩和策を公表したが何の効果もなく、

翌31日には株価は今年最安値の8,824円を記録し、為替も1ドル84円台に逆戻りした。


政府の無策には不安を覚えるが、実は本当に怖いのは企業の戦略転換である。

頼るに値しない政府を見限り、

企業が海外の需要地に製造拠点を本格移転し始めていることだ。

産業の空洞化ではなく、産業の国外定住化が今始まろうとしている。

ゾク!

大切なものを見失い、身内意識を優先する集団の行く末!


 7月11日の参議院選挙。結果は与党44議席、野党77議席を獲得。

与党民主党の惨敗に終わった。


改選後の参議院の勢力図は、与党109対野党133となり与野党が逆転した。

片や衆議院では与党民主党側が過半数を握っているものの、

再可決に必要な2/3(320)の議席には届かず、

この先の国会運営は政策ごとに野党の協力を仰ぐ、

部分連合の時代に突入した。旧政権時代のねじれ国会の再現となった訳だが、

政権奪取後に民主党が演じた政治劇が国民不在の「傲りと身内意識」の政治と評価された結果でもあろう。


同じ日。大相撲名古屋場所が始まった。

こちらも野球賭博問題や組長観戦問題で大混乱。

ついに大関琴光喜の引退、大嶽親方の退職、理事長を含む役員陣や現役力士

18人の謹慎休場、NHKがテレビ中継を中止する前代未聞の事態に陥った。


存亡の危機に立った相撲界を一人支えたのが横綱白鵬である。

逆風の中、前人未踏の3場所連続全勝優勝と史上単独3位となる47連勝を

達成し、千秋楽での涙のインタビューは大相撲ファンの心を打った。


与党敗北も大相撲存亡の危機も、

当事者自身が大切なものを見失い、身内意識を最優先した結果である。


ワールドカップ ベスト16の大健闘! G8/G20では顔の見えない途上国化!?


 ワールドカップ日本代表チームは、おおかたの下馬評を覆す大健闘で、

見事予選リーグを突破。

続く決勝トーナメントではパラグアイと0対0の延長戦を演じ、

PKの末惜しくも敗退したが、サムライブルーの活躍ぶりは世界の人々を驚かせるに十分なものであった。

勝利に向かってチーム一丸となって真剣勝負に挑む選手の姿は、

見る者を熱くし、感動と元気を多くの国民に与えてくれた。


一方、同時期にカナダ・トロントで開催されたG8とG20の政治ショーはこれとは対照的であった。

今回のG8では、世界経済危機からの出口戦略として,

先進国の財政赤字を13年を目途に半減する宣言したのだが、

併せて日本だけを例外とするダメ出し宣言が公式に表明された。


G7時代から常連メンバーである日本の凋落ぶりを浮き彫りにした感がある。

続くG20でも、その主役は中国をはじめとする新興国に取って代わられ、

特に中国は人民元切り上げ問題で米国を翻弄するパワーを見せつけた。


毎年リーダーの顔が変わる日本は、

今や世界の政治経済の舞台で何の影響力も持たない途上国化しつつある!



信なくば立たず! 人心を弄ぶ者、久しからず!


  普天間基地問題の5月末決着をくり返し公言してきた鳩山政権に大きな亀裂が走った。

社民党の連立離脱で政局が大きく動き出した。

内閣支持率も22%に急落。参議院選挙を目前にどうやら「夏の陣」の幕が切って落とされた模様だ。


それにしても、一国を代表する為政者の言葉が、こんなに軽く無責任に感じられた事も珍しい。

総理大臣の口から発せられる言葉が、猫の目のように変わってしまっては、

国民は一体何を信じれば良いのかさっぱり分からなくなる。


本来、洋の東西を問わず、国の命運を左右するトップリーダーの言葉は重いものである。

国際情勢次第では、国を混乱させ、無垢の国民の命までをも危険にさらすことすらあるからだ。

今回の基地問題は、特に日本の安全保障が密接に絡んでいるところに、空恐ろしさを覚える。


信なくば立たず。

人心を弄び、厚顔無恥を押し通す為政者の末路は哀れである。

為政者のパフォーマンスに踊らされる程、世の中はそうは単純ではない。

利害関係が蜘蛛の巣のように絡み合っていても、

最後は「信」有りや無しやで決まる。


40年前の大阪の夢未来と、今どき上海の夢未来!


 40年前の1970年。大阪万博が開催された。

来場者が6400万人に達する世界最大規模の博覧会となった。


お目当てはなんと言っても、その前年にアポロ11号による人類初の

月面着陸で持ち帰った「月の石」の展示であった。


他にもこの万博では、50年後の未来社会を予言した展示品が

数多く登場した。

連休中に見たNHK番組では、ワイヤレステレホンで電話を楽しむ観客の姿があった。

今の携帯電話の原型である。

天井一面に映像が映し出され、圧倒的な臨場感で観客を魅了したアストロラマ。

今では3D映画やテレビに姿を変えて実用化されている。


珍しい展示品では人間洗濯機がある。

気泡で全身を洗浄するという機械が、

今では、眼鏡の洗浄器や介護・医療現場での自動浴槽機として

実用化されている。


5月1日に開幕した上海万博。

50年後の未来社会を写す「人類の夢舞台」となることを期待したい。

4月の新年度から変わるもの! 変わらないもの!


 新年度がスタートした。

民主党政権下で初の予算年度がスタートする。

早速、高等学校の授業料無償化や農家の戸別所得補償が始まることになる。

6月からは子供手当や高速道路の一部無料化や料金上限制度(?)が予定されている。


まずは「甘い水政策」からのスタートである。

しかし、この夏の参議院選挙終了後、たばこ税増税、所得税の扶養控除見直し、厚生年金保険料の引き上げが予定されている。

消費税の増税論議も本格的にスタートするだろう。


年央からは確実に「苦い水政策」へと移行する。

800兆円を超す公的債務を抱える財政状況からみてやむを得ないところだが、

国民目線からは、選挙目当てのバラマキ政策と写る。


国交省が公表した2010年1月の地価公示価格は、全国ほぼすべての地点で下落した。

厚労省が公表した09年冬の賞与も史上最低水準の減少率を記録した模様。


日本を覆うデフレの影と、成長戦略不在の迷走状態だけは、今までと少しも変わらない。


Asiaとは、日本語の「アジア」とは別な世界である!?


1月の下旬、タイ・バンコックを訪問してきた。

現地のロータリークラブとの共同ボランティア実施ための訪問である。

現地でのプロジェクトコーディネターを務めてくれたのがビチャイさんという中国系タイ人である。

道中いろんな話をする機会があった。


彼との会話の中で、特に印象に残ったのがアジアに関する二つのキーワードである。

その二つというのが英語と中国語である。

タイを含めアジア諸国の多くは大陸国である。

彼らの生きるAsiaでは、いかに早く世界の情報や周辺地域の情報を

収集する能力があるか否かが、自分の将来や国家の将来の存続に直結するのだという。

そして、今や世界の情報は英語で、

経済や地域の動向を探る情報は中国語によってもたらされるというのだ。


英語と中国語。
その二つの言語の背後には米国を含む英語圏と

マンダンリンと称される旧来からの中国語圏という、二つの勢力図が見え隠れする。


Asia。そこにはJAPANという文字は無い。

うぬぼれるな日本! 目覚めよ日本! 脱アジア・入Asia!

デフレが足早にやってきた! 事業仕分けで拓けない日本の明日!

! 
 管副総理が先月、我が国がデフレ状態にあると宣言した。

物価下落が続いているのだ。


さらに1ドル84円をつけた急激な為替変動が日本経済を直撃している。

輸出主導経済の日本にとりこの円高は大きな打撃である。

しかもこの先も米国景気の二番底懸念で、円高基調は当分続くと予想されている。


今は頼りの新興国経済の雲行きまで怪しくなってきた。

中でも猛烈な経済発展を遂げていた中東ドバイで超バブルが弾けてしまった。

昨年に先進国で起きたリーマンショクによる経済危機。

今年は新興国でのドバイショックで再び経済危機が引き起こされた。

これが中国やインドなどの他の新興国に飛び火でもしたら、

それこそ世界経済は大崩壊するだろう。


激変する世界を尻目に、国内ではちまちまと事業仕分けに熱中し、

デフレ宣言後は何の策も講じない。

誠に憂うべきは日本の現状そのものである。


円高阻止の市場介入をするとか!

環境立国を宣言するとか!

なんでもいい!

国民に明日を見せよ!