先週土曜日、令和二年度の稽古を終え、

 

年度最終日、仕事においても

 

一年間を終えることができました。

 

年度替わりに際し、学生時代までは

 

出会いや別れということ以上の感慨を持つことは

 

あまりありませんでしたが、いまは、

 

いつの頃からか、大きな期待と感謝の気持ちが

 

同時に沸き起こるような時期となっています。

 

 

社会人になって以降、期初の目標を達成したか否かは、

 

社内外での人間関係の構築とともに、

 

大きな組織で生存競争を生き抜くための重要な指標でした。

 

達成率が絶対の世界であった営業時代を含めて、

 

厳しく、刺激のある楽しい時間であったと

 

いま振り返ることができるのはとても有り難いこと。

 

一年、一年と手応えを得ていくなかで、

 

新年度に臨む新たな気持ちというものも

 

年々増してきているように思います。

 

 

遡って、道場に入門したのも

 

この新年度入りの時期でした。

 

すでに稽古を始めていた友人に誘われて、

 

初めて道場見学をしたときの新鮮な気持ち、

 

体験をして清々しい汗を流した感覚は

 

いまも覚えており、入門以来、

 

よく投げ出さずに続けてきたものと思います。

 

出稽古で相手に恥をかかせたこと、

 

自分が恥をかいたこと、

 

代々木体育館や武道館等々での経験、

 

いずれも若気の至りというようなことも多く、

 

海外での指導や稽古の経験なども、

 

印象深いものとして自分の中に残っています。

 

 

ですが、いまは、

 

それ以上に己の力につながっているものは、

 

決して派手さも華々しさもない、

 

日常の稽古だということに思い至っています。

 

ときに愚直とも思うものですが、

 

ここにこそ確かな成長の種、源泉とも言えるものが

 

たくさんあると感じています。

 

自分たちの稽古が、人生をよく生きるということと、

 

とても長い時間でつながっていると分かり始めたのは

 

ここ最近のことかもしれません。

 

 

現代は、あらゆる面で多様性が容認される社会です。

 

きみはきみで、大事な個性、

 

あなたはあなたのままで良い。

 

これら耳ざわりのいい言葉が、

 

万能の指針となり得るわけではないのだと、

 

みなどこかで理解している。

 

 

よく言われるとおり、

 

自由とは、自らに由るということ。

 

これほどに難しいことはないのです。

 

このようななかで、個性の大切さと併せて、

 

個々人の特性に応じ、理想形はこうあるもの、

 

もしくは、こうあるべき、こうありたい、と、

 

真正面から伝えていくことの重要性も強く感じます。

 

 

新年度入りをきっかけに、

 

自分の目的をしっかりとおさえて、

 

また新しい取り組みを広げていきたいと、

 

改めて思っています。

 

よき出会いを。