9月7日 スリランカ紀行 シーギリヤ・ロックに登る① | 今日は何の日:連想ゲーム?底抜け脱線ゲーム?

今日は何の日:連想ゲーム?底抜け脱線ゲーム?

「今日の誕生日」ブログは終焉。
引き続き「今日」にまつわる事を書いていきます。

連想・妄想・混線・脱線は当たり前田のクラッカー♪

9月7日 (2013年)(2014年)(2017年)

 

昨日の北海道の大地震。

高齢一人暮らしの親を持つ道産子たちは実家の様子が心配だと思います。

 

携帯電話を持っていない函館の実家の母親。

いつものように実家の固定電話にかけて普通に通じました。

後から、停電なのに何故繋がったんだろ?という疑問が。

実は、実家の一部屋に昔ながらのダイヤル式黒電話が繋がっていたのです。電源のいらない黒電話に助けられました。

 

実家の様子は停電だけで、ガス・水道は使えるとのこと。

炊飯器が電気ではなくガスを使うタイプで、ご飯は炊けるので飢えることはなさそうです。

今日になって停電が解消されたとのことです。良かった・・。

 

被害の大きかった地域の生活が早く元に戻るといいですね。

時間はかかりそうだけど前を向くしかありません。

 

 

さて、スリランカ紀行。

前回は1泊目のホテルを紹介しました。

 

いよいよ世界遺産「シーギリヤ・ロック」へ向かいます。

1982年にスリランカ初の世界遺産として登録された必見ポイントです。

約200mの高さがある岩山です。

 

スリランカには6件の世界文化遺産と2件の世界自然遺産があります。

ちなみに日本の世界文化遺産は18件、世界自然遺産は4件。

日本のほうが数多く登録されていますが、日本の初登録は法隆寺・姫路城の1993年。スリランカの初登録はその11年も前の1982年。これはガラパゴス諸島など最初の世界遺産が決まった1978年のわずか4年後のこと。世界遺産への関心が極めて低かった日本とは対照的です。自国の宝を後世に残そうという意識が高いのかもしれませんね。

 

シーギリヤロックに近づくにつれて、観光客の多さに驚きます。

チケット販売所には長蛇の列。ツアーの利点はそんな状況でもガイドさんがチケットをすぐに用意してくれるところ。

 

まず立ち寄ったのがシーギリヤ博物館

シーギリヤの成り立ちや出土品のレプリカなどが展示されています。ここの創設に日本が寄与したことの証がありました。

福田康夫元首相の時代ですね。

 

477年、父親から王権を剥奪したカッサパ1世は弟による王位剥奪を恐れ、これまでの首都からシーギリヤへ遷都しました。その後シーギリヤは首都として発展し、即位7年後にシーギリヤロックの頂上に王宮を完成させました。

迫害を恐れ南インドに逃れていた弟は反撃に出て、495年にシーギリヤは陥落し、カッサパ1世は自害して首都は以前の地に戻されました。

その後、この地域は顧みられることなく月日は経過し、1875年、後で紹介するフレスコ画である「シーギリヤ・レディ」が発見され、注目されるようになりました。

 

そんな歴史のあるシーギリヤ。

およそ1000段と言われている階段を登って頂上を目指します。

 

現地人・観光客で大渋滞の階段。

老若男女、様々な国籍の人々が登っていきます。

 

 

日本の縦列に慣れているせいか、人を押しのけて登っていく人の多いことに驚きますよ。

 

ところどころに壁画の名残が見られます。

顔の部分の欠けた女性かな?

 

螺旋階段も登ります。

一方通行なので後には引き返せません。

 

気温は30℃越え。風が非常に強くて徐々に疲れてきました。

途中の光景は爽やかなんですがね。

 

まだまだ登ります。

 

ガイドさんがカメラをバッグに入れるように指示しました。

その先には・・・

 

撮影禁止の「シーギリヤ・レディ」の姿が!

警備員の目が非常に厳しく、隠し撮りも無理。

 

写真を拝借しました。

20メートルほどの長さの壁に、妖艶な美女が色鮮やかに描かれています。

 

カッサパ1世が天罰を恐れ父親への弔いの意味で描かせたとのことです。現存しているのは18人の美女たち。当初は500人もの美女が描かれていたそうですよ。

 

1500年前の壁画が色鮮やかに残っていることには驚愕します。

壁に漆喰を塗り、乾く前に石灰水に溶いた色素で描く「フレスコ画法」を用いています。乾いた後は滲みがなく保存に適した画法なんですよ。

 

壁画の対面には当時ピカピカに磨き上げられた壁があり、現在は「ミラーウォール」と呼ばれています。かつてはその壁に美女たちが映っていたらしいですが、その面影はありません。

 

大昔、ここを訪れて壁画に驚愕した人たちの詩が書きこまれているとのことですが、見つけられませんでした。

 

 

壁画の鑑賞を終え、少し開けた広場にたどり着きました。

「ライオンテラス」と呼ばれます。

こんな巨大な爪が!

かつては頭もあった巨大なライオン像だったらしいですよ。

 

もう頂上?あとは下るだけ?

と思いきや、目の前にはまだまだ絶壁の壁が!

ライオンの足の間にある階段を登り、頂上にある王宮の遺構にたどり着くことでシーギリヤ・ロック登頂完了になります。

 

 

次回に続きます。

ヨロシクね(*^ー^)ノ

 

 

 

ペタしてね