藤田真央 京都公演 モーツァルト ピアノ・ソナタ第3、4、5、13、17番 | 音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

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クラシック音楽の鑑賞日記や雑記です。
“たまにしか書かないけど日記”というタイトルでしたが、最近毎日のように書いているので変更しました。
敬愛する音楽評論家ロベルト・シューマン、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、吉田秀和の著作や翻訳に因んで名付けています。

藤田真央 モーツァルト ピアノ・ソナタ全曲演奏会

第5回(全5回) 記憶の糸を手繰り天国へ

 

【日時】

2023年2月4日(日) 開演 14:00 (開場 13:30)

 

【会場】

京都コンサートホール 小ホール(アンサンブルホールムラタ)

 

【演奏】

ピアノ:藤田真央

 

【プログラム】

モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第3番 変ロ長調 K.281

モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第4番 変ホ長調 K.282

モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第5番 ト長調 K.283

モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第13番 変ロ長調 K.333

モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第18(17)番 ニ長調 K.576

 

※アンコール

チャイコフスキー:「四季」 より 10月 「秋の歌」

 

 

 

 

 

好きなピアニスト、藤田真央のピアノリサイタルを聴きに行った。

彼の実演を聴くのはこれで10回目。

 

→ 1回目 2019年愛知公演

→ 2回目 2020年大阪公演

→ 3回目 2021年京都公演

→ 4回目 2021年関西フィル公演

→ 5回目 2021年モーツァルト第1回

→ 6回目 2021年モーツァルト第2回

→ 7回目 2022年大阪公演

→ 8回目 2022年モーツァルト第3回

→ 9回目 2022年モーツァルト第4回

 

今回は、モーツァルトのピアノ・ソナタ全曲演奏会シリーズの第5回である。

 

 

 

 

 

藤田真央のモーツァルトの素晴らしさについては、これまで散々書いてきて、これ以上新しいことはもう書けないが、以前にも聴いた第4番K.282(その記事はこちら)も相変わらず好調だったし、それ以外の曲も全ていつもの彼の優しい歌に溢れていた。

 

 

全5回にわたった彼のモーツァルトのピアノ・ソナタ全曲シリーズも、ついに終わりを迎えた。

全5回のうち、私が最も感銘を受けたのは、ピアノ・ソナタ第6番の演奏だった(その記事はこちら)。

あのカラリと快活に疾走するモーツァルトは私には理想的で、彼自身のCDを聴き直してもあの感銘の半分くらいしか蘇ってはこない、そんな特別なライヴ感があった。

ピアノ・ソナタ以外の曲目では、きらきら星変奏曲の演奏が印象的で(その記事はこちら)、理想的というよりは曲の新たな側面に気付かせてくれた。

 

 

終演後のトークも、モーツァルトシリーズ最終回とはいえ湿っぽくならないのが彼らしく、数年かけて準備してきたモーツァルトソナタ全曲シリーズが今度イギリスではたった5日で全て弾かされることとか、藤田家のある日の食卓で彼のお兄さんやお母さんが「“ムンクの叫び”って誰の絵だっけ、ダリだっけピカソだっけ」といった可笑しい会話を繰り広げたことなど、普段通りの他愛ない話で締めくくられた。

 

 

ところで、このあと2月26日23時より、テレビ番組「情熱大陸」で藤田真央が特集されるとのこと。

ファン必見である。

 

 

 

(画像はこちらのページよりお借りしました)

 

 


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