少し時間がたってしまったが、スイスで開催された、2018年ジュネーヴ国際音楽コンクールのピアノ部門(公式サイトはこちら)が、終わった。
これまで、ネット配信を聴いて(こちらのサイト)、感想を書いてきた。
とりわけ印象深かったピアニストについて、備忘録的に記載しておきたい。
ちなみに、2018年ジュネーヴコンクール(ピアノ部門)についてのこれまでの記事はこちら。
(2018年ジュネーヴ国際音楽コンクール(ピアノ部門) 出場者一覧)
(2018年ジュネーヴ国際音楽コンクール(ピアノ部門) 曲目発表)
Mr. Sung Ho YOO (22 y.o., South Korea)
陰影にはやや欠けるが、しっかり安定した技巧を持つスマート系ピアニスト。
シューマンのロマンスop.28-2、プロコフィエフのソナタ第6番あたりが印象的。
Mr. Dmitry SHISHKIN (26 y.o., Russian Federation)
洗練された華やかな技巧を持つヴィルトゥオーゾ。
プロコフィエフのエチュードop.4、ラフマニノフのソナタ第2番あたりが印象的。
Mr. Théo FOUCHENNERET (24 y.o., France)
技巧的な難はあるが、西欧らしいさわやかな歌心を持つピアニスト。
ヤナーチェクの「霧の中で」、バルトークのピアノ協奏曲第3番あたりが印象的。
以上のようなピアニストが、印象に残った。
今大会はセミファイナル以降しかネット配信されなかったこともあるが、魅力的と感じるピアニストが少なかったのが残念。
Tiffany POONやQi KONGらがセミファイナルに残っていればと惜しまれるが、1次・2次の演奏を聴いていないのでその当否は判断できない。
ジュネーヴコンクールも他のコンクールを見習って、1次予選から全てネット配信してほしいものである。
↑ ブログランキングに参加しています。もしよろしければ、クリックお願いいたします。